丹 善人の世界

きわめて個人的な思い出話や、家族知人には見せられない内容を書いていこうと思っています。

昭和天皇との接近遭遇

2009年12月01日 | 個人史
東京人なら皇室の人と出会う機会はあるかもしれない。軽井沢とか伊豆とかそういう皇室がよく出かける所の住人も出会う可能性があるかもしれないが、京都以外の関西人が出会う機会は滅多にない。
そんな場所にあって、偶然にも昭和天皇を目の前に見た。

何時の時かは覚えていない。国際見本市を見に出かけた。
今なら大阪ならインテックスなんていう場所でやっているのだが、当時は朝潮橋にある見本市会場で開かれていた。
だだっ広い会場で、いくつもの分かれた建物があって回るのだが、1館だけが道路を挟んだ反対側にあって、向かい側とは道路をまたぐ歩道橋でつながっているだけだった。

で、いろいろ会場を巡って、その1館だけ離れた会場に行った時、急に様子がものものしくなる。なんとその日に昭和天皇夫妻が見本市を見に来ることになっていたとか。で、警備の都合上、いろいろな制約がつけられ、なんとその1館だけ離れた会場に渡る歩道橋が通行止めになってしまった。つまりその会場に渡った人は二度と元の場所に戻れないことに。
しかし、その1館離れた会場の前の道路に天皇が乗ってきた車が到着すると言うことで、一番近くで目にすることができるという特典もあったり。

ということで、もう元の会場には戻れないのを承知で、反対側の道路から昭和天皇の到着を見ることが出来た。スターにあったようなノリで、手を振ったら手を振り替えしてくれた。

で、その会場側の出口から外に出て後は帰るだけとなる。
逆に言えば、天皇がやってきたおかげで国際見本市を中途半端に見ることになってしまったのだが。


余談ながら接近遭遇と言えば、当時のアメリカ大統領レーガンが大阪に来た時、たまたま大阪市内にいて、特別車がすぐ近くを通るのに出くわしたことも。