1月3日、東京国立博物館 本館1階の刀剣コーナです。(12時10分)
外国人の方が多い。 以前は、刀剣女子で溢れかえっていましたが。
短刀から紹介。
厚藤四郎は、小ぶりな短刀ですが、刀身の厚さ(1.1cm)は迫力です。
戦闘で組み合った時、こんな短刀で鎧の隙間を突くため、小ぶりで直線的な刀身になったようです。 実用的なデザインなんだ。
青江次直の短刀も見事で美しい。
ここから、太刀や刀を紹介。
古青江貞次は、端正な美しさが魅力。
古備前吉包も端正さが堪らない魅力です。
江義弘、見るからに剛刀の感じ。
試し切りの跡でしょうか、小さな傷が見えます。
今荒波の刃文も好きです。
青江次吉の刀身も美しい。
虎徹は切れることで有名。 キャプションにある試し切りの銘文に”四胴”とあるのは、死体を四つ重ねて切った意味!
最後に脇差、相州貞宗。 石田三成の指料だったんだ。
私は二年ほど前に、岡山にある長船(おさふね)の刀剣美術館に行ったことがあります。
たくさん展示されていて、量的にも、解説も充実していましたが、
私は全くの初心者で、刀紋の美しさなどは良く分からずに、猫に小判の気分でした(^^;
鞘などの外見的なものに関しての美しさは分かりましたので、
もっぱらそちらを楽しんで来ました。
刀剣に興味のある方はもう御存じと思いますが、もしまだの方がおられましたら、
是非に!とお勧めしたい美術館です。
姿、地金、刃紋じっくり眺めたいです。
長船刀剣美術館は知らなかったので調べると
製作工房などもあり、日本刀の全体像が学べる
楽しそうなところですね。
さらには備前焼ミュージアムにもシャトルバスで
行けるので、近いうちに中国地方アートの旅を
企画して、巡りたいと思います。
内反りの古刀ですか。
私は内反りの意味も知りませんでしたので、調べてみました。 普通は棟側に反ったものなのですが、刃側に反ったものをいうのですね。 私は見た記憶がありませんので、何とも言えませんが、姿、地金、刃文の素晴らしい刀剣は芸術作品と同じで見飽きませんね。
わかりにくいですが古刀に多い姿で
姿に雅味を感じます。
私の知り合いに日本刀に詳しい方が
いましていろいろと教えてもらいました。
厚藤四郎の反りは、他の三つの短刀にくらべれば
わずかに内反りかもしれませんね。
刀剣店のWebなどで調べると、古刀は800年の歳月
の間に研ぎによる変形があり、特に切っ先は研師に
とっても、形を整えるのが難しい部分とかで、オリジ
ナルのものから、内反りになる可能性があるとか。
そんな眼で見ると、長船長義の切っ先はくびれてい
るように見えます。 わずかなくびれですが、美しさ
にかなり影響しますね。