TAZUKO多鶴子

ページ内の文章及び作品の著作権はTAZUKO多鶴子が有するものとし、他者がそれらを無断で転載することを固く禁止とします。

『泉涌寺』の美しい姿に感嘆しました!

2007-04-30 | TAZUKO多鶴子からの伝言
京都『総本山 御寺(みてら)泉涌寺』
に今日は行って来ました。
時間の関係で『仏殿 舎利殿』(ブログ写真)
のお姿しか拝めないのが残念でした。
しかし僅かな時間でも
美しい『泉涌寺』の姿に思わず感嘆!!
そして『仏殿 舎利殿』の美しい姿に感嘆!!

『泉涌寺』は、ひろく『御寺(みてら)』として親しまれ
天長年間に弘法大師がこの地に庵を結んだことに由来。
大師は若くして仏門に入り、
大きな志をもって中国の宋に渡り
深く仏法の奥義を究められ、
帰国後は『泉涌寺』に於いて
戒律の復興を計り当寺を律を基本に
天台・真言・禅・土の四宗兼学の寺として
多いに隆盛させたそうです。
時の皇室らも深く帰依せられ
仁治3年(1242)に
四条天皇が当寺葬られてからは
歴代天皇の山陵がこの地に営まれるようになり
爾来、皇室の御香華院として
篤い信仰を集めているとのことです。
当寺が『みてら』と呼称される所以は
ここからだそうですよ。
尚『仏殿 舎利殿』の内部の鏡天井には
狩野探幽筆の龍図が描かれています…。
(狩野探幽は狩野派の画家です。
狩野派は400年も続いた
日本絵画史上最大の画家集団なのですね。
狩野派の詳細は
雪舟、長谷川等伯などと共に今後のブログで書き込む予定です。
狩野派を出してしまえば、
浮世絵についても
何れ書き込まなければならない…とも思っていますが…。)
大変美しい『龍』でしたよ。
今まで他にも色々と
『南禅寺』『建仁寺』等でも『龍』を観ました…
しかし残念な事に…見事な『龍』に
なかなかお目にかかったことが少ないのが本音です。
その中でも『泉涌寺』
『仏殿 舎利殿』の『龍』は見事だと思いました。
でも更に、
今までTAZUKO多鶴子が最も感動が深かった『龍』は
『建仁寺』の掛け軸の『龍』
『雲龍図』海北友松筆(かいほうゆうしょう)の絵です。
あの『龍』は鳥肌が立つ程の感動がありましたよ。
是非皆様!一度はご覧になって下さい。

それにしても
ブログ写真の『仏殿 舎利殿』の建築…お姿は
本当に!美しい!!