積雪130センチ超 住宅一部損壊・停電も
住民“排雪早く”
年末年始にかけて記録的な大雪となっている青森県では5日、津軽地域を中心に各地で市民生活への被害や交通障害、公共交通機関への影響が続いています。
県によると、4日までの被害状況は、転倒や屋根の雪下ろし中の転落による人的被害が11人のほか、住宅の一部損壊や停電が発生。車の立ち往生や渋滞が各地で起きています。
青森市では5日、積雪が130センチを超えました。バス道路では、雪に埋もれてしまった停留所がありました。東北新幹線が発着する新青森駅周辺では、道幅の狭さに加え、雪による凹凸で車の往来が困難になり、渋滞が発生していました。
住宅地では、市民が早朝から雪かきに追われ、こんもりと雪が積もった屋根を心配そうに眺める人や、1階の窓が雪で埋もれスコップで懸命にかき出している人、晴れているうちにと屋根に上がって雪をおろす人がいました。
スノーダンプで雪を運び出していた男性(60)は、自宅前に積みあがった雪の山を見上げながら、「もう雪を捨てる場所がない。早く排雪に入ってほしい」と訴えました。
県は4日、12年ぶりに豪雪対策本部を設置し、除排雪体制を強化するとしています。
日本共産党青森県議団の安藤晴美代表は、「県民の生活を脅かす状況を一刻も早く解消するために、県要請などに力を尽くしていきます」と語りました。(青森県・赤平加奈恵)
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