2014年6月8日。
《ということで、今回も引き続き「トルクメニスタン珍道中」でございます。よろしくお願い致します~!》
いや~長かった!国境でこんなにも長く足止めを食らうとは・・・。
ホントに大変だったが、何とか国境を離れることが出来た僕らは、トルクメニスタンの首都アシガバードの手前のタクシースタンドみたいなところまで辿り着いた。
そこで別のタクシーを捕まえ街中に向かったのだが、そこで僕らは衝撃的な光景を目にするのだった・・・!
な、なんなんだこの街は・・・?
ただひたすらに真っ白な建物!
そして街中には人が誰もいない・・・?
たまに見かける人は道路掃除をしているおばちゃんのみ。この血の通っていない街は一体どういうことなんだろう?
僕はこの街を見ていて、この国が通称「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれている意味が分かった。入国も大変だし、入ったら入ったでなかなか街中まで来れないし、来れたら来れたでこんな「白亜の巨城」が広がっているなんて・・・。
しかしそれはそうだとしても、これは興味深い。
一体何がどうなってこんな街が出来上がったのか?ぜひ一度本気で調べてみたいものだ。
しかし同時に、僕はちょっと恐ろしくもなった。
そして思った。「この国には、本当に人間が住んでいるのだろうか?」と・・・(笑)。
いやですね、いきなりこんな「白亜の巨城」を見せつけられたら、そりゃマジでそんなこと考えちゃいますよ!今までそれなりにたくさんの国を訪れて来ましたが、こんな国は初めてですよ!さすがにビビりましたよ!
真っ白で人の気配の全くない中心部を通り過ぎると、徐々に「人間臭さ」を感じられる街になってきた。それを見て、正直僕は少しだけホッとした(笑)。
泊まる宿は予め調べていたので、タクシーの運転手にホテルの名を告げて連れて行ってもらったのだが・・・
ここで新たなトラブルが!
なんと!とんでもなく値上がりしていたのだ!
昨年のデータでは1人10ドルで泊まれるということだったのだが、この日行ってみたらなんとツインベッドの部屋で1人25ドル!バックパッカーの僕らとしては、これはかなりの予算オーバーだ。
しかも現地通貨の「マナト」では支払いできず、ドルで払えと言うではないか!んなアホか!国境でたっぷりドルからマナトに変えちまったんだぞ既に!しかも現地通貨が使えないなんてアホな話があるか、ボケ!
ということで困ってしまった僕たち日本人4人組。
「もしかしたら近くに何かホテルがあるかも・・・」と、僅かな希望を胸にホテルの前を探してみたのだが・・・。
※ホテル前は普通の団地といった感じ。子ども達が遊んでいました!
やはりホテルなどあるわけない・・・。地図もないし、もうどうしようもない。
「やはりあのホテルに泊まるしかないか・・・」と思っていた時、商店から出てきた1人のおばちゃんが僕らに話し掛けてきた。
宿を探していることを近くのおっちゃんと話していたのだが、そこにそのおばちゃんは割り込んできて、どうやら自宅に泊めてもいいという話をしているようだったのだ!
「おお、それはマジか!それはありがてぇ!これは天の助けかもしれん!」
そう思った僕は、とりあえず部屋を見てもらうことに。
「おお、悪くないじゃないか!」
「けっこう綺麗じゃないか!」
ということで、ホテルで待機していた他の日本人も連れてきて部屋を確認し、僕らはそこに泊まることに決めたのだ。
ここは「中央アジアの北朝鮮」トルクメニスタン、この国でこんな形でホームステイが出来てしまうなんて、それは逆に大チャンスじゃないか!
最初はちょっと感じの悪かったおばちゃんだったが、家に入ってみたら良い人だった(笑)!
夕飯もジュースも出してくれたし!
僕は思った。最初はマジで「血の通った人間」がいない国かと思ってしまったが、そんなことはなかった。あの「白亜の巨城」は確かに異様だけど、あれはきっと政府がそういうもんを造っているだけで、住人には関係ない。
子ども達だって外でサッカーをして遊んでいるし、このおばちゃんもメッチャ優しい。
そう、そこにはどの国でも見ることが出来る、極めて「普通の」光景が広がっていたのだ。
僕は何だか、すごく安心した。
そしてこのご縁に心から感謝した。
ありがとうおばちゃん!25ドルも払えない僕らにとって、このホームステイは経済的にも本当に助かったし(でも1人30マナト(約10ドル)は請求されたんですけどね・・・笑)、何より最高の経験になりました!マジで楽しかったよ!
※一緒にいたアキちゃんは、なんとドレスまでもらってしまいました~!
しかしこのトルクメニスタン、なんて「濃い」1日を最初から提供してくれたのだろう。
まだ1日しか経っていないんですよ!国境での「席取り合い合戦」に始まり、謎の「白亜の巨城」を通り過ぎ、そして最後は「温かいホームステイ」・・・。
この長い旅の中でも、マジで忘れられない1日になりました!
でもこのおばちゃんに出会えたことは本当によかった。国境でのやり取りから、正直トルクメニスタン人のイメージはとても悪かったのだ。
でも、実際はそんなことはなかった。この国の人も、至って「普通の」人たちだった。温かくて優しく、僕たちを助けてくれた。
やっぱりいいなぁ、人の優しさって。
本当にどうもありがとう!
ということで波乱万丈の1日が終わったのだが、いやいやいや!次の日からも「激動のトルクメニスタン」は続くのであった・・・!
※久しぶりに飲んだビールも美味かった~!
