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田中がくBLOG



10日~11日にかけて、松山市で開催された、議長会フォーラムに参加して勉強をして来ました。


10日の午前7時45分に市役所を出発し、伊丹空港9時45分発の飛行機に乗り松山坊ちゃん空港に到着して、昼食を済ませたのち、松山市内にある「ひめぎんホール」へ向かい到着後13時から開会式を行いました。
全国市議会議長/関谷・下関市議会議長からの挨拶と地元の寺井・松山市議会議長の挨拶があり、13時20分から第1部の基調講演が行われました。
テーマ「地方自治の課題と議会のミッション」で、講師に前総務大臣/片山善博・慶應義塾大学法学部教授が約1時間ほどご自分の経験に基づき講演をして頂きました。

第2部では、14時45分からパネルディスカッションを「地方議会における政策形成の在り方について」で、コーディネーターが佐々木信夫・中央大学経済学部教授で、パネリストに江藤俊昭・山梨学院大学法学部教授と金井利之・東京大学公共政策大学院教授と坪井ゆづる・朝日新聞仙台総局長東北復興取材センター長そして、寺井・松山市議会議長の4名でした。
個人的な感想ですが、選挙の洗礼を受けていない大学教授や新聞記者たちは、机上の空論で好き勝手な事ばかり言われてますが、議員が会場内から質問をした事にに対して、全くと言っていいほど答えにならない答弁を繰り返していたのが、逆に印象的でした。
一つだけ具体例を挙げると、「投票率を上げるためには、議会基本条例を作り、市民の皆さんを公聴会に呼んで意見を聞けばいい」と何度も繰り返していたにもかかわらず、議員から「公聴会などは、要望ばかりになり予算権を持たない議員は、答えようが無く、酷いときには、能力が無いと言われます。また、同じ方が何度も来てクレーマーのようになっているのには、どうすればいいのか、具体的に教えて下さい」と質問をした時には、場内から大拍手が起き、答えは「そうならないようにすればよくて、参加者を指名するとかを考えては如何ですか」と間抜けな答えでした。
すべて悪いと言うわけでは、無いのですが少し不満を感じたパネルディスカッションでした。
その他、4名ほどの質疑応答をしたあと16時40分に終了し、次期開催地となる旭川市議会から挨拶があり、初日の予定が終了しました。



11日の今日は、午前9時から課題討議として「大震災における議会の役割」のテーマで、コーディネーターに牛山久仁彦・明治大学経済学部教授が、事例報告で平田・南相馬市議会議長と渡邊・名取市議会議長と伊藤・陸前高田市議会議長が、そして、コメンテーターに中邨章・明治大学名誉教授/日本自治体危機管理学会会長をお迎えして、11時まで行われました。
被災地の議長さん全員が口を揃えて言われていたのが、「政府の対応が遅すぎて復興が進まない」でした。
現地の生の声で、訴えられていたのが耳に残っています。
我々も、いつ起こるかわからない、東海・東南海・南海地震を考えるとけっして人ごとだと思っては、行けないと強よく思いました。
11時過ぎから、閉会式を行い11時30分から視察があり、バスで移動して昼食を済ませた後、東温市にある坊ちゃん劇場でミュージカル「幕末ガール」を約2時間ほど見学をして、終了後に松山坊ちゃん空港へ行き17時55分発の飛行機に乗り帰って来ました。
二日間タイトなスケジュールでしたが、今後の議員活動に対してとても参考になる内容でした。
さすが全国から2800名を超える議員が参加するだけのフォーラムだったので、来年も日程が合えば参加したいと思います。関係者の皆様ご苦労様でした。

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