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シニアの仲間入りをしてからの健康管理は年1回、千葉市基本検診を受診して行っています。それまでは、1泊人間ドックで仕事の骨休めを兼ねて受診していたました。
どちらも、異常項目の有無を記入した診断書を1週間以上経ってから郵送されてくるだけで、診断結果についての医師面談は皆無でした。
千葉市基本検診には、移動型と外来型があって、定年直後は前者を選択していたのですが、地元では好評なクリニックが車で7~8分の所にあり、昨年から後者に切り替えました。
ところで、医療崩壊政策を打ち出して推進していることの自覚症状がない厚生労働省(以下、厚労省)は、特定健診制度を導入し、4月1日から施行されました。
政府・与党医療改革協議会が、平成17(2005)年12月1日に決めた「医療制度改革大綱」の数値目標を基準にして、メタボリック・シンドローム(内臓脂肪型肥満:メタボ)の診断基準を設定しています。
それによれば、腹囲が男性85cm、女性90cm以上で、①血圧130/85mmHg 以上 ②中性脂肪150mg/dL以上、またはHDLc40mg/dL未満 ③血糖110mg/dL 以上の内2項目以上該当するとメタボであると認定され、医師は受診者に保健指導を行うように義務づけています。
この基準は、日本肥満学会が平成17年に設定したものです。他方、国際糖尿病連合が作成した世界統一診断基準よりも優れているとされる診断基準があります。
それでは、①腹囲が男性90cm、女性80cm以上 ②血圧130/85mmHg 以上 ③中性脂肪150mg/dL以上、④HDLc 男性40mg/dL、女性50mg/dL未満 ⑤血糖100mg/dL 以上 の内3項目以上に該当する人がメタボと診断します。
しかし、アメリカ糖尿病学会とヨーロッパ糖尿病学会は、どの診断基準も問題であり、人びとにメタボというレッテルを貼ってはいけない、との共同声明を発表しているようです。
そういう流れの中で、厚労省は特定健診制度の導入を決め、4月から法律が施行されているのです。その理由は、メタボとその予備軍は約二千万人であるとの試算を行い、平成24年度末までに10%減、27年度末までに27%減とする目標を立てたからです。この制度の対象者は、40歳から74歳までの中高年保険加入者です。
しかし、二千万人とした試算の根拠は曖昧ですし、2兆円の医療費を削減することがその本音であり、医療費は削減すべしとする厚労省の基本目標を達成するために、もっともらしい机上の空論を展開していると、指摘する専門家もいます。
4月から施行された特定健診制度について、TV局の街頭インタビューを受けた中年サラリーマンは「お節介をやくな」と憤慨していました。
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厚生年金制度設計の基準となる合計特殊出生率でさえ、自省に都合の良い数値を採用して直ぐに化けの皮が剥がれても、言葉遊び論法で煙に巻く才能はピカイチです。
医師過剰をアドバルーンに掲げて医療改革もどき政策を進めてきた挙句の果てが医療崩壊です。社会保険庁の不祥事すら監督責任を放棄して馬耳東風の厚労省ですから、次なる新政策もどきを企んでいるのでしょう。
個人情報保護法が施行され、法の定めた真意とは違った理解をしている人が多く、地域社会のコミユニケーションを阻害している社会風潮と同じになる恐れがあります。メタボ予備軍と認定された人たちとその家族及び非対象者は、腹囲測定値だけでメタボ認定をしないことです。医院や病院は歯止めを掛けた制度運用を担うことが肝心なのです。
さて、千葉市基本健診を受診して1週間後、結果確認のためクリニックへ行きました。
基本健診を担当した医師との面談では、①心臓に脂肪が付き初めている ②起床後の血糖が140以上あり、この数値が2回以上でると糖尿病である ③眼底検査で気になることがあるので眼科医の診断を受けるようにと、写真の裏に眼底の状態をメモ書きしてくれたのです。
面談の終わりに、1日40分間歩くことで血糖は140以下に落ちるし、3~4ヶ月毎に定期健診をするようにアドバイスしてくれたのです。基本健診の結果は昨年と同じでしたから、メタボ健診と指導が医師に義務付けられ、その対応が病院の評価に連動している特定健診制度導入のメリットです。
このように、受診者と対話をしながら診察する医療へ、ほんの少しですが、医療関係者が舵取りを初めだしたことは朗報です。
ちなみに、アメリカでは、初診40分、再診20~30分は当たり前であり、医療費節減だけに目が向いている厚労省の医療政策が現在の医療崩壊を引き起こしていると、日野原重明医師は講演会で明言していました。厚労省の医療改革方針を実直に受け入れ実行している日本の医師にも責任の一端があると、反省もしていましたが。
