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灯台下暗しです。
千葉から不忍池(上野)、六義園(駒込)、染井霊園(駒込)まで遠出をしての桜巡り。
自宅から車で20分ほど走るところに素晴しい花見所、川村記念美術館があったのです。
美術館敷地は、①自然散策 ②白鳥池畔 ③アート広場 ④お花畑 ⑤美術館 ⑥会社施設(研究所、テニスコート、多目的的グランド)のエリアがあり、①~④は自由に出入りができます。
⑤は有料で公開していますが ⑥は社員専用になっています。
正面入口の右手にレストラン・ショップがあり、白鳥池を見ながら直進するとアート広場にでます。その途中から自然散策路へ入る小路があり、4月5日でもカタクリが紫色の花を咲かせていました。
散策林に生息している植物名を記入した手札判大の銘板が散策路の左右に設けられているので、植物音痴の元気印は大助かりです。この銘板は、敷地内に生育している植物全般に亘っているので、散策をしながら、名前を知らない見慣れた花や木たちと友達にしてくれます。
レストラン・ショップの前にある透明な箱に、「池廻りの植栽一覧表」が入っています。それには、1~50の番号と名称、学名、科・属、分布、草丈、花期、特徴が書き込まれています。散策中に番号札のある植栽に出会ったら、一覧表の番号と照合してみるのも楽しいことです。
例えば、クリスマス・ローズはリスト5にあります。
学名はHelleborous nige、キンポウゲ科ヘレボルス属のヨーロッパから西アジアに分布する、草丈は20~60cmに生育する、12月から3月を花期としている。葉は長い葉柄をもつ楕円形、縁にはギザギザがあり、鳥足状に深くさけている特徴があります。
クリスマス・ローズの説明を読むだけで、これだけの情報が得られます。
名前を知らない花に出合うと、先ずその花を撮影してから名前を調べる。これが元気印流のやり方です。一方、かみさんは、「チューリップ2007」を開催しているギャラリーに入り出入り口の扉をあけて、「さっきの花の名前、ここで聴いてみたら」と促します。
家の庭先に咲いているチューリップを全国から探し出して自ら撮影し、それをパネルにして展示会を開催している方に、帰宅してから調べる積りでいた花をデジカメのモニターで見てもらうと、濃紺色の花はムスカリ、横に咲いているクリスマス・ローズが4月に咲いているのは珍しいと、教えてくれたのです。デジカメの即戦力を認知させられる体験になりました。
広場の中央にポツ~ンと立っているブロンズの彫刻(写真)が、黒い背景のようになっている林の中から見えるようになると、散策路を通り抜けて広場へ出ます。
散策路出口の左右には、群生する菜の花が咲き誇っています。ブロンズ後方で黄色い帯状になっているのが菜の花、満開直前の八重桜が左奥で白い花を咲かせています。
さて、ブロンズ彫刻の正体が気になります。
「ヘンリー・ムーア ブロンズの形態 1985年 ブロンズ」と鋳ぬかれた銘板が、彫刻の手前に埋め込んでありました。
「ブロンズの形態」と題されたこの彫刻の表情は百面相です。
ブロンズ彫刻を1周しながら撮影した数枚の写真を孫娘に見せて、
「これ、何に見える?」
暫く考える孫娘でしたが、
「蛙、ケロヨン
、ケロヨンちゃんでしょう、これ」
そう言って、掲載した写真を指差したのです。
ケロヨンをプレスして平たい蛙にしたら、ど根性ガエル・ピヨン吉に変身するだろうか。
ケロヨンがTVに登場したのが昭和41(1966)年11月21日、ど根性ガエルが週間少年ジャンプに登場したのは、ケロヨンが放映されてから4年後です。ピヨン吉は、ケロヨンは後輩ですから、ケロヨンはピヨン吉に変身できるでしょう。
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ケロヨンの右目は八重桜を、左目が足元を見つめているように見えるポイントがあり、落語の二人羽織(ににん・ばおり)と左右独立して動くケロヨンの目線とが酷似しています。
ブロンズ彫刻が落語芸を連想させるポイントは、何方かが探す時の楽しみに残しておきます。
ところで、日本で最も知名度の高いパブリックアートは、岡本太郎の「太陽の塔」と言われています。不特定多数の人びとが同時に体験することが出来る日常空間の中にある芸術作品がパブリックアートであり、世界中に多数設置されているヘンリー・ムーアのブロンズ作りの抽象的なモニュメントはパブリックアートされている。そして、ムーアは20世紀のイギリスを代表する芸術家、彫刻家であると解説されています。
ボケ封じ観音さまが断言します。
