五月三日、二十年ぶりに懐かしのギョウジャニンニク採り場を訪れた後、午後の行動は特に決めていなかったが、女房は密かに「ひょっとして」という期待があったようだ。以前、太くて逞しいウドを数年採取し、その後、帯広市の碌でもない三人組に破壊され尽くした林道脇を目指し、急傾斜地をゆっくり登った。
キジムシロの花に挨拶し、目的地に着いてみると、やはり昨年の枯れ茎がほとんど見当たらない。細い茎がようやく数本あり、地際を見ると、何と驚くなかれ、ウドが顔を出しているではないか。 いくら南斜面でも、五月三日にウドが! しかも、さらに上流の小川の岸辺でコゴミを発見。これまでの記録は、水道の沢の四月二十日、五月三日はそれに次ぐ記録となった。
本日の山菜採取の成果は多彩で、帰宅後、フキ・コゴミ・ギョウジャニンニク・エゾニワトコの新芽・ミツバ・ウドが大皿に並んだ。エゾイラクサの新芽とエゾニワトコの新芽は天麩羅にすると珍味だが、食べ過ぎると腸の働きを阻害(下痢)することがある。新芽が出てすぐのウドはアクが強いが、酢味噌和えは剣菱の最高の肴になった。
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