バンコクの爆弾事件、捜査暗礁か
国際刑事警察機構に協力要請
バンコク都心のラチャプラソン交差点で17日夜に爆弾が爆発し、タイ人、中国人ら20人が死亡、125人が負傷した事件で、タイ警察は19日、国際刑事警察機構(ICPO)に犯行の手口、容疑者の映像などを送り、協力を要請したことを明らかにした。
爆発現場の防犯カメラの映像によると、容疑者の男は眼鏡をかけ、黄色いTシャツ、短パン姿で、爆発の数分前、ラチャプラソン交差点にある観光名所「エラワンの祠」内のベンチに爆弾が入ったとみられるバックパックを置いて、立ち去った。警察は「エラワンの祠」で容疑者の近くに立っていた赤いシャツの男と白いシャツの男が共犯という見方を強めている。プラウット・タイ警察長官補兼報道官は19日、容疑者はすでにタイを離れた可能性があると話した。
タイ治安当局は犯人について、▼タイ軍事政権と対立するタクシン元首相派▼マレーシア国境のタイ深南部でタイ当局と武装闘争を続けるマレー系イスラム武装勢力▼国際テロ組織――のいずれかの可能性が高いとみている。
これについて、プラユット首相は19日、タイ政府が今年7月、不法入国で逮捕した中国籍のウイグル族109人を中国に強制送還したことで、ウイグル族が関与する国際テロ組織が報復のため犯行に及んだという見方を否定。実行犯は雇われただけで、証拠を消すため雇い主に殺害される恐れがあるとして、犯人に自首するよう呼びかけた。タイ軍政の報道官も20日、これまでの捜査から、国際テロ組織とは無関係で、中国人を狙ったものではない可能性が高いという見方を示した。
一方、タイ警察は19日、インターネットの交流サイト(SNS)、フェイスブックに今月13日、バンコクで14―18日に事件が起こるという警告を書き込んだタイ人男性(36)の身元を特定し、この男性を同席させ、記者会見を行った。男性は国営企業社員で、タクシン元首相支持者。書き込みについては、フェイスブック上でみつけた情報を転載しただけと主張し、犯行への関与を否定した。警察はこの男性を逮捕していない。
バンコク爆弾事件の死者 タイ人6人
マレーシア人と中国人各4人
国籍別ではタイ人6人、マレーシア人4人、中国人4人、香港人2人、インドネシア人1人、シンガポール人1人、不明2人。
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