
バンジョーの向井普宣の加わった現在の楽団は前回紹介しました。
足袋(たび)を履き下駄を引っ掛けて歌っている高島孝太郎が28歳であることは、ネットサーフインによって知りました。
♪♪
泣くなよしよし ねんねしな
山の鴉が 啼いたとて
泣いちゃいけない ねんねしな
泣けば鴉が また騒ぐ
2歳年下の弟、アコーデオン奏者・雄次郎は、自分の横に置いたペットボトルの水で孝太郎が喉を潤すのを見計らって、「大利根月夜にしよう」と次の曲をメンバーに提案します。同意を得た雄次郎は、右足で音頭をとりアコーデオンを弾き始めると、ウッドベース・高島玲、バンジョーが加わり、孝太郎が歌いだします。
♪♪
もとをただせば 侍育ち
腕は自慢の 千葉仕込み
何が不足で 大利根ぐらし
故郷じゃ 故郷じゃ妹が待つものを
孝太郎の歌が終わると、ペットボトルが再登場し、「上海帰りのリル」が始まります。
♪♪
黒いドレスを見た
泣いているのを見た
もどれこの手に リル
上海帰りの リル リル
暗い運命(さだめ)は ふたりでわけて
ともに暮らそう 昔のままで
リル リル きょうも逢えない リル
だれかリルを 知らないか
「人生劇場」はどうだろう、うん、いいね。
♪♪
あんな女に 未練はないが
なぜか涙が 流れてならぬ
男ごころは 男でなけりゃ
解るものかと 諦めた
この楽団の路上ライブは、予め決めた選曲に従って進行するのではなく、その場の雰囲気と言おうか、雄次郎の気分とでも表したら良いのかは判断できませんが、一曲歌い終えてから次の歌を選ぶライブ運びには、新鮮味がありました。
元気印が路上ライブに出会った時、駒形橋の西詰には既に人溜まりが出来ていましたから、それまでの進行も同じだったと推測しています。
東京スカイツリー見学を兼ねて浅草散策に訪れた人、浅草寺近辺の住人、隅田川の遊覧観光船から降りた人、作業服姿のおじさんなどが、楽団の演奏に耳を傾けていたのです。
駒形橋西詰路上ライブでは、「憧れのハワイ航路」が最終曲に選ばれました。
楽団活動を賄う資金集めの帽子が路上に置かれ、見学者の心付けが終わるまで孝太郎の歌は続くのでした。
それにしても、足袋に下駄を履いて歌う孝太郎、背広にネクタイを締めて、長い足には革靴の雄次郎、ハンチングを被った玲、雄次郎と同じ格好の普宣。元気印の感覚では、このようにアンバランスで、芸能人の臭いがしない東京大衆歌謡楽団だから、魅力が湧くのです。
浮気な人気に 未練はないが
なぜか涙が 流れてならぬ
芸のこころは 芸人でなけりゃ
解るものかと 諦めた
人気に押し流されずに、これからも、今のアンバランスを継続して欲しいのです。
僭越とは思うのですが、昭和の流行歌を歌う人が少なくなった風潮に鑑み、昨年4月、花見の頃に楽団を結成し路上ライブを開始した初志を忘れないように、と願っている次第です。
足袋(たび)を履き下駄を引っ掛けて歌っている高島孝太郎が28歳であることは、ネットサーフインによって知りました。
♪♪
泣くなよしよし ねんねしな
山の鴉が 啼いたとて
泣いちゃいけない ねんねしな
泣けば鴉が また騒ぐ
2歳年下の弟、アコーデオン奏者・雄次郎は、自分の横に置いたペットボトルの水で孝太郎が喉を潤すのを見計らって、「大利根月夜にしよう」と次の曲をメンバーに提案します。同意を得た雄次郎は、右足で音頭をとりアコーデオンを弾き始めると、ウッドベース・高島玲、バンジョーが加わり、孝太郎が歌いだします。
♪♪
もとをただせば 侍育ち
腕は自慢の 千葉仕込み
何が不足で 大利根ぐらし
故郷じゃ 故郷じゃ妹が待つものを
孝太郎の歌が終わると、ペットボトルが再登場し、「上海帰りのリル」が始まります。
♪♪
黒いドレスを見た
泣いているのを見た
もどれこの手に リル
上海帰りの リル リル
暗い運命(さだめ)は ふたりでわけて
ともに暮らそう 昔のままで
リル リル きょうも逢えない リル
だれかリルを 知らないか
「人生劇場」はどうだろう、うん、いいね。
♪♪
あんな女に 未練はないが
なぜか涙が 流れてならぬ
男ごころは 男でなけりゃ
解るものかと 諦めた
この楽団の路上ライブは、予め決めた選曲に従って進行するのではなく、その場の雰囲気と言おうか、雄次郎の気分とでも表したら良いのかは判断できませんが、一曲歌い終えてから次の歌を選ぶライブ運びには、新鮮味がありました。
元気印が路上ライブに出会った時、駒形橋の西詰には既に人溜まりが出来ていましたから、それまでの進行も同じだったと推測しています。
東京スカイツリー見学を兼ねて浅草散策に訪れた人、浅草寺近辺の住人、隅田川の遊覧観光船から降りた人、作業服姿のおじさんなどが、楽団の演奏に耳を傾けていたのです。
駒形橋西詰路上ライブでは、「憧れのハワイ航路」が最終曲に選ばれました。
楽団活動を賄う資金集めの帽子が路上に置かれ、見学者の心付けが終わるまで孝太郎の歌は続くのでした。
それにしても、足袋に下駄を履いて歌う孝太郎、背広にネクタイを締めて、長い足には革靴の雄次郎、ハンチングを被った玲、雄次郎と同じ格好の普宣。元気印の感覚では、このようにアンバランスで、芸能人の臭いがしない東京大衆歌謡楽団だから、魅力が湧くのです。
浮気な人気に 未練はないが
なぜか涙が 流れてならぬ
芸のこころは 芸人でなけりゃ
解るものかと 諦めた
人気に押し流されずに、これからも、今のアンバランスを継続して欲しいのです。
僭越とは思うのですが、昭和の流行歌を歌う人が少なくなった風潮に鑑み、昨年4月、花見の頃に楽団を結成し路上ライブを開始した初志を忘れないように、と願っている次第です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます