これだけ仙台にいながら初めて宮城県知事公館に行く。突然行ったが有難いことに
その日はセレモニーもなく気持ちよく見学させてもらった。普通予約が必要とのこと。
駐車場が近くにはなくて、探し回ったが、空いていれば置かしてくれるようだ。
宮城県知事公館は広瀬川胡桃淵に面した左岸の仙台中町の凄い坂道にあり、1400坪
の広さだ。
説明書きによると
藩政期、広瀬川に澱江戸時代橋が架けられ、広瀬川伊達家の家臣田村顕行がこの地に
屋敷を賜った。左岸の仙台中町段丘と仙台下町段丘との間の段丘上には対岸の仙
台城を囲むように上級家臣の邸宅が延々と連なっていうことだ。
明治維新後の明治元年、後に仙台市長となる山田揆一が購入し米国バプテスト同盟の
女性宣教師が設立した塾(学校法人尚絅学院の前身)として貸与、その後、大正時代、
陸軍第二師団長官舎となる。終戦後は、進駐軍に接収され東北地方司令官官舎となる。
昭和33年に東北財務局に返還され、宮城県に譲渡され、県の児童会館となる。昭和
40年に児童館の移転で知事公館になり、宮城県を訪問した諸外国の大公使、皇族な
ど賓客を接遇する施設として利用されている。皇太子も来られたそうだ。一般公開がOK
でMJQ結婚式などイベントにも貸し出しされている
現在の公館の建物は1921年(大正10年)に建てられたもので、外観は青色瓦、フランス
式マンサード屋根の洋館となっている。正門は、切妻造で本瓦葺きの四脚門。大正時代に
仙台城にあった門を移築したものと伝えられている。
凄い坂道
震災のため東屋の屋根はなくなったそうだ。
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