いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

六義園 その1:藤代峠からの展望

2007-12-08 15:28:05 | 散策
先日、単独撮影モードで撮影していると、ニコンF80Dのシャッターがバシッ、バシと切られ連続撮影モードのような状態になりました。現像したフイルムを確認すると、その駒は真っ白で何も写っていません。

24枚撮りフイルムの6枚が未撮影の駒になっていました。インフルエンザに襲われ高熱をだして入院する前触れの風邪とも考えられます。愛しいF80Dをカメラ・ドックに入れることに決めました。

しかし、千葉市から最寄りのニコン・サービスセンターは銀座です。ドックインだけで出向いたのでは時間と費用が勿体ない。思案する日が続いていました。
そんな迷神(まよいがみ)に憑かれている時、紅葉のライトアップを始めた六義園(りくぎえん)の写真が新聞に掲載されたのです。

そうだ、六義園は、さわやか散策(年3回開催)の候補にも挙がっている。風邪気味のF80Dを六義園散策でチエックしてから銀座へ戻れば費用対効果がある。駒込まで足を延ばしたのは、11月17日の大安でした。

JR駒込駅を出ると、直ぐ左側に六義園の染井門が見えます。65歳以上のシニア料金150円を支払い、千里場(馬場跡)、しだれ桜の大木がある内庭大門(ないていだいもん)、滝見の茶屋を経て吹上茶屋へ向かいました。

染井門から滝見の茶屋までの散策では、80回シャッターを切りました。
普段どおりの調子なので、一安心して、一回目のフイルム交換を終えます。吹上茶屋から白鷗橋を渡り、藤代峠(ふじしろとうげ)の下へ出ます。藤代峠の頂上へ登ると、素晴しい展望が開けていました(写真)。

標高35mの藤代峠は、園内で一番高い築山、その頂は富士見山と呼ばれ、紀州(現和歌山)にある藤代峠の名にあやかっているようです。その名を汚さない展望が控えていました。

頂上からは、池中の中島に造られた妹山・背山(いもやま・せやま)と呼ばれる築山、その後ろには出汐の湊(でしおのみなと)周辺が展望できます。中島の左側に見える橋、田鶴橋は閉鎖されているので、中島へは入れません。

六義園内はどこもかしこも手入れが行き届いています。田鶴橋付近の盆栽の中からススキが顔を出しており、冬遠からじ、を感じさせる風情に隠し味を利かせていました。

六義園を1周して、12時30分頃入園した染井門へ戻ると、ボランティアガイドが案内版の前でオリエンテーションをしています。午後のガイドは2時から始まるので、おおよそ90分間に及ぶ六義園の撮影で4回フイルム交換をしました。F80Dは、連続撮影モード風邪もなく健康そのものでした。

元気印が気に入ったアングルにピントを合わせ、シャッターを開閉してフイルムを給送するシークェンス作業の繰り返しは重労働です。それを素早くやらないと「シャッターチャンスを逃がしたではないか」と文句をいわれ、しかも、くたくたになるまでこき使われる。風邪をひく暇なんかない、と何時も抗議するF80Dなのです。これでは、サービスステーションでドックイン費用が数万円になりますと説明されても拒否する術はありません。繁華街には夜のネオンが点灯され、これから活気ずく銀座を尻目に、家路に就きました。

藤代峠からの展望(写真)、吹上茶屋を背景にした紅葉、白鷗橋から吹上茶屋へ向かう小路にある黄葉したイチョウ、藤浪橋を過ぎ対岸の蛛道(さかかにみち)周りで池の水面に紅黄葉した落葉が絨毯のように敷き詰められ浮いるスナップなど、納得のいく写真が撮れました。

愛しいF80Dは、1週間後にドックを終えて元気印のもとへ戻り、明日からの酷使に供えているようです。







コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする