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紅葉狩りシーズンが間近に迫ってきます。
シニアジュク恒例のさわやか散策の下見を兼ね、快晴に恵まれた11月2日(土)、旧古河庭園と六義園を巡ってきました。
シニアジュク(ボランティア・グループ)が実施している「さわやか散策」は10回目を迎え、旧古河庭園の散策と洋館を見学してから、六義園で紅葉狩をします。
11月29日(土)に開催するさわやか散策の打合せを関係者と行い、紅葉の状態を確かめる本番前の下見です。
旧古河庭園のバラ園が見頃です。
洋館前のバラ園で植栽されているデザート・ピース、クレオパトラ、ロイヤル・ハイネスに混じって、国産の朱王(しゅおう)、王朝がその個性を競い合っています。
庭園の紅葉はこれから色ずく感じで、六義園の紅葉も同じ様子です。
下見の日時選定は、『六義園で日本の文化に触れよう!』のイベント見学も狙っていたのです。
中でも、11月2日(日)の「江戸糸あやつり人形」を観るのが目玉でした。
江戸糸あやつり人形の公演は、午後1時と3時の2回行われるので、1回目の公演時間に合わせた実踏スケジュールを組み、枝垂れ桜前の会場で待機します。
かっぽれ、酔いどれ、獅子舞が演じられる間、生命感溢れる人形の仕草に人の息遣いを感じて、シャッターチャンスを待ちます。
ニコンD60、AF‐5 nikkor18‐55mmレンズを使ったAUTOモードで撮影したのですが、シャッターチャンスとのタイムラグ・ゼロで花と戯れる獅子を捉えていたのです。
これは、F80の愛好者にとっては想定外の発見です。D60の使用頻度は格段に増えます。
祝い事で演じられる獅子舞の演目を、糸あやつり人形舞にアレンジして獅子が演じます。
呼び出しの笛がテープから流れると、幣(へい)の舞いが始まり、寝獅子(ねんしし)では天狗の舞を披露します。
この獅子は、獅子頭と後部を操作する人2人が胴体に入る中獅子で、伎楽(ぎがく)系の「二人立ち獅子舞」を演じます。
もうひとつの系列は、鹿(しし)の頭を一人でかぶり、各獅子が胸にくくりつけた太鼓を打ち鳴らす風流系の一人立ちの舞い「鹿踊:ししおどり」があります。
獅子の後部担当者が獅子頭を操作する人を肩車にして、獅子が上空に舞い上がる様を表す天狗の舞いを、20数本の糸で操られた獅子は見事に演じます。
花を取ろうとして激しい動きをする獅子(写真)を操る糸あやつり人形遣いは、上条充(かみじょう・みつる)、福田久美子が花を操る人形遣いです(「江戸糸あやつり人形」パンフレットから。敬称略)。
獅子は蝶を追いかけていると思っていたのですが、
実は、花でした。
牡丹の花に飛びついて花びらを散らしてしまう獅子舞いを演じる神社では、花びらが散る時に5色の紙ふぶきが舞い上がる仕掛けをしていたのです。
この花掛(はながか)りの舞いが約7分間演じられ、30分間の3公演は終わりました。
「その昔、飢饉や厄病を追い払うために獅子頭を作って、正月に伊勢の国で舞ったことを起源とする獅子舞。
それが、悪魔祓い、世を祝う縁起物として江戸に定着してからは、獅子舞が行われるようになったことを、元気印は知っていましたか・・・」
「祝いや祭り事で獅子舞が行われる習慣は、江戸に遡るのですね。観音さまの説明で納得です」
公演を終えた、糸あやつり人形遣い・上条は、この獅子に頭を噛んでもらうとご利益がある、と説明するやいなや、観客の頭を一人残らず噛ませるサービスに移ったのです。
「シャイな元気印は、どうなされたのですか」
「前に差し出した頭を、獅子はちゃ~んと、噛んでくれましたよ。観音さま」
「画像データを記憶する時間が必要なデジタルカメラは、シャッターチャンス画像がその分だけ遅れてしまう、と考えていましたね」
「獅子に頭を噛んでもらったお陰ですよ。シャッターチャンス画像がバッチリ撮れている」
糸あやつり人形遣いと獅子との呼吸は、見事なまでにピッタシでした。
獅子に取られないように花をあやつる人形遣いとの呼吸にも乱れはなく、花追いに疲れた獅子は眠ってしまうのです。
寝獅子と花掛りとを組み合わせた獅子の舞に、観客は拍手喝采で応えます。
たかが獅子舞、されど獅子舞。
そのことを痛感させられた、六義園の江戸糸あやつり人形公演でした。
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シニアジュク恒例のさわやか散策の下見を兼ね、快晴に恵まれた11月2日(土)、旧古河庭園と六義園を巡ってきました。
シニアジュク(ボランティア・グループ)が実施している「さわやか散策」は10回目を迎え、旧古河庭園の散策と洋館を見学してから、六義園で紅葉狩をします。
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旧古河庭園のバラ園が見頃です。
