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そろそろ真面目モードで行きましょう!
雪道のマキシマムアタックインカーです!
自分的にBICCに出る理由は普段出来ないマキシマムアタック
が出来ることです。
他のラリーではまず完走すること!車を壊さない範囲で攻める!
というのがプライベーターの自分のラリーへの参戦スタイルです。
でも、そんな走りばかりしているとどんどん走りが守りに入って
遅くなるのが嫌でも実感してしまいます。
BICCだけは完走も結果も関係無いので、
思い切りマキシマムアタック出来る、
自分への挑戦のラリーだと思っています。
今回、レキの状況からタイヤが減るのをケチって
11年落ちのラリスタを履いた為、タイムは出ていませんが
走りは今の自分を出し切ったマキシマムアタックです!
まず、雪道のドライビングですが、自分はアウトミドルアウト
で走ります。
よく雪壁を使うと言いますが、自分は壁にボディアタックする
のでは無く壁際の雪を使って走ります。
進入のブレーキングではアウトの壁際の雪を踏んで減速します。
そこからインを付くのではなくセンターを狙います。
インに行くとリアタイヤがセンターを通ってしまうので
アイスバーンにリアが乗ることになり、フロントがインの雪を
踏んでグリップすることも重なりリアが一気に流れてしまい
スピンしてしまう可能性が出ます。スピンまでいかなくても
オーバーアングルになってしまい失速してしまいます。
フロントをセンターに通してリアをアウトの壁際の雪を
踏んで走れば、リアがそれ以上出ることは無いので
結果グリップが上がるのと同じことになり、
コーナーリングスピードを上げることが出来ます!
フロントはセンターの路面がグリップすればそのまま
アウトミドルアウトで抜ければ良いし、
アイスバーンでグリップしなければ
フロントはアンダーが出てミドルには付けませんが
それでも、そのまま踏んでいけば立ち上がりで壁際に来るので
フロントリアとも壁際の雪を踏みながら真っ直ぐ立ち上がれます!
これが、自分の基本的な雪道の走りのイメージです!
もとじの連続写真を使わせて貰いましたが
このときはアイスバーンでミドルに付けないので
そのままアウトアウトアウトで踏んだまま抜けています。
世界の人はどんな状況でもアウトインアウトで行くそうです。
インを付いたときにリアが一気に流れるのはどうするのか?と
聞くと、コーナーのかなり手前から曲がれない位の進入スピード
で姿勢を作ってアクセル全開で入ればスピンモードに入るより
早く車がアウトに飛び出そうとするので立ち上がりで帳尻が
合う!と説明されました!
その走りが出来るのは日本では世界の人と後一人しか
居ないと思います。
その人は北海道のチンコウおいちゃんです。
まさしく、あの酔っ払い親父がその走りでした!
BSのタイヤテストに参加したとき旭川の占有林道で
チンコウの雪道に初めて乗ったとき、200kmオーバーで
まさに真横になってコーナーをクリアするのを体験したとき
の衝撃は一生忘れられません!
その後毎年冬になるとチンコウ詣でをして3年かかって
走りを学びました!
同じ走りは出来ませんでしたが、自分なりに吸収して自分の
走りにしたのがアウトミドルアウトの走りです。
ちなみに世界の人もその当時は日本で走っていて
チンコウの走りはまだ出来ないでいたはずです。
チンコウに雪の走りを聞いていた記憶があります。
ただ、雪道だけなら雪壁にボディアタックする
雪スペシャリストの方がタイムを出せると思います。
世界の人もチンコウも雪スペシャリストには勝てて
いませんでしたから!
今でも、雪スペシャリストがもしBICCに出れば
県道なら世界の人よりタイムが出ると思います。
世界の人も言っていましたが、雪壁を使って走っても
他のグラベルやターマックの練習にならないので
アウトインアウトで自分の走りをする!と言っていました!
というわけで、県道のインカーですが、前半は氷の塊がタイヤと
ボディの間に噛みこんでしまい、ハンドルが切れなくなり
バーストしてしまったかと思って減速してしまうなどリズムに
乗れませんでしたが、中間のストレートを5速全開で踏み切った
あたりからスイッチが入りました!
中盤からは本気のマキシマムアタックです!
行き過ぎてタイムロスも多いですがこれが今の自分の雪道
ドライビングであり本気走りです!
因みに今回のラリーでは外装は全くの無傷です!
雪煙が上がるときは壁際の雪をタイヤで踏んでいる時です!
壁に当たったのは中盤の5速全開からのストレートエンド
だけです(笑)久しぶりに空が見えました(爆)
tomokix、pa.さん、ナリ、