いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

佐原の町 その1 懐かしの町を想い起こす着物姿

2008-04-14 13:56:26 | 散策
晴天、大雨、曇天と日替わり天気が続いた4月6日の週、快晴に恵まれた土曜日、12日に佐原散策の下見に出かけました。

シニアジュク・スタッフ6名は佐原駅から開運橋へ向かい、橋の手前を右折し中橋、共栄橋、忠敬橋(ただたかばし)、樋橋(とよはし)を歩く小野川沿いの散策路に見所が随所にありました。

小野川両岸に並ぶしだれ柳は、古びた蔵や旅館と調和して、かって栄えた町並みを偲ばせ、想像力を刺激してくれる風景に出会います。夏に実施する散策候補地から本命に昇格です。

忠敬橋から八坂神社と山車会館へ向かう途中、三菱館、油茂製油(あぶもせいゆ)に立ち寄り橋へ戻ります。

橋の角にある植田屋荒物店のおかみさんに

「蔵を公開しています。どうぞ」

と、呼び込まれたスタッフは見学することに。

ちなみに、三菱館は、大正3(1914)年建設の洋館で内部を公開している旧三菱銀行佐原支店です。油茂製油の玉絞め胡麻油は、化学薬品を使用していない無添加の純正胡麻油と製品説明にあります。スタッフが親友のお土産に購入していたので、知る人ぞ知る胡麻油のようです。

植田屋荒物店の歴史も古く、宝暦9(1759)年創業と、小野川と佐原の町並みを考える会の案内板にあり、これは考える会に加入している店舗や旅館の玄関などに掲げてあります。

植田屋荒物店の二階建て蔵を見学し、竹製の箸を購入していると、

「映画の撮影をしているよ」

スタッフが、映画好きの私を誘いに来たのです。

ロケ隊の目的は聞き漏らしましたが、忠敬橋角にある中村屋商店前から忠敬橋へ小野川沿いに歩くモデル(写真)を、対岸の伊能忠敬旧宅前に据えたカメラが、斜め左向かいからモデルを狙う撮影現場でした。堤防のある小野川の流れ、中村屋商店、千よ福、木の下旅館などを見ながら歩くモデルを撮っていたのでしょう。

このロケ隊とは、忠敬橋から三菱館へ向かうモデルを撮る現場、「長谷川」でうなぎの昼食を終えて、工場公開を無料のガイド付で行い地酒の試飲もある蔵元・東薫酒造(とうくんしゅぞう)に向かう途中で再度遭遇したのです。

モデルが見ている(?)であろうポスターは、「五月人形めぐり」です。
佐原おかみさん会が主催するイベントで、4月12日~5月11日の期間は、五月人形展示博物館に指定された所の店頭などに飾ってあります。植田屋荒物店には五月人形、東薫酒造には兜が飾ってありました。

八坂神社の夏祭りは7月、10月には諏訪神社の秋祭りがあり、佐原の大祭と言われています。
引き回される山車(だし)で町中が賑わい、小野川沿いのこの路も山車行列で埋め尽くされます。

江戸後期、明治、大正の頃、正上(ショージョー)、金利(かねり)、植田屋荒物店、木の下旅館など、小野川沿いで生活している女性が、大祭見物に晴れ着姿で出かける情緒の一端を彷彿とさせてくれる、スナップとなりました。



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