吹上茶屋から藤代峠へは、白鷗橋を渡って行きます。
イチョウを過ぎた所に、吹上茶屋を背景にした写真を撮った探勝ポイントがあります。このポイントと庭内八十八境(景)とは必ずしも一致していないようです。
紅葉に囲まれて静かに佇む吹上茶屋をフイルムに収め上機嫌になり、白鷗橋の先にある藤代峠から展望する未知の情景に心を奪われてしまい、イチョウの下を素通りして橋の中ほどまで来ると、背後で「わあ~、きれい」と感嘆する女性の声が聴こえます。ちょいと振り返ると、この景観があったのです。
それまでは、三歩あるくと自分の鳴き声を忘れてしまうニワトリに似通った精神状態だったのでしょう。それを知っているニコンF80Dは、ファインダーを覗いてシャッターチャンスを狙っている間も、クスクス笑をしてボデイを震わせ、意地悪をするのでした。
イチョウの手前を右折する道は、つつじの古木材を用いて建てられた「つつじ茶屋」を経て、左の道に戻ってきます。途中の枝道に入らず、道なりに紅葉狩をしていると、吹上峯を一周してイチョウと再会します。
イチョウを観ている白鷗橋から「つつじ茶屋」へ行く道沿いに造られた、小川のように細長く続いている池が剡渓流(せんけいのながれ)上流に当たるのでしょう。「つつじ茶屋」から染井門へ出る道があります。その道に沿って造られた細長い池は、剡渓流の下流となり山陰橋から藤浪橋、渡月橋(とげつきょう)を経由して中央池に繋がっています。細長池の対岸に藤代峠、蛛道(ささかにのみち)があります。
剡渓流、六義園八十八境(景)、藤代峠、蛛道は、その3に書きましたので、立ち読みしてください。
イチョウを過ぎた所に、吹上茶屋を背景にした写真を撮った探勝ポイントがあります。このポイントと庭内八十八境(景)とは必ずしも一致していないようです。
紅葉に囲まれて静かに佇む吹上茶屋をフイルムに収め上機嫌になり、白鷗橋の先にある藤代峠から展望する未知の情景に心を奪われてしまい、イチョウの下を素通りして橋の中ほどまで来ると、背後で「わあ~、きれい」と感嘆する女性の声が聴こえます。ちょいと振り返ると、この景観があったのです。
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それまでは、三歩あるくと自分の鳴き声を忘れてしまうニワトリに似通った精神状態だったのでしょう。それを知っているニコンF80Dは、ファインダーを覗いてシャッターチャンスを狙っている間も、クスクス笑をしてボデイを震わせ、意地悪をするのでした。
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イチョウの手前を右折する道は、つつじの古木材を用いて建てられた「つつじ茶屋」を経て、左の道に戻ってきます。途中の枝道に入らず、道なりに紅葉狩をしていると、吹上峯を一周してイチョウと再会します。
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イチョウを観ている白鷗橋から「つつじ茶屋」へ行く道沿いに造られた、小川のように細長く続いている池が剡渓流(せんけいのながれ)上流に当たるのでしょう。「つつじ茶屋」から染井門へ出る道があります。その道に沿って造られた細長い池は、剡渓流の下流となり山陰橋から藤浪橋、渡月橋(とげつきょう)を経由して中央池に繋がっています。細長池の対岸に藤代峠、蛛道(ささかにのみち)があります。
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剡渓流、六義園八十八境(景)、藤代峠、蛛道は、その3に書きましたので、立ち読みしてください。
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