洋館前のバラ園で植栽されているデザート・ピース、クレオパトラ、ロイヤル・ハイネスに混じって、国産の朱王(しゅおう)、王朝がその個性を競い合っています。
庭園の紅葉はこれから色ずく感じで、六義園の紅葉も同じ様子です。
下見の日時選定は、『六義園で日本の文化に触れよう!』のイベント見学も狙っていたのです。
中でも、11月2日(日)の「江戸糸あやつり人形」を観るのが目玉でした。
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江戸糸あやつり人形の公演は、午後1時と3時の2回行われるので、1回目の公演時間に合わせた実踏スケジュールを組み、枝垂れ桜前の会場で待機します。
かっぽれ、酔いどれ、獅子舞が演じられる間、生命感溢れる人形の仕草に人の息遣いを感じて、シャッターチャンスを待ちます。
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ニコンD60、AF‐5 nikkor18‐55mmレンズを使ったAUTOモードで撮影したのですが、シャッターチャンスとのタイムラグ・ゼロで花と戯れる獅子を捉えていたのです。
これは、F80の愛好者にとっては想定外の発見です。D60の使用頻度は格段に増えます。
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祝い事で演じられる獅子舞の演目を、糸あやつり人形舞にアレンジして獅子が演じます。
呼び出しの笛がテープから流れると、幣(へい)の舞いが始まり、寝獅子(ねんしし)では天狗の舞を披露します。
この獅子は、獅子頭と後部を操作する人2人が胴体に入る中獅子で、伎楽(ぎがく)系の「二人立ち獅子舞」を演じます。
もうひとつの系列は、鹿(しし)の頭を一人でかぶり、各獅子が胸にくくりつけた太鼓を打ち鳴らす風流系の一人立ちの舞い「鹿踊:ししおどり」があります。
獅子の後部担当者が獅子頭を操作する人を肩車にして、獅子が上空に舞い上がる様を表す天狗の舞いを、20数本の糸で操られた獅子は見事に演じます。
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花を取ろうとして激しい動きをする獅子(写真)を操る糸あやつり人形遣いは、上条充(かみじょう・みつる)、福田久美子が花を操る人形遣いです(「江戸糸あやつり人形」パンフレットから。敬称略)。
獅子は蝶を追いかけていると思っていたのですが、
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牡丹の花に飛びついて花びらを散らしてしまう獅子舞いを演じる神社では、花びらが散る時に5色の紙ふぶきが舞い上がる仕掛けをしていたのです。
この花掛(はながか)りの舞いが約7分間演じられ、30分間の3公演は終わりました。
「その昔、飢饉や厄病を追い払うために獅子頭を作って、正月に伊勢の国で舞ったことを起源とする獅子舞。
それが、悪魔祓い、世を祝う縁起物として江戸に定着してからは、獅子舞が行われるようになったことを、元気印は知っていましたか・・・」
「祝いや祭り事で獅子舞が行われる習慣は、江戸に遡るのですね。観音さまの説明で納得です」
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公演を終えた、糸あやつり人形遣い・上条は、この獅子に頭を噛んでもらうとご利益がある、と説明するやいなや、観客の頭を一人残らず噛ませるサービスに移ったのです。
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「シャイな元気印は、どうなされたのですか」
「前に差し出した頭を、獅子はちゃ~んと、噛んでくれましたよ。観音さま」
「画像データを記憶する時間が必要なデジタルカメラは、シャッターチャンス画像がその分だけ遅れてしまう、と考えていましたね」
「獅子に頭を噛んでもらったお陰ですよ。シャッターチャンス画像がバッチリ撮れている」
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糸あやつり人形遣いと獅子との呼吸は、見事なまでにピッタシでした。
獅子に取られないように花をあやつる人形遣いとの呼吸にも乱れはなく、花追いに疲れた獅子は眠ってしまうのです。
寝獅子と花掛りとを組み合わせた獅子の舞に、観客は拍手喝采で応えます。
たかが獅子舞、されど獅子舞。
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そのことを痛感させられた、六義園の江戸糸あやつり人形公演でした。
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