光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立近代美術館 工芸館 人形#3 大島和代、アクセル・ルーカス、平田郷陽

2013年08月15日 | アート 人形

大島和代の「夏の雨」も久しぶりでした

リアリティが素晴らしく、大好きな作品です。  気になっているのは少女が持っている人形。 これも大島の作品だと思うのですが、少女のあどけなさと

手に持つ人形の、近未来のおじさん顔のミスマッチが面白い。

 

 

 

横からみると、駆け出そうとして傾いた姿勢がわかると思います。  これで、倒れないのだから制作時にかなり苦労して、バランスを保ったのですね。

 

 アップで。

 

 

アクセル ルーカス は、新しい人形造形を目指しているドイツの作家です。 以前のブログでも採りあげていて、名前は忘れていましたが近未来的な不思議な顔貌の人形は記憶

にありました。

大島和代の少女の持つ人形の顔とイメージが近い。・・・このルーカスの人形が2000年の作で、2003年の大島の作品と近いので、パリ住まいの大島は何らかの影響を受けたの

だろうか? 

 

 

一転、平田郷陽の人形。  若い頃の生き人形作品(今回も桜梅の少将は展示されていました)から、晩年はこのようなシンプルな人形に作風が変わっています。

この頃私は、晩年の作品のほうが好きになりました。

 

 

 バドミントンの用具を持っているのが面白い。

 

 見上げるように撮ってみると、眼の仕上げが?   光の加減かな。


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