辰巳議員「交付金少なすぎる」
衆院総務委
日本共産党の辰巳孝太郎議員は18日、衆院総務委員会で質問し、性暴力被害者を支援する「ワンストップセンター」に、国が抜本的な支援を強化するよう求めました。
「ワンストップセンター」は全都道府県に52カ所あり、辰巳氏は「今、全国で窮地にたたされている」として、大阪SACHICOの事例をあげました。
SACHICOは、全国に先駆けて2010年に病院拠点型として設立。辰巳氏は「拠点を置いてきた民間病院からの協力が難しくなり、運営の縮小を迫られ相談者が激減。存続を求める署名5万人分が府に提出された」実態を紹介。友納理緒・内閣政務官は「拠点を失うことはあってはならない」と答えました。
辰巳氏はこの背景に、人件費の補助が支援員にあって医師にはない問題点を指摘。SACHICOの場合、医師と看護師の人件費は施設の持ち出しだとして「国が負担すべきだ」とただしました。
友納政務官は「今年度の交付金は昨年度2割増の6億円」と答弁。辰巳氏は、全体で6億円では「あまりにも少ない」と指摘し、国による手厚い財政支援を要求しました。
辰巳氏は、被害者がアクセスしやすく中長期的な支援につなげるため、公立・公的病院との連携や病院拠点型のワンストップ支援センターが求められていると指摘。友納政務官は「私も医療従事者。医療機関に置くことの重要性は認識している」と答弁しました。辰巳氏は、被害者救済のための根拠法策定も求めました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます