ひびこれこうじつ

とりとめなく、日々の覚書です。

ベートーベン ソナタ20番

2020-08-01 09:05:58 | art
ピアノ発表会
もういいかげん、数えるのもめんどうになってきたピアノの発表会。
今回の曲は、ベートーヴェンのソナタ20番。
弟子の練習用として書かれたんだそうで、初心者向けとしてメジャーな曲。
レッスンを再開する前に、
「なんとか弾けないものだろうか」
と、チャレンジして、たどたどしく弾けていた。
本当は4月の発表会でモーツアルトのロンドを引く予定がコロナで流れ、今回、短めのスパンで弾ける曲として、改めてチャレンジすることに。
って言っても、4ヶ月かかったんだなあ……。

わりとノリノリで弾けて、
「この曲、合ってると思いますよ」
と、先生に言われて気を良くしたものの、少し余裕が出てきたところで、直前に自分の曲を録音したのを聞いて、
「うわー、わたしの弾き方、雑だ……」
と気づき、深く反省して路線を変更したら、
「勢いがなくなっちゃいましたね?」
と、先生を悩ませた。

でもこのこの過程で、
「途中でフリーズしないように、そしてできれば少しでも間違わないように」
というところから始まったピアノが、
「もう少し、こういう風に弾けたらいいね」
という雰囲気の模倣を通過し、今回は、
「ここはこういう気分だな」
と、ちょっとだけ曲が自分の側に寄り添ってくれる感覚を掴んだ気がする。

しかし、相変わらず、小中学生がメキメキと腕を上げ、私の頭を踏み越えていく(笑)
この違いは何なんだろうと思うけれど、でも才能のある子たちが努力して、すくすくと伸びていくのを見るのは楽しい。

今回のできはまあまあ。
タッチを柔らかくすることに全神経を注いでいたら、会場のピアノが硬くて、かなり引きづらかった。覚えておこう。