「世界的に著名なムーアの彫刻からケロヨンを連想する軟らかい発想。6年生になったばかりの孫娘だからケロヨンが生まれた。ムーアを知っている大人には、ケロヨンなんて思いつきもしないでしょうね」
ちなみに、川村記念美術館には、ルネヴイル(フランク・ステラ)、朱甲面(清水久兵衛)、無題(ジョエル・シャピロ)、緑(佐藤忠良)のパブリックアートが野外展示されているとの説明がなされていますが、ヘンリー・ムーア(ブロンズの形態)には一言も触れられていません。
しかし、川村記念美術館にあるパブリックアートで、鑑賞者を最も魅了するのは、ムーアの「ブロンズの形態」、そう、蛙のケロヨンです。
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盆地の底のように造営したお花畑から眺めた横並びの白木蓮は見事ですが、花の盛りを過ぎてしまい、地面に落ちた花弁を踏みつけるだけの散策になります。
枝垂れ桜は今が見頃で、お花畑からの眺め、東屋方向からの展望が好きになりました。午前中の太陽光が写真撮影に最適です。週末に人物なしの撮影を狙うのであれば、入園できる9時から30分間でしょう。
また、研究所の出入門からアート広場へ降りる周辺の桜並木も撮影ポイントになっており、鑑賞者が絶えません。広場の菜の花の撮影も昼前の太陽光が最適のようです。
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千葉から不忍池(上野)、六義園(駒込)、染井霊園(駒込)まで遠出をしての桜巡り。
自宅から車で20分ほど走るところに素晴しい花見所、川村記念美術館があったのです。
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美術館敷地は、①自然散策 ②白鳥池畔 ③アート広場 ④お花畑 ⑤美術館 ⑥会社施設(研究所、テニスコート、多目的的グランド)のエリアがあり、①~④は自由に出入りができます。
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正面入口の右手にレストラン・ショップがあり、白鳥池を見ながら直進するとアート広場にでます。その途中から自然散策路へ入る小路があり、4月5日でもカタクリが紫色の花を咲かせていました。
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散策林に生息している植物名を記入した手札判大の銘板が散策路の左右に設けられているので、植物音痴の元気印は大助かりです。この銘板は、敷地内に生育している植物全般に亘っているので、散策をしながら、名前を知らない見慣れた花や木たちと友達にしてくれます。
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レストラン・ショップの前にある透明な箱に、「池廻りの植栽一覧表」が入っています。それには、1~50の番号と名称、学名、科・属、分布、草丈、花期、特徴が書き込まれています。散策中に番号札のある植栽に出会ったら、一覧表の番号と照合してみるのも楽しいことです。
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例えば、クリスマス・ローズはリスト5にあります。
学名はHelleborous nige、キンポウゲ科ヘレボルス属のヨーロッパから西アジアに分布する、草丈は20~60cmに生育する、12月から3月を花期としている。葉は長い葉柄をもつ楕円形、縁にはギザギザがあり、鳥足状に深くさけている特徴があります。
クリスマス・ローズの説明を読むだけで、これだけの情報が得られます。
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名前を知らない花に出合うと、先ずその花を撮影してから名前を調べる。これが元気印流のやり方です。一方、かみさんは、「チューリップ2007」を開催しているギャラリーに入り出入り口の扉をあけて、「さっきの花の名前、ここで聴いてみたら」と促します。
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家の庭先に咲いているチューリップを全国から探し出して自ら撮影し、それをパネルにして展示会を開催している方に、帰宅してから調べる積りでいた花をデジカメのモニターで見てもらうと、濃紺色の花はムスカリ、横に咲いているクリスマス・ローズが4月に咲いているのは珍しいと、教えてくれたのです。デジカメの即戦力を認知させられる体験になりました。
