松ちゃんの『やりっ放し やられっ放し』

あなたが気になりだしてから 世界が息づいてる(松任谷由実『緑の町に舞い降りて』より)

ぉ~い…お~い!お~~~~い『お~い!竜馬』

2006-06-16 02:59:16 | books
人生を変えた本がある。

人生と呼べる程永くはまだ生きていないのだけど
でも。私の人生に明らかに大きな影響を及ぼした本がある。

武田鉄矢原作・小山ゆう著の『お~い!竜馬』である。
漫画である。
だから私は漫画を否定できないのである。

小学5年生の時だったろうか
隣に住む同級生の家に遊びに行った時に
その友達の本棚の中に、それの第1巻だけが紛れていた。
私は読んだが、ただ面白いし、その先を読みたいと思っただけで、まだ感銘は受けていない。

しかし、半年後ぐらいには
私は15巻くらいまでは集めていた。
漫画を読んでいく内に
勿論・坂本竜馬に引き込まれ
調べるようになる。

自分が関心をもった事柄に対しては徹底的に調べつくす、そんな性格!ダメみたい…
否。ええねんええねん。
時たま、その時にしなければならない事を疎かにしてまで
そんなことをしていることがあるのだが
そういう性格は自分でも悪くは思っていない。

対象は竜馬から、彼の周辺の志士達に移り
例えば高杉晋作、吉田松陰、西郷隆盛、桐野利秋、武市半平太、岡田以蔵、陸奥宗光、板垣退助…
また、勝海舟やジョン万次郎といった同じ時代に生きた人々にまで関心は及び
次に、時代の考察、幕末という時代の考察
その時代の中の土佐や薩摩長州等の藩について…

いつの間にか【歴史】が得意に、そして好きになっていた。
本屋で「坂本竜馬」だとか「幕末」といった言葉が目に入ると
かならず立ち止まってしまう。
今でこそ法学部生として学んでいるが

当初は文学部の史学科志望でしたが、野暮な事情がありまして変更に至った訳で…
旅行する時もかならず【歴史】という要素は絡んでくる、というか絡めている。
東京まで主婦仕様のチャリでいった横断も『お~い!竜馬』を読んでいなければ、やっていなかった。

なぜ歴史にわたしは引き込まれていったのだろうと考える。また…
今のなぜ引き込まれ続けているのだろうと考える。その時に、なぜ坂本竜馬なのだろうと考える。
それは『お~い!竜馬』を読んだからである。それが原点である。ただその漫画を楽しむだけでなく

私の目を幕末・明治の世界に向けさせてくれた点で感謝感激雨あらr否…嵐である。
坂本竜馬という人間、資料も色々あるにせよ、その本当の姿は分からないけど

少なくとも、『お~い!竜馬』の中の坂本は好きである。しかも、もの凄く。