わしが住む町は、ご多分に漏れず「超高齢化」な自治体。
町を始めボランティア団体が、
高齢者を少しでも家の外に連れ出そうと、いろいろな取り組みを行っている。
わしも最近「シニア向け」のカルチャークラブに入会した。
来年の春まで全7回の講座が予定されている。
ガーデニングや絵画もあり、興味をそそられる。
入会条件は、「町の住民で65歳以上」
条件は満たして居るのでさっそく入会した。
で、今週開催の第二回講座は「ミニおせち」を作る料理教室だ。
初回を欠席したので万難を排してでも、今回は参加せないかんばい!
エプロン、三角巾、ゴム手袋などを持っていざ会場へ。
手続きをすませ、いよいよ部屋の中に!
意気揚々と扉を開ける。
と、そこにはとんでもない光景が!
女性、女性、女性。
40名近くいるメンバーでなんと男性はわし一人ではないか!
うううっつ! おばさまパワーに足が引けたが、なんとか部屋の中に入る。
開始時間はるかに前なのに、すでに道具を洗ったり材料を切ったりして
部屋の中は、賑やかな声に満ち溢れている。
ただわしは、誰からも声をかけられず、何をしていいのかもわからない(;^_^A
これはもうわしの居場所などないばい(;^_^A(;^_^A
三角巾をして、カフェエプロンなどを巻き、使い捨てのゴム手袋をはめ
あの人気ドラマ(木曜9時)の「第二助手」のように両手を胸の前にそろえ
たたずむだけのわしであった。
(次回に続く)