光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立博物館(2023.8.18訪問) 加彩宮女と饕餮文瓿(東洋館)

2023年08月26日 | 博物館レビュー

トーハクの展示品から、好みを紹介します。

アジアギャラリー(東洋館)3階の中国の陶磁のコーナの一部です。

紹介したいのは、左端に小さく写っている(人形)です。

 

 

こちらです。 「中国 墳墓の世界」のコーナから。

 

 

ファッション、斬新!  指たてが気になる。

 

 

 

顔をアップ。 眼の迫力!

この加彩宮女の横に、加彩女子 (中国 奥田誠一旧蔵 唐時代・7~8世紀 個人蔵)が2躯 あり、顔の表情などは

宮女よりも素晴らしかったのですが、個人蔵のためか、撮影禁止で残念でした。

 

 

次は同じく「中国の青銅器」のコーナ

 

 

 

饕餮文瓿は、公式サイトの名品ギャラリーの説明が分かりやすいので引用。↓

殷代には祖先や神々の祭祀のために様々な形と用途を持つ青銅礼器が作られた。
このホウもその一つで,器体は平たい球形で口がすぼまり,蓋が付く。酒などの液体を入れる器である。
細かい雷文の地の上に,獣の顔と前足を思わせる饕餮という文様を浮彫風に正面に大きくあらわし,その
両側にキという獣などを配している。これはホウとしてもかなり大型で,製作も精巧であり,商代後期の
青銅器の典型といってもよい。

 

 

蓋の上の造形は、角をもった蛇がとぐろを巻いた姿らしい。

 

 

胴体中央部のアップ。 カワイイ。

 


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2 コメント

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tsuboneさんへ (te-reo)
2023-08-28 15:10:59
宮女ちゃん、そうなんです。 私も顔のアップを見
るまでは、特にどうという印象はなかったのです。
”性格も悪そうw” うーん、そういう表現もわかります。 今回、展示は無かったのですが、私のトーハクベスト3の一つ、加彩女子俑も、情念のこもった厳しい目をしています。 主の墓の副葬品として、死後の世界でも、仕え続ける意志の強さを表しているのかも。「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られそ。

前3000年頃に西アジアで使用が始まった世界最
初の金属器「青銅器」、前2000年頃、中国に伝
わり、殷、周時代に、美術的価値の高い工芸品に
発展させています。日本だと縄文から弥生時代に移行する頃なので、うーん、ですね。  それと
饕餮…凄い漢字なので、調べると、
「財を貪る=饕」「食を貪る=餮」とのことから、転じて「魔を喰らう」とされ、魔除けの意味を持つようになったようです。 
中国の人から見ると、福島原発の処理水は、饕餮
でもいないと手に負えないと思っているのかも。
返信する
Unknown (tsubone)
2023-08-27 23:03:47
宮女ちゃん、遠目では優しくたおやかに見えましたが、upだと確かに目力あるし、性格も悪そうwにも見えました。
しかし青磁器の緻密さ、これが作られたのが前11から13Cってのすごいですね。
返信する

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