京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都百景ー相国寺

2016-06-30 15:55:33 | 京都百景


今回の徳力富吉郎「版画京都百景」は「相国寺」です。

作品 「相国寺」昭和45年(1970)





作品解説文
京都禅宗五山の一つである。あまり人が知らないが壮大な禅宗寺院で、有名な金閣寺、銀閣寺も相国寺傘下の寺である。
塔中には和泉式部の軒端の梅もある寺もある。
禅宗寺院は雲水を多く住まわせるので、台所の設備が大きくできている。
煙出し、洗い場、竈などすべてが大仕掛けであり、庫裏はそのすべてを包合する。
禅宗建築独自の直線的な大建築は簡素で美しい。



今回撮影の相国寺庫裏
今も全く変わらない景色です。





庫裏全体図





相国寺は10年以上前、初めて行った禅寺です。以来5.6年通い続けました。
日曜日朝、この庫裏を入り坐禅会場に向かいました。
9時から11時まで1時間半坐禅、30分老師のお話です。

相国寺に行って知ったのですが、承天閣美術館で明日から伊藤若冲展が開催されます。
東京都立美術館で大人気となった 動植綵絵30幅(コロタイプ複製品)が展示されます。
東京ではあまりの大混雑でゆっくり観賞できなかったですが、今回は複製品ですがじっくり楽しもうと思います。





放生池にはいくつか蓮が咲いています。

ミセススローカム










白光





陽山紅





睡蓮





タチアオイ





アジサイは終盤です。





近いうちに美術館にまた訪れます。


京都御苑でコゲラ初撮影、群生ヤブミョウガの花

2016-06-30 05:27:28 | 野鳥

私は野鳥撮影は初心者ですが、最近は散策で出会った野鳥を撮影しては喜んでいます。
嵯峨野散策では小倉池でカワセミ、広沢池でサギを、鴨川散策ではユリカモメ、サギ、
トンビ、メジロ、ヒヨドリ、京都御苑ではセグロセキレイ、ソウシチョウ、メジロ、
シジュウカラ、ヤマガラなどが撮影できました。
植物園でもさまざまは野鳥に出会うこともあります。
またわが家の庭や近所の枇杷にムクドリやシジュウカラ、メジロがやってきます。
ちなみに私のカメラは花や景色が目的ですから、野鳥撮影用の望遠レンズはありません。

そんな初心者ですが、昨日の京都御苑で初めてコゲラに出会い撮影できました。

偶然近くの木にコゲラが止まりました.





キツツキのように幹をつついています。















コゲラをネットで調べて見ました。
全長15cm、 日本で一番小さなキツツキ。背はこげ茶色に白い点模様が沢山ありま す。
「ギイー ギイー」と聞こえる声(私は鳴き声は聴こえませんでした)。
冬には木の幹に巣食う虫を捕らえるために穴をあけることも。
春夏は木の葉につく虫を食べていることが多いです。
堅い木 の実を食べることもあります。
日本では北海道から沖縄・西表島までのほぼ全国に分布繁殖し、渡りはしません。


シジュウカラやヤマガラもやってきました。










バードバスで水浴びした後のヤマガラです。





京都迎賓館の東にヤブミョウガの群生があり、一斉に花を咲かせてました。















ひさしぶりにカタツムリにも出会いました。








京都百景ー高台寺付近

2016-06-29 16:11:11 | 京都の町 町屋・建造物

今回は徳力富吉郎「版画京都百景」の「高台寺付近文之助茶屋」です。


作品「高台寺付近文之助茶屋」 昭和20年(1945)





作品解説文
高台寺門前、このあたりは京都の散歩道として、情緒万点の道、 文之助茶屋は寺の庭に設けられた甘酒茶屋である。
大阪の落語家 文之助が開いた茶屋で、甘酒や汁粉を食べさせている。
筋向かいの寺には、銘木有楽椿があり、織田有楽斎の遺愛の椿である。


昨日の高台寺付近





版画制作時期より70年以上経ち、その間に掌美術館ができました。
そのため八坂の塔が少し見えにくくなっていますが、それ以外は当時と変わらない景色のようです。
今も茶店はありますが、甘酒や汁粉ではないようです。


近くには石塀小路があります。
朝早かったので観光客も少なく撮影しやすかったです。




















春光禅院の庭にキキョウとネジバナが咲いていました。



















ノウゼンカズラも咲いていました。















大蓮寺の蓮

2016-06-29 05:32:56 | 花めぐり2016


一昨日の嵯峨野散策の後、一旦帰宅し昼食の後に大蓮寺に車で向かいました。
久しぶりの晴れです。もう少し陽射しを浴びたかったのです。
大蓮寺の蓮さらに開花しているでしょうか。
蓮の花ばかりになりますが御容赦ください。





品種不明





真如蓮





粉霞





小舞妃





艶陽天





小三色蓮





青菱紅蓮





西光寺白蓮





漁山紅蓮





金輪蓮





毎葉蓮





青空がとてもきれいです。蓮と青空撮影してみました。











垂水蓮





蓮生





品種不明





藤壺蓮





お知らせ
明日夜の「プレバト才能ランキング」というテレビ番組に、私の撮影した祇園祭の画像が使われるようです。俳句のコーナーらしいのです。
さてどんな風に使われるのでしょう。






京都百景ー八坂神社、中村楼

2016-06-28 15:01:47 | 京都の町 町屋・建造物

昨日訪れたのは徳力富吉郎「版画京都百景」の八坂神社」です。


版画 八坂神社 昭和48年(1973)




作品解説文
八坂神社平忠盛の灯籠である。神社の境内本社殿の近くに残っている。
雨の夜、平清盛のお伴をして祇園女御の元へ通う途中、あやしげな怪物を見た。
忠盛がただちに捉えてみると、社僧が簑を被って、燈明を雨にぬれないように持ち、
社内の燈籠に油を差し廻っていた者であったという。
忠盛の沈着ぶりは、清盛に褒められたと伝えられている。


昨日の八坂神社





版画に描かれた平忠盛の灯籠は現在は近くに移されています。
楼門寄付者の名前の木札が立っています。

現在の 平忠盛の灯籠





説明板





夏越祓の茅の輪くぐりがあります。
修学旅行生が観光案内人の説明を聞き、輪をくぐっていました。













本殿






作品 八坂神社南門中村楼 昭和5年(1930)





作品解説文
祇園の二軒茶屋は東に中村屋、西に藤屋があり両側から客を呼びとめていた。
藤屋は亡んで、中村屋が明治になって二階建ての楼を建てて中村楼になった。
旧態一部に留めて二軒茶屋の風情を少々残している。
名物祇園豆腐食べられる。
小唄京の四季のー二本差しでも柔らかうーは、当時の武士が祇園で遊んだあと、豆腐を食べる姿態を皮肉って唄ったものだろう。
以前は古い仲居が残っていて、豆腐切りを客の好みでやって見せてくれたものである。
にぎやかに都踊りの幕下りし
のちの寂しさ誰にかたらむ 勇



昨日の中村楼





現在も豆腐田楽は有名でが、京料理茶屋としてミシュラン星付きです。





八坂神社西楼門







祇王寺から北嵯峨広沢池

2016-06-28 05:26:53 | 京都めぐり

昨日は朝から晴天です。
久しぶりの梅雨の合間の青空に気分もスッキリです。
向かったのは先日突然の雨でリタイアした嵯峨野散策の続き、祇王寺から広沢池までのコースです。
祇王寺は私の好きなところで、先月末にも訪れています。
青苔が美しくなってきた6月 下旬の祇王寺です。


祇王寺入口





受付を通るとすぐ目に入る茅葺き草庵





青苔がきれいになりました。










茅葺き山門



















花はガクアジサイだけでした。



































今回は祇王寺を出て北嵯峨に向かいます。
途中、天龍寺の雲水さんの托鉢行出会いました。
京都は禅寺本山(妙心寺、大徳寺、相国寺、建仁寺、南禅寺、東福寺)が多いので街中のいたるところでちょくちょく出会います。
托鉢の移動中「ホー、ホー」と声を出しますが、長男の孫はなによりもこれが怖いようで、この声を聞くと逃げ出します。
言うことを聞かないときは「ホーさんが来るよ」というとおとなしくなるそうです。





北嵯峨も田植えが終わり、田んぼの中のエサを求めてサギがよく集まってきます。
10羽以上は視界に入ります。




















愛宕山





カモがコンクリートの上で休んでいます。





広沢池、画面右上にサギが飛んでいます。














歩き疲れましたのでここで終わりです。




京都百景ー清水三年坂

2016-06-27 15:15:54 | 京都百景


2回目の徳力富吉郎の「版画京都百景」は「清水三年坂」です。
清水三年坂美術館の後で撮影しました。

作品「清水三年坂」昭和33年(1958)





作品解説文
産寧坂とも書く。転ぶと三年目に死ぬという迷信がある。
このあたりは坂が多く、諫めにいわれたのであろう。二年坂というのも近くにある。
八坂神社という名は、坂が八つもあった所からの名である。
私の版画を売る店が、坂の途中にある。
坂を上った所に七味家があり、それを左に折れると清水寺に至る。


昨日の清水三年坂





今から60年近く前の作品ですが、まだ版画屋があります。
当時とあまり変わっていないように思います。
坂を上がったところの七味屋は今も健在で賑わっています。


二年坂





八坂の塔





八坂の塔の道を上がってくる着物姿の方々がいますが、みなさん観光客です。
清水や高台寺付近には着物レンタル店舗がいくつかあります。
今の時期は暑苦しい舞妓変身より料金も安い着物や浴衣姿がよく目につきます。


清水三年坂美術館 「明治の七宝」超絶技巧

2016-06-27 05:16:23 | 美術・博物館

清水三年坂美術館で開催されている「明治の七宝」に行ってきました。
この美術館は清水三年坂(産寧坂)にある私立美術館で、幕末明治の日本の工芸品が収蔵、展示されています。
私は美術館があるのは知っていましたが、清水焼の展示館だろうと思い込んでいました。
私が清水寺に行く時間帯は朝早いので、美術館の開館前が多く中に入ったことはありませんでした。
それが先月テレビで、所さんニッポンの出番{失われた技術で作られた日本の最高傑作}」を見て、素晴らしい明治工芸の作品に圧倒されてしまいました。





一階は常設展示室で常時、蒔絵、金工、七宝、京薩摩焼の展示と技法の説明パネルや道具、材料、工程サンプルの展示と 説明用のDVD映像を流しています。
二階は特別展示室になっていて 3ヶ月毎に企画展示をしています。
美術館の中は撮影禁止です。

番組で紹介された明治工芸の作品です。


薩摩焼 蝶菊尽し茶碗
作 籔明山 直径10cm、高さ 5cm

びっしりと蝶が描かれています。















喜座柿 作 安藤緑山





牙彫り パイナップル・バナナ 作 安藤緑山





自在置物 伊勢海老
生き物の本来の動きを再現した金属工芸





蛇 作 明珍 全長 84.4cm





金工 名所図小箪笥 作 駒井 高さ13.8cm





蒔絵 渦文蒔絵香合 作 白山松哉 直径9cm、高さ2cm





牙彫り 竹の子、梅 作 安藤緑山 高さ25.9cm
アフリカゾウの牙の先端を利用









七宝 花文飾り壺 作 並河靖之 高さ12cm










明治時代に入り殖産興業政策が始まると、外貨獲得のための輸出用に外国人好みの意匠を施した美術工芸品が多く制作されるようになりました。
しかしこれら明治工芸の多くは輸出用に制作されたため、日本国内には優品がほとんど残っていませんでした。
美術館も村田理如館長がこれらを精力的に海外から買い戻してコレクションし、2001年に美術館の開館に至ったそうです。

特別展は明治の七宝です。
美術館でいただいたちらしより
江戸時代末期に尾張の梶常吉によって考案されたと伝えられる近代の七宝は、明治時代尾張と京都を 中心に目覚ましい発展をとげました。
当時盛んに行われた万国博覧会にも多数出品され、世界に類を見ない日本の美しい七宝は、欧米の人々からの称賛を受け、日本の一大輸出産業となりました。
その透明感の ある色彩豊かな装飾は、制作されてから100年以上を経た現在でも、色鮮やかなまま見る者を幻想的な花 鳥風月の世界に誘います。
今展では、明治の七宝のなかでも特に人気の高かった並河靖之、濤川惣助、林小傳治、安藤重兵衛、川 出柴太郎、粂野締太郎らが手掛けた名品の数々を展示します。





作品は全て素晴らしいの一言です。
小さい作品が多いので、単眼鏡があったほうがいいですね。



京都百景ー嵐山

2016-06-26 15:05:25 | 美術・博物館

私の好きな版画家のひとりに徳力富吉郎(1902ー2000)がいます。
明治35年代々西本願寺絵所を預る旧家の十二代に生まれ、京都市立美術学校を卒業し、
土田麦僊の画塾に入り、国展に日本画を出品、樗牛賞や国画賞などを受賞します。
しかし師の土田麦僊が亡くなったのを機会に木版画に転向しました。
私は京都の名所を伝統的な木版画で描いた作品が特に気に入っています。
私も作品の何枚か所持し、居間や私の書斎にかけては楽しんでいます。

1978年講談社から『版画京都百景』が発行されました。
京都市内の年中行事や町の風俗、街や寺社仏閣などが版画に残しています。
作品が画かれた年代は一部戦前のものもありますが、多くは戦後です。
私が学生時代を送った昭和40年代以降の作品も多くあります。

