嫁から、
古い本や雑誌を処分するようにとの指令が出た
「あんたも断舎利せなやろ!」
仕方なく書棚の古い本を選んでいる(ふりをしてる)と
野口悠紀雄著・続「超」整理法・時間編(中公新書)
なるものが目に付いた
おおこれベストセラーだったな
とページをめくっていると
文中「新しい技術を用いるルールを」で
先生は携帯電話の使い方の心配をされている
「日本ではまだ人前での使用は抑制されている。しかしそのルールも崩れつつある。新幹線では、『使用はデッキで』というアナウスを無視して、座席で使う人が出はじめた。私は新幹線の車内を動く書斎と考えているので、迷惑この上ない。混んだ電車の中でも使う人が出はじめた。電話は通常の会話より声が大きく、かつ高くなりがちだから、非常に気になる。今はビジネスユースが中心だからまだよいが、もっと安価に利用できるようになって若者が使いはじめると、心配だ。いまのうちに、使い方の社会的ルールを確立する必要がある。少なくとも、『人前では話すのは恥ずかしいことだ』という観念を一般化する必要がある」
野口悠紀雄著・続「超」整理法・時間編(中公新書)より
その通り、先生が15年以上前にご心配された通りになりましたなぁ
今は、一時のマナーのひどさは改善され、
新幹線の座席や電車の車内では、さすがに使う人は見なくなったようだが、
もう「どこでも、いつでも、あたりかまわず携帯電話」の状態だ
先日は、博多の大きな書店で
「品のよい服を着こなした、美人で上品そう」な「博多の若奥様」風の女性が、
静かな店内に響き渡る大きな声で携帯をはじめた
しかも、俺が見たいパソコン雑誌の棚のまん前につ立ったまま
周りの人の迷惑を顧みず、7分間も大声でしゃべりっぱなし
もうこうなれば、「博多の若奥様」ではなく
「博多のバカ奥様」ですなぁ~
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俺は、携帯に
「魂だけは抜かれない」ようにしようーっと(笑)
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