受診者の健康維持と促進に医師が専門的指導をする。このような医療の基本責務を医師が果たす気運が強くなることは、歓迎すべき現象です。
そこで、運動不足がもたらす健康障害を乗り越える医師との約束を実行するには・・・。
1日40分歩くにはどうするか。
これまでの生活習慣の中に、どうやって歩く時間を作り出すか。実は、これが問題でした。
「通勤時間内にその時間を作れば、簡単でしょう。バス停をふたつ先にすると15分は歩けます。往復で30分になりますね。バスを降りて職場までは往復30分歩いているんですよ」
ボケ封じ観音さまの呟きです。
自宅前のバス停を飛ばしふたつ先にしても待ち時間があります。もうひとつ先のバス停を利用すると徒歩時間が延びて、且つ、運賃が20円安くなることも分かってきました。
乗るバス停を替えるだけの単純な発想転換は、降りるバス停も替えました。
今まで利用していたひとつ手前のバス停で降りると、勤務先まで一直線に伸びている道路で行けたのです。これで、帰りのバス停も替わり、1系統のバス路線から3系統に増えたのです。
そして、帰りのバス停でも待ち時間が生じますから、ひとつ、ふたつと自宅に近くなる停留所まで歩くようになったのです。
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今は、歩くことに対する抵抗感がなくなり、1ヶ月前は近間の用事に車を利用していましたが、徒歩かチャリンコで済ませる生活パターンに変化しています。
これまでの生活習慣の中に歩く時間をプラスするのではなく、バスに乗っている時間を短くして15分稼ぐ知恵を授けてくれた観音さまに、頭が上がりません。
1日40分歩いて血糖を下げるようにアドバイスしてくれた医師は、岩戸隠れをしたアマテラスを岩戸から引きずりだしたアマノタジカラオ(写真:稲毛浅間神社の十二座神楽)のように思われて仕方がありません。
ボケ封じ観音さまが特定健診制度施行の名を借りて医師を動かして、生活パターンを替えずに意地を張り通していた元気印に活を入れさせた。
こう考えると、へそ曲がりの元気印が医師のアドバイスを素直に聴きいれ、40分徒歩を実行している動機がはっきりします。
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観音さまの助言では、積極的に定期健診を受診する目標も決まらず、元気印の生活習慣に変化は起こらないまま終わっていたからです。
1日40分の徒歩を実行する成果を生み出した、基本健診になりました。
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千葉市基本検診には、移動型と外来型があって、定年直後は前者を選択していたのですが、地元では好評なクリニックが車で7~8分の所にあり、昨年から後者に切り替えました。
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ところで、医療崩壊政策を打ち出して推進していることの自覚症状がない厚生労働省(以下、厚労省)は、特定健診制度を導入し、4月1日から施行されました。
政府・与党医療改革協議会が、平成17(2005)年12月1日に決めた「医療制度改革大綱」の数値目標を基準にして、メタボリック・シンドローム(内臓脂肪型肥満:メタボ)の診断基準を設定しています。
それによれば、腹囲が男性85cm、女性90cm以上で、①血圧130/85mmHg 以上 ②中性脂肪150mg/dL以上、またはHDLc40mg/dL未満 ③血糖110mg/dL 以上の内2項目以上該当するとメタボであると認定され、医師は受診者に保健指導を行うように義務づけています。
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この基準は、日本肥満学会が平成17年に設定したものです。他方、国際糖尿病連合が作成した世界統一診断基準よりも優れているとされる診断基準があります。
それでは、①腹囲が男性90cm、女性80cm以上 ②血圧130/85mmHg 以上 ③中性脂肪150mg/dL以上、④HDLc 男性40mg/dL、女性50mg/dL未満 ⑤血糖100mg/dL 以上 の内3項目以上に該当する人がメタボと診断します。
しかし、アメリカ糖尿病学会とヨーロッパ糖尿病学会は、どの診断基準も問題であり、人びとにメタボというレッテルを貼ってはいけない、との共同声明を発表しているようです。
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そういう流れの中で、厚労省は特定健診制度の導入を決め、4月から法律が施行されているのです。その理由は、メタボとその予備軍は約二千万人であるとの試算を行い、平成24年度末までに10%減、27年度末までに27%減とする目標を立てたからです。この制度の対象者は、40歳から74歳までの中高年保険加入者です。