第二次大戦後日本の都市は大きく様相を変えてしまいました。
鉄とコンクリートの都市に変貌し、川は埋められ、高層ビルが林立していきました。
しかし京都は大きな戦災にあわなかったこともありますが、近代的な都市改造に一路邁進することはしませんでした。
確かに大きく変わったところもあれば、今もほとんど変わらずに残っている景色も多いのが京都です。

私は定年退職後の散策を日課にしていますが、少し趣向を変えて、『版画京都百景』に
画かれた当時の景色と現在の景色を対比してみようと思いたちました。
作品は京都の春夏秋冬の順になっていますが、現在六月です。
初夏の景色から初めてみようと思います。


作品「嵐山」昭和45年(1970)





徳力富吉郎の解説文
天下の名勝といわれている嵐山は「らんざん」であり、あらしではなく、嵐気漂うの「らん」であり、近江八景の粟津の晴嵐の「らん」である。
春、松の木の間に咲く山桜の風情は、吉野山の桜とはまたひと味違う。
春秋ともによろしい。「ほととぎす」という料亭があり、明治からの店であり、京のさびの極限といった店である。夏は河鳴く音も聞こえ、雪も素晴らしい。


版画は初夏の雨の日です。
私が撮影した昨日の嵐山です。
この数日の雨で川は濁り水かさが増しています。
雨はあがっています。





参考 春の嵐山(2014年4月撮影)





秋の嵐山(2014年11月下旬撮影)





雪の嵐山(2015年1月撮影)





解説文にある「ほととぎす」という料亭は今はないようです。
四季の嵐山いかがでしょうか。


追加
昨日、撮影場所から川を見るとカワウが岩にいます。8羽いました。
急な流れから退避しているのでしょうか。

























北野天満宮天神市と 大茅の輪くぐり

2016-06-26 05:26:44 | 京都めぐり

昨日は菅原道真公の誕生日、北野天満宮では御誕辰祭が行われます。
また25日は天神市の日でもあり、骨董市や植木市などの露店も出て終日賑わいます。
さらに水無月25日は 夏越の祓(おおはらえ)大茅の輪くぐりも行われます。

一般に京都の神社では水無月の晦日(月末)夏越の大祓を行うのですが、
北野天満宮では御誕辰祭の6月25日に行い、夏越天神ともいわれま す。
北野天満宮の茅の輪は京都では最も大きい直径5mの大きさで、京都の暑い夏 を前に、
庶民の健康と厄除け・無病息災を願って「大茅の輪くぐり」が行われています。

北野天満宮の大鳥居前
私が着いたのは8時過ぎ、まだ露店の準備中のところもありました。





長い参道横はたくさんの露店が並んでいます。










参道前は食べ物の露店が多いです。










楼門に大きな 茅の輪が取り付けられています。
多くの方がわれ先にと茅を取っています。
縁起物、厄払いよけとして家に持ちかえる方が多いようです。
私は穢れや厄の付いた茅は持ち帰るのは良くないと聞いたことがあるのですが、、、。










楼門の裏には七夕飾りが取り付けられています。





三光門前にも七夕飾りです。





本殿前にも茅の輪があり、古式のっとった方法でお参りします。















本殿、当日も修学旅行生の集団が参拝していました。





志望校合格祈願の絵馬がところ狭しと吊るされています。





北野名物長五郎餅、豊臣秀吉公の天正年間から続いた名物です。





露店は境内の外でもでて賑わいます。










植木市もあります。





夜間は境内はライトアップ。 昼間とは違った雰囲気の北野天満宮を楽しむ事が可能です。













南禅寺の蓮開花、天授庵の睡蓮見頃です。

2016-06-25 06:47:08 | 花めぐり2016

京都のあちこちで蓮が咲き始めましたが、開花が遅れていた南禅寺もやっと開花です。
南禅寺の蓮は勅使門の前に蓮池があります。





まだ花数は多くないですが、ピンクの蓮は華やかです。




















紅葉が美しい天授庵の睡蓮が見頃との情報です。
早速入ってみます。
紅葉シーズンは大混雑しますが、今の時期は観光客も少なく、落ち着いて拝観できます。





まず目に入るのはキキョウです。










小さな入口を入ります。










枯山水の東庭です。










池泉回遊式庭園の南庭に入ります。





書院の庭にはナツツバキ(沙羅)が見頃です。









池には白い睡蓮が見頃です。




























睡蓮のまわりを鯉が泳いでいます。





帰り道










書院(中には入れません)





