3~4年前にかいたものです
一度ブログにもアップしてます
最近は、夜食事のあとTVを見ながら
寝てしまい
絵がかけません
ちょっと楽するため
過去の絵に再登場してもらいました
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私がまだ小学生の頃
50年近い昔
家の山に茶と、蕎麦を作ってました
それは出荷するものでなく
自分の家で使うためです
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主に祖母が、家から1時間近く歩いて
山を登り、手入れから収穫までを行っていました
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小さな、身体に背負い籠
今から考えると
あの身体の何処にそんなパワーがあったのだろう
今でも不思議だ
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さて初夏に手でつんだ新茶は
家に持ち帰り ゴミなどを除いたあと
かまどで蒸したような 記憶がある
それをむしろの上に広げ、手で揉む
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最後に、陰干しして自家製新茶の出来上がり
だったと
思う
何しろ50年近く前のことで
記憶も曖昧だ
手もみは私も手伝わされていたので
覚えている
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今、TVドラマで武田鉄矢さんの
やってるそのまんま
もちろん祖母のもんだ茶は
無骨で、較べようも無いが
なつかしい
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そばは
収穫後 石臼で粉に引く
年末の餅つきのあと
使った板のうえで
粉に水を加え(井戸の水だ)
練っていく
ほとんどの作業を祖母が一人で行った
かなり力を必要とするはずだが
祖母は特に力みも無く
淡々とその作業をこなした
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そして粉を練り終わると
麺棒で伸ばす
これも祖母はあざやかな
手つきで何の迷いも無く
打ち粉をし
生地を薄くのばしていった
そうして
そば粉100%のつなぎなし
自家製蕎麦が出来上がる
そば粉100%の麺は
くろぐろしている
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自家製のだしで
この蕎麦をいただく
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箸でつまむと
ぼろぼろと切れる
つなぎ無しだからだ
最後は、麺をすするというより
切れた麺を
かき込む食べ方になってしまう
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祖父の友人なども加わり
にぎやかな年末のひと時
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今でも、あの蕎麦の味が
頭の中のどこかに残っている
私が麺好きなのは
その味を探しているのでは
ないか
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多めに作った蕎麦は
その蕎麦を入れるだけのために作った
竹で編んだ籠にいれ
母の実家に祖父が届けた
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自家製の茶、蕎麦、味噌、醤油
いろいろなものを、家で作っていた
当時は、それが至極当たり前のことと
思っていた
貧しい家庭だったが
今思うと
なんと贅沢で、豊かなことだったか
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TVに出てくる茶畑を見ながら
ちょっと昔を懐かしみました
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最近、昔のことを懐かしんでます
だんだん年をとってます
クリッ区お願いいたします