しかし、二千万人とした試算の根拠は曖昧ですし、2兆円の医療費を削減することがその本音であり、医療費は削減すべしとする厚労省の基本目標を達成するために、もっともらしい机上の空論を展開していると、指摘する専門家もいます。
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4月から施行された特定健診制度について、TV局の街頭インタビューを受けた中年サラリーマンは「お節介をやくな」と憤慨していました。
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厚生年金制度設計の基準となる合計特殊出生率でさえ、自省に都合の良い数値を採用して直ぐに化けの皮が剥がれても、言葉遊び論法で煙に巻く才能はピカイチです。
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医師過剰をアドバルーンに掲げて医療改革もどき政策を進めてきた挙句の果てが医療崩壊です。社会保険庁の不祥事すら監督責任を放棄して馬耳東風の厚労省ですから、次なる新政策もどきを企んでいるのでしょう。
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さて、千葉市基本健診を受診して1週間後、結果確認のためクリニックへ行きました。
基本健診を担当した医師との面談では、①心臓に脂肪が付き初めている ②起床後の血糖が140以上あり、この数値が2回以上でると糖尿病である ③眼底検査で気になることがあるので眼科医の診断を受けるようにと、写真の裏に眼底の状態をメモ書きしてくれたのです。
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面談の終わりに、1日40分間歩くことで血糖は140以下に落ちるし、3~4ヶ月毎に定期健診をするようにアドバイスしてくれたのです。基本健診の結果は昨年と同じでしたから、メタボ健診と指導が医師に義務付けられ、その対応が病院の評価に連動している特定健診制度導入のメリットです。
このように、受診者と対話をしながら診察する医療へ、ほんの少しですが、医療関係者が舵取りを初めだしたことは朗報です。
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受診者の健康維持と促進に医師が専門的指導をする。このような医療の基本責務を医師が果たす気運が強くなることは、歓迎すべき現象です。
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「通勤時間内にその時間を作れば、簡単でしょう。バス停をふたつ先にすると15分は歩けます。往復で30分になりますね。バスを降りて職場までは往復30分歩いているんですよ」
ボケ封じ観音さまの呟きです。
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自宅前のバス停を飛ばしふたつ先にしても待ち時間があります。もうひとつ先のバス停を利用すると徒歩時間が延びて、且つ、運賃が20円安くなることも分かってきました。
乗るバス停を替えるだけの単純な発想転換は、降りるバス停も替えました。
今まで利用していたひとつ手前のバス停で降りると、勤務先まで一直線に伸びている道路で行けたのです。これで、帰りのバス停も替わり、1系統のバス路線から3系統に増えたのです。
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1日40分歩いて血糖を下げるようにアドバイスしてくれた医師は、岩戸隠れをしたアマテラスを岩戸から引きずりだしたアマノタジカラオ(写真:稲毛浅間神社の十二座神楽)のように思われて仕方がありません。
ボケ封じ観音さまが特定健診制度施行の名を借りて医師を動かして、生活パターンを替えずに意地を張り通していた元気印に活を入れさせた。
こう考えると、へそ曲がりの元気印が医師のアドバイスを素直に聴きいれ、40分徒歩を実行している動機がはっきりします。
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観音さまの助言では、積極的に定期健診を受診する目標も決まらず、元気印の生活習慣に変化は起こらないまま終わっていたからです。
1日40分の徒歩を実行する成果を生み出した、基本健診になりました。
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