千葉市若葉区にあり樹木に囲まれた しらい庵は
明治天皇御小休所(石原家旧宅)とある。
昼時は高価でもなくランチメニューが3種ある。
コーヒなど飲み物がついている。
蕎麦もさることながらこの林に囲まれたような建物に興味を抱いた。
地元の年配の人は此処のことを倶楽部泉水という。
それは
この屋敷は昔ここ川井村で栄えた明治5年まで名主を務めた石原家が
所有していたものであった。石原家は文献によれば1810年以降は
隣接五十土村(いかづち)の名主も務め1837年から明治元年割元役も務めた。
割元とは村役人最高の役で領主からの法令の伝達、年貢夫役の割り付け、
訴訟の調整を行い苗字帯刀を許され、扶持を頂き村民からは川井の旦那と
呼ばれたそうで、新田と言えば石原家をさし奉行とも呼ばれ、それは奥庭に
牢屋があった事から察せられる。
昭和30年に伝統的建物の滅失を危惧,当主石原喜男麿氏に保存を兼ねた
使用を懇請 了承を得て昭和42年、倶楽部の施設として修理改築した。
尚、明治15年5月八街丹尾台で行われた大演習の折に明治天皇が御小休され
嘗ては史跡であった石原喜摠司氏の旧宅である。
(千葉市『千葉市の散歩道』)より
なんと歴史ある建物であり そして今蕎麦処 しらい庵である。