大島和代の「夏の雨」も久しぶりでした。
リアリティが素晴らしく、大好きな作品です。 気になっているのは少女が持っている人形。 これも大島の作品だと思うのですが、少女のあどけなさと
手に持つ人形の、近未来のおじさん顔のミスマッチが面白い。
横からみると、駆け出そうとして傾いた姿勢がわかると思います。 これで、倒れないのだから制作時にかなり苦労して、バランスを保ったのですね。
アップで。
アクセル ルーカス は、新しい人形造形を目指しているドイツの作家です。 以前のブログでも採りあげていて、名前は忘れていましたが近未来的な不思議な顔貌の人形は記憶
にありました。
大島和代の少女の持つ人形の顔とイメージが近い。・・・このルーカスの人形が2000年の作で、2003年の大島の作品と近いので、パリ住まいの大島は何らかの影響を受けたの
だろうか?
一転、平田郷陽の人形。 若い頃の生き人形作品(今回も桜梅の少将は展示されていました)から、晩年はこのようなシンプルな人形に作風が変わっています。
この頃私は、晩年の作品のほうが好きになりました。
バドミントンの用具を持っているのが面白い。
見上げるように撮ってみると、眼の仕上げが? 光の加減かな。
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