植物園の早咲き系の桜がつぎつぎと開花しはじめました。
ツバキカンザクラ(椿寒桜)
園芸品種の一つで、カンヒザクラまたはカンザクラとカラミザクラの雑種と考えられています。
原木は愛媛県松山市居相町の伊豫豆比古命神社にあります。
密集して次々と花をつけ、さらに散りにくいため花期は長く、満開時には華麗な姿を楽しむことができます。
別名ハツビジン(初美人)だそうです。
カンヒ(寒緋)桜 もう少しで開花です。
旧暦の正月あたりに咲くことからガンジツザクラ(元日桜)と呼ばれます。
釣り鐘状の花が特徴で、花が下向きます。
沖縄で「桜」と言えばこのカンヒザクラを指します。
沖縄では1月から2月に開花し、関東地方より南でも植えられ、2月から3月にかけて花を咲かせます。
キンキマメザクラ(近畿豆桜)
マメザクラは桜の野生種の一つで富士山近辺などに自生しています。
キンキマメザクラはマメザクラの変種で近畿地方などでよく生えます。
花は下向きに1,2個つけます。
オオカンザクラ(大寒桜)
花色は紅一重咲き。埼玉県川口市安行で発見された品種です。
カンザクラの一種で、4月上旬に見頃になる桜です。
シュゼンジカンザクラ(修善寺寒桜) もう少しで開花です。
この桜はカンザクラとオオシマザクラの雑種で、ピンク色がきれいです。