昨日午前中に退院、家でしばらく療養します。
患部の痛みがまだあるせいか、読書に集中できず、
ブルーレイで録画した番組を見ています。
8月31日NHKEテレ「地球ドラマチック」『ヘラクレイオン海に沈んだ古代エジプト都市』は考古学ファンにはたまらない内容でした。
2012年ドイツで放送された良質な番組です。
海外のよりすぐりのドキュメンタリーを放送する「地球ドラマチック」は、気に入った番組だけときどき見ています。
ナイル川の河口、エジプトの海岸沖に伝説の古代都市が眠っています。

永年言い伝えられてきた古代都市の発掘に挑戦したのは、 フランス海洋考古学者のフランク・ゴディオです。 フランク・ゴディオは、30年前に古代都市があるという話を聞き、
以来、真実を突き止めることに情熱を注いできたと言います。

ヘラクレイオンは、古代の文献から古代エジプトの玄関口として栄えたとされています。
しかし、その位置すら分からず、当時栄えたもうひとつの町トーニスとともに、幻の都市とされてきました。


フランク・ゴディオは、 事前探査でエジプト北部アブキール湾の海底にヘラクレイオンが眠っていると考えます。
そして数年に及ぶ調査でついに海底から石の塊を発見します。


ついにヘラ クレイオンが永い眠りから目覚めることになったのです。



そして調査の結果、ヘラクレイオンとトーニスは、同じもので呼び方が違うだけだといこともわかりました。海底から引き上げられた石碑にそのことが書いてあったのです。

古代の史書に記された伝説の都市ヘラクレイオンは、2000年の時を経て実在が証明されたのでした。

わが国の縄文遺跡三内丸山遺跡や弥生遺跡吉野ケ里遺跡を発掘したようなものでしょうか。わくわくしますね。