気ままぶらぶら

世間の片隅に住む、おじーさんのブログです。 嫁とのバトル、絵手紙紹介、ランチの紹介などジャンルは無節操。

博多の若奥様?

2011年05月13日 | etegami

2008218

嫁から、

古い本や雑誌を処分するようにとの指令が出た

「あんたも断舎利せなやろ!」

仕方なく書棚の古い本を選んでいる(ふりをしてる)と

野口悠紀雄著・続「超」整理法・時間編(中公新書)

なるものが目に付いた

おおこれベストセラーだったな

とページをめくっていると

文中「新しい技術を用いるルールを」で

先生は携帯電話の使い方の心配をされている

「日本ではまだ人前での使用は抑制されている。しかしそのルールも崩れつつある。新幹線では、『使用はデッキで』というアナウスを無視して、座席で使う人が出はじめた。私は新幹線の車内を動く書斎と考えているので、迷惑この上ない。混んだ電車の中でも使う人が出はじめた。電話は通常の会話より声が大きく、かつ高くなりがちだから、非常に気になる。今はビジネスユースが中心だからまだよいが、もっと安価に利用できるようになって若者が使いはじめると、心配だ。いまのうちに、使い方の社会的ルールを確立する必要がある。少なくとも、『人前では話すのは恥ずかしいことだ』という観念を一般化する必要がある」

野口悠紀雄著・続「超」整理法・時間編(中公新書)より

その通り、先生が15年以上前にご心配された通りになりましたなぁ

今は、一時のマナーのひどさは改善され、

新幹線の座席や電車の車内では、さすがに使う人は見なくなったようだが、

もう「どこでも、いつでも、あたりかまわず携帯電話」の状態だ

先日は、博多の大きな書店で

「品のよい服を着こなした、美人で上品そう」な「博多の若奥様」風の女性が、

静かな店内に響き渡る大きな声で携帯をはじめた

しかも、俺が見たいパソコン雑誌の棚のまん前につ立ったまま

周りの人の迷惑を顧みず、7分間も大声でしゃべりっぱなし

もうこうなれば、「博多の若奥様」ではなく

「博多のバカ奥様」ですなぁ~

俺は、携帯に

「魂だけは抜かれない」ようにしようーっと(笑)