同じく塔頭寺院牧護庵(非公開寺院)の睡蓮も見頃でした。





















白い睡蓮だけですが、そのほうが美しさが際立ちます。





蓮花繚乱

2016-06-24 14:40:00 | 花めぐり2016

植物園でめずらしい ユッカ・ ロストラタの花を見たあとは蓮の撮影です。
先日蓮の開花を投稿したところですが、今回は第二弾です。
まだ6月だというのに多くの品種が花を咲かせています。
昨年も例年より開花が早かったのですが、今年は一段と早く開花しているようです。

玉鵬





小金鳳





飛燕春眠





光輝





王冠





粉霞





八重茶碗





鶯々





冰嬌





棗紅





金合歓





悟空





矯想思紅





水晶白





火花





ペリーズジャイアント





中国古代蓮





姫蓮





月兎





酔妃蓮





桜蓮





漁山紅蓮





嘉祥蓮





絹留





毎葉蓮





廬山白蓮





金輪蓮





青菱紅蓮





舞妃蓮





黒坊の鬼紅





巨椋の大黒





五丁円下













ユッカ・ロストラタの花

2016-06-24 05:08:57 | 花めぐり2016

先日の地元紙に植物園で ユッカ・ ロストラタが初めて開花した記事が載りました。
写真を見てすぐ場所がわかりましたので行ってきました。
ユッカ・ ロストラタはクサスギカズラ科の希少な植物で、米国テキサス州からメキシコ北部に分布し、乾燥地の植物で過湿を嫌い、成長が非常に遅い特徴があるそうです。
この木は「四季の丘」にあり、高さは約2.5mほどです。
樹齢20年でやっと開花したそうです。





幹の上から先端のとがった葉が放射状に広がっています。














この木と花は国内では非常にめずらしく、他で栽培しているところはあまりないそうです。

野山の花も撮影しました。

ツユクサ
早朝に咲き午後にはしぼんでしまう一日花です。





エゾミソハギも咲きだしました。





オカトラノオ





ネムノキ





イセハナビ





蓮もたくさん咲いていました。
後ほどアップします。



シオカラトンボ

2016-06-23 15:03:56 | 定年後生活

最近の散策でちょくちょくシオカラトンボを見かけるようになりました。
子どもの頃夏から秋にかけて日常的に見かける昆虫のひとつでした。
虫かごと網を持ってシオカラトンボやギンヤンマ、オニヤンマなどをとって遊んでいました。
秋の赤トンボ(アキアカネ)は最も身近なトンボでした。
赤トンボの群れが飛び回っている景色には子どもながらにきれいだと思いました。

しかし年齢を重ねるにつれてトンボを見なくなりました。
街中はトンボの生息地でなくなったのでしょうか。
見ていても気にもとめていなかったのかもしれません。

しかし定年退職後の散策で再びトンボや蝶、昆虫などに出会うようになりました。
何か懐かしいものに出会ったようで、感慨を新たにしていています。

この間の蓮の撮影のときに見かけ撮影しました。















ネットでシオカラトンボを調べてみました。

活動期:4~10月
生息地:平地から低山地の池沼、水田、市街地の公園や社寺の池
大きさ:48~57㎜
特 徴:腹部の白い粉を塩に見たててこの和名がついた。ごく普通に見られ、日本では最もなじみの深いトンボのひと つ。雌は成熟しても黒と茶褐色の縞模様で俗に「麦わらトンボ」と呼ばれる。産卵時に水をはじき飛ばして卵 を散らばすために、雌の腹部の先の方が、少し広がっている。




東本願寺の蓮と睡蓮

2016-06-23 05:28:46 | 花めぐり2016


昨日はかなり強い雨が降り続きました。
特に九州や中国地方では被害も出たようで、お見舞い申し上げます。
皆様のお住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか。
妻に聞くと夜中かなり強く降ったそうです。私は全く気づきませんでした。

昨日向かったのは浄土真宗「真宗大谷派」の本山、東本願寺です。
京都駅からも近く、歩いても10分ほどです。
ここの堀に蓮や睡蓮があり、私は毎年訪れています。


東西の本願寺は京都で最も大きな寺院です。





蓮は建物の南堀にあります。
まだ咲き始めで開花数は少なかったです。
品種は淀姫と表示板がありました。















淀姫は鮮やかなピンクが特徴ですが、こちらは違う品種のようです。














睡蓮は見頃です。
日本で自生するのはヒツジグサ(未草)の1種類だけで、日本全国の池や沼に広く分布し、白い花を午後、未の刻ごろに咲かせる事から名が付いたとそうです。
睡蓮はヒツジグサの漢名で一般にスイレン属の水生植物の総称として用いられるようです。
よく赤や紫などの睡蓮見かけますが、これは園芸品種のようです。










何度見ても蓮はきれいです。
もう少し蓮めぐり続けてみようと思います。