私は言語聴覚士をやっています。
この映画は10年以上前、私が新人に近しい頃、日本言語聴覚士協会の推薦映画となっていました。
私は当時大好きな映画まで仕事の事を考えたくないと見ていませんでした。
昨年、私が毎日拝見している、映画を紹介されているブロガーさんがこの映画の事を書かれており思い出しました。
見たくなりBlu-ray Discを購入しました。
最高に素晴らしい映画でした。
映像が美しく、音楽も素敵でした。
この話は実話です。
脳梗塞で左目以外動かなくなった方が(知能は保たれています)
聞き手がアルファベットを読み上げ、言いたい言葉のアルファベットがきたら瞬きで合図をします。
この作品は20万回の瞬きで伝え、自伝となり完成したそうです。
私は仕事で文字盤を使い、視線でコミュニケーションをとる訓練をしています。
うまく伝わらないことの方が多いです。
この自伝を完成させるのにどれくらいの努力と時間がかかったのでしょうか。
“僕には左目以外にもう2つ自由に動かすことのできる所がある。想像力と記憶だ”
そう気付き、自分を憐れむことを辞めます。
そこからアングルも変わり、本作りへの挑戦が始まります。
今年、初めにこの映画を見れて幸せです。
私も言語聴覚士として、また1人の人として可能性を信じて前に進みたいです😊