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広場の中央にポツ~ンと立っているブロンズの彫刻(写真)が、黒い背景のようになっている林の中から見えるようになると、散策路を通り抜けて広場へ出ます。
散策路出口の左右には、群生する菜の花が咲き誇っています。ブロンズ後方で黄色い帯状になっているのが菜の花、満開直前の八重桜が左奥で白い花を咲かせています。
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さて、ブロンズ彫刻の正体が気になります。
「ヘンリー・ムーア ブロンズの形態 1985年 ブロンズ」と鋳ぬかれた銘板が、彫刻の手前に埋め込んでありました。
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「ブロンズの形態」と題されたこの彫刻の表情は百面相です。
ブロンズ彫刻を1周しながら撮影した数枚の写真を孫娘に見せて、
「これ、何に見える?」
暫く考える孫娘でしたが、
「蛙、ケロヨン
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そう言って、掲載した写真を指差したのです。
ケロヨンをプレスして平たい蛙にしたら、ど根性ガエル・ピヨン吉に変身するだろうか。
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ケロヨンがTVに登場したのが昭和41(1966)年11月21日、ど根性ガエルが週間少年ジャンプに登場したのは、ケロヨンが放映されてから4年後です。ピヨン吉は、ケロヨンは後輩ですから、ケロヨンはピヨン吉に変身できるでしょう。
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ケロヨンの右目は八重桜を、左目が足元を見つめているように見えるポイントがあり、落語の二人羽織(ににん・ばおり)と左右独立して動くケロヨンの目線とが酷似しています。
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ブロンズ彫刻が落語芸を連想させるポイントは、何方かが探す時の楽しみに残しておきます。
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ところで、日本で最も知名度の高いパブリックアートは、岡本太郎の「太陽の塔」と言われています。不特定多数の人びとが同時に体験することが出来る日常空間の中にある芸術作品がパブリックアートであり、世界中に多数設置されているヘンリー・ムーアのブロンズ作りの抽象的なモニュメントはパブリックアートされている。そして、ムーアは20世紀のイギリスを代表する芸術家、彫刻家であると解説されています。
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ボケ封じ観音さまが断言します。
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「世界的に著名なムーアの彫刻からケロヨンを連想する軟らかい発想。6年生になったばかりの孫娘だからケロヨンが生まれた。ムーアを知っている大人には、ケロヨンなんて思いつきもしないでしょうね」
ちなみに、川村記念美術館には、ルネヴイル(フランク・ステラ)、朱甲面(清水久兵衛)、無題(ジョエル・シャピロ)、緑(佐藤忠良)のパブリックアートが野外展示されているとの説明がなされていますが、ヘンリー・ムーア(ブロンズの形態)には一言も触れられていません。
しかし、川村記念美術館にあるパブリックアートで、鑑賞者を最も魅了するのは、ムーアの「ブロンズの形態」、そう、蛙のケロヨンです。
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盆地の底のように造営したお花畑から眺めた横並びの白木蓮は見事ですが、花の盛りを過ぎてしまい、地面に落ちた花弁を踏みつけるだけの散策になります。
枝垂れ桜は今が見頃で、お花畑からの眺め、東屋方向からの展望が好きになりました。午前中の太陽光が写真撮影に最適です。週末に人物なしの撮影を狙うのであれば、入園できる9時から30分間でしょう。
また、研究所の出入門からアート広場へ降りる周辺の桜並木も撮影ポイントになっており、鑑賞者が絶えません。広場の菜の花の撮影も昼前の太陽光が最適のようです。
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