2014年6月8日。宿代が高くてちょっと困っている、ウズベキスタンのヌクスの宿にて。
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《ということで、今回も引き続き「トルクメニスタン珍道中」でございます。よろしくお願い致します~!》
いや~長かった!国境でこんなにも長く足止めを食らうとは・・・。
ホントに大変だったが、何とか国境を離れることが出来た僕らは、トルクメニスタンの首都アシガバードの手前のタクシースタンドみたいなところまで辿り着いた。
そこで別のタクシーを捕まえ街中に向かったのだが、そこで僕らは衝撃的な光景を目にするのだった・・・!
な、なんなんだこの街は・・・?
ただひたすらに真っ白な建物!
そして街中には人が誰もいない・・・?
たまに見かける人は道路掃除をしているおばちゃんのみ。この血の通っていない街は一体どういうことなんだろう?
僕はこの街を見ていて、この国が通称「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれている意味が分かった。入国も大変だし、入ったら入ったでなかなか街中まで来れないし、来れたら来れたでこんな「白亜の巨城」が広がっているなんて・・・。
しかしそれはそうだとしても、これは興味深い。
一体何がどうなってこんな街が出来上がったのか?ぜひ一度本気で調べてみたいものだ。
しかし同時に、僕はちょっと恐ろしくもなった。
そして思った。「この国には、本当に人間が住んでいるのだろうか?」と・・・(笑)。
いやですね、いきなりこんな「白亜の巨城」を見せつけられたら、そりゃマジでそんなこと考えちゃいますよ!今までそれなりにたくさんの国を訪れて来ましたが、こんな国は初めてですよ!さすがにビビりましたよ!
真っ白で人の気配の全くない中心部を通り過ぎると、徐々に「人間臭さ」を感じられる街になってきた。それを見て、正直僕は少しだけホッとした(笑)。
泊まる宿は予め調べていたので、タクシーの運転手にホテルの名を告げて連れて行ってもらったのだが・・・
ここで新たなトラブルが!
なんと!とんでもなく値上がりしていたのだ!
昨年のデータでは1人10ドルで泊まれるということだったのだが、この日行ってみたらなんとツインベッドの部屋で1人25ドル!バックパッカーの僕らとしては、これはかなりの予算オーバーだ。
しかも現地通貨の「マナト」では支払いできず、ドルで払えと言うではないか!んなアホか!国境でたっぷりドルからマナトに変えちまったんだぞ既に!しかも現地通貨が使えないなんてアホな話があるか、ボケ!
ということで困ってしまった僕たち日本人4人組。
「もしかしたら近くに何かホテルがあるかも・・・」と、僅かな希望を胸にホテルの前を探してみたのだが・・・。
※ホテル前は普通の団地といった感じ。子ども達が遊んでいました!
やはりホテルなどあるわけない・・・。地図もないし、もうどうしようもない。
「やはりあのホテルに泊まるしかないか・・・」と思っていた時、商店から出てきた1人のおばちゃんが僕らに話し掛けてきた。
宿を探していることを近くのおっちゃんと話していたのだが、そこにそのおばちゃんは割り込んできて、どうやら自宅に泊めてもいいという話をしているようだったのだ!
「おお、それはマジか!それはありがてぇ!これは天の助けかもしれん!」
そう思った僕は、とりあえず部屋を見てもらうことに。
「おお、悪くないじゃないか!」
「けっこう綺麗じゃないか!」
ということで、ホテルで待機していた他の日本人も連れてきて部屋を確認し、僕らはそこに泊まることに決めたのだ。
ここは「中央アジアの北朝鮮」トルクメニスタン、この国でこんな形でホームステイが出来てしまうなんて、それは逆に大チャンスじゃないか!
最初はちょっと感じの悪かったおばちゃんだったが、家に入ってみたら良い人だった(笑)!
夕飯もジュースも出してくれたし!
僕は思った。最初はマジで「血の通った人間」がいない国かと思ってしまったが、そんなことはなかった。あの「白亜の巨城」は確かに異様だけど、あれはきっと政府がそういうもんを造っているだけで、住人には関係ない。
子ども達だって外でサッカーをして遊んでいるし、このおばちゃんもメッチャ優しい。
そう、そこにはどの国でも見ることが出来る、極めて「普通の」光景が広がっていたのだ。
僕は何だか、すごく安心した。
そしてこのご縁に心から感謝した。
ありがとうおばちゃん!25ドルも払えない僕らにとって、このホームステイは経済的にも本当に助かったし(でも1人30マナト(約10ドル)は請求されたんですけどね・・・笑)、何より最高の経験になりました!マジで楽しかったよ!
※一緒にいたアキちゃんは、なんとドレスまでもらってしまいました~!
しかしこのトルクメニスタン、なんて「濃い」1日を最初から提供してくれたのだろう。
まだ1日しか経っていないんですよ!国境での「席取り合い合戦」に始まり、謎の「白亜の巨城」を通り過ぎ、そして最後は「温かいホームステイ」・・・。
この長い旅の中でも、マジで忘れられない1日になりました!
でもこのおばちゃんに出会えたことは本当によかった。国境でのやり取りから、正直トルクメニスタン人のイメージはとても悪かったのだ。
でも、実際はそんなことはなかった。この国の人も、至って「普通の」人たちだった。温かくて優しく、僕たちを助けてくれた。
やっぱりいいなぁ、人の優しさって。
本当にどうもありがとう!
ということで波乱万丈の1日が終わったのだが、いやいやいや!次の日からも「激動のトルクメニスタン」は続くのであった・・・!
※久しぶりに飲んだビールも美味かった~!
2014年6月8日。宿代が高くてちょっと困っている、ウズベキスタンのヌクスの宿にて。
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