トーハク、東洋館の中国絵画が充実していました。
天帝図、丁寧で精緻に描かれています。
近づいて撮ったもの。 精緻さがお分かりになると思います。
ここからは十六羅漢図。 羅漢とは、供養を受ける資格のある者-修行者という意味です。
日本の羅漢図は、異様な形相をしたものが多い。 中国のこの羅漢図は、確かに穏やかな形相です。
部分拡大しました。 穏やかとは言え、仏の悟りとは隔たりのある表情に見えます。
この第六尊者は、少し異様な感じもしますが、虎が犬のように可愛いのでカバーしています。
部分拡大。 眼とくちびるの描き方に力量を感じます。
この第十一尊者の表情も、尼僧といってもおかしくないような、女性のような顔貌。
部分拡大。
第十六尊者の顔貌は、少し異様。
供物の果物を剥く、女性の表情、こちらに視線がいきます。
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