先日拾った蛾の幼虫(コスズメ)のその後の話。
グロ注意
かなりショッキングなので絵にします。
金曜日の朝。
コスズは今まで自分がたかってた葉っぱを3分の2くらい食べ、
居場所がなくなったので他の葉っぱに移動しているのを確認。
帰宅後その場から全く動かず土曜日の朝を迎えました。
しかし土曜の帰宅後。朝いた場所から一ミリも動いてない。
やはり部屋の中という環境はダメなのかなあ。
最期まで餌を調達できる自信が無いから
公園へリリースしに行こう。
日曜日。やはりその場から動かず。
よく晴れたので陽のあたる所にしばらく置いておく。
昼前にさあ連れて行くかと様子を見ると
何やら体をピク、ピクと動かしている。
頭のあたりとかお尻の尻尾あたりを瞬間的に収縮させてる感じ。
丸二日食べてないからなんだか痩せた気がする。
しかしこの動きは何だ?脱皮?
お腹あたりしおしおしてる。
体の右側面しか見ていなかったが、回り込んで逆をみたら
体半分よりも尻尾よりのところが一部出っ張っている。
それをよーーーーーくみると
なんか動いてる!!!!
コスズメはやや横倒しになる体勢になり、そのプツがよくみえた。
デジカメをひっつかんでくる。これって・・・寄生?!?!
そのプツは前後左右にくるくると動き出した
コスズメは苦しそうに、大きく息をつくように体を動かす。
このときはまだ小さい頭が見えているだけ。
ピンセットで引き抜いてやろうかと思うくらいだった。
一瞬浮かんだのがアオムシコマユバチ。
宿主の体に数十匹の単位でびっしり付いちゃうやつだ。
あれだったら「即投げ捨て」を考えた。
出てきたのは一匹だったけど、
そのシーンはエイリアンそのもの。
変なホラーとかSFより怖いかもしれない。
コスズは時折前脚を動かしたりしている。もう自力で体制すら戻せない。
胸部もぴくぴくしてて、まだ中にいるんじゃないかと思うくらいだった。
出てきたそいつもまたグロで、胸部のあたりに気持ち悪い黒い模様と
体の下のあたりにまだらっぽい模様がある。
まだら模様は透明と白のコントラストなのでそんなに目立ちはしない。
黒い模様の方は模様と言うより皮膚の下に何かあるという方が正しい。
多分内臓(消化器官だと思う)が透けてるんでしょう。
(一瞬、以前記事にした「寄生された卵」を思い出してぞぞぞっとなった。)
しかもこの寄生蜂の幼虫、頭に比べて体が太いのだ。
まるででんぐり返りするように体をコスズから引き抜くのだが
苦しむコスズがもう不憫で・・・
奴は出てくるなり繭を作り出した。
この後残念ながら会社から緊急のお電話があり行くことに。
帰宅した後に見ると
背中に繭がちょこんとくっついている。
出てきた穴は小さいながらも痛々しく開いたまま。
(#@益@)ギギg・・・と思いながら繭を引きはがす。
あっけなく簡単に取れた。
コスズは死んでしまったかなあと思ったらまだ生きている。
ちょっと刺激があるとぴくっと体を縮めるだけで
もう食事も移動もできない。
ただ奇跡的に体勢だけは横倒しから少し戻っていた。
犬猫や鳥なら強制給餌というてがあるが、イモムシにはそれは無理な話。
このまま死んでしまうのを見ているしかないのか。
・・・と思ったら、現在水曜日時点でまだ生きている。
ただしやはり何も食べずその場に居続ける。
麻酔をかけられて動けないような感じだ。
だんだん痩せて縮んでくる。
寄生蜂の中には宿主から出た後、宿主に繭を守らせたり
繭を作る手伝いをさせる奴がいるらしいので
もしかしたらあえて殺さずにいるのかもしれない。
それに私がはがさなければ腰にくっついたままのはず。
繭を守らせるためにあえて活かしているのか……?
(でもそんな力、絶対ないよ)
もうこうなったら何が出るか最後まで見てやると思い
むしり取った繭を前回同様、プラスチックの透明なふた
(眼鏡クリーナーのスプレーの蓋)をかぶせて確保してある。
長さ約1cmくらいかな。
カイコの繭をちーさくして色づけしたようなしっかり具合。
今回写真のっけたら間違いなくブラクラ(最近聞かないなこの言葉)になるので
ラストの写真以外やめてます。
(といいつつ某ブロ友さんには写真を見せてるんですが)
もし「見たい」なんていう方がいたらお知らせください。