世界一美しい本って、どんな本だろう。と思い、観に行く。
残念なのは、美しい本は映像では伝わりづらいということだ。手触りや、匂い。シュタイデル社のゲルハルト・シュタイデルさんは何度も何度も紙を手に取りそう言うけれど、客席ではよく分からない。
でもシュタイデルさんの情熱は伝わる。
昨日『スティーブ・ジョブス 1995』というインタヴュー・ドキュメンタリー(?)を観たけれど、シュタイデルさんと同様、情熱がすごい。情熱、魂、ビジョン、欲望。などなど。
シンプルな欲望は、そこへ至るまでの複雑な道のりを、深く深く水の底に沈めるようだ。数えきれないメッセージを喚起して、そこに浮いている。
映画を観るのも、ご飯を食べるのも、何かのための手段なんだけれど、何のための手段なんだか時々分からなくなる。
私は目配せが多すぎる気がする。
偉人は偉人だ。
少なくとも私ではない。
ゲレオン・ベツェル、ヨルグ・アドルフ監督、2010年、ドイツ。
残念なのは、美しい本は映像では伝わりづらいということだ。手触りや、匂い。シュタイデル社のゲルハルト・シュタイデルさんは何度も何度も紙を手に取りそう言うけれど、客席ではよく分からない。
でもシュタイデルさんの情熱は伝わる。
昨日『スティーブ・ジョブス 1995』というインタヴュー・ドキュメンタリー(?)を観たけれど、シュタイデルさんと同様、情熱がすごい。情熱、魂、ビジョン、欲望。などなど。
シンプルな欲望は、そこへ至るまでの複雑な道のりを、深く深く水の底に沈めるようだ。数えきれないメッセージを喚起して、そこに浮いている。
映画を観るのも、ご飯を食べるのも、何かのための手段なんだけれど、何のための手段なんだか時々分からなくなる。
私は目配せが多すぎる気がする。
偉人は偉人だ。
少なくとも私ではない。
ゲレオン・ベツェル、ヨルグ・アドルフ監督、2010年、ドイツ。