先週は、一足早い夏休みをいただきました。そこで向かったのは、長野県の霧ヶ峰。
少しずつ旅の記録を付けたいなと思います。
最初に向かったのは、茅野市にある御射鹿池(みしゃかいけ)。
ここは東山魁夷画伯の「緑響く」という絵で有名なのです。白い鹿がいる静かな絵です。実際に鹿は見なかったのですが、本当に白い鹿がいてもおかしくないような雰囲気でした。
幻想的な、木々の映る澄んだ水面を見る為には早朝に着かなくてはいけないということで、午前4時に自宅を出発。
夫が運転してくれたので、途中から私は爆睡。途中で寄ったサービスエリアも朦朧として良く覚えていません(汗)ちなみにこちら↓
八ヶ岳SA。到着時間は午前5時半頃。ほぼ覚えてない…(´。`)
次に気がついた時には、御射鹿池に到着していました。大体6時過ぎくらいだったかな。
御射鹿池は予想に反して、県道沿いにありました。向かいに駐車場があるので車を停め、ドアを閉めて、振り返るとすぐに池が。神秘的な池は神秘的な場所にある(鬱蒼とした森の奥とか)という単細胞的決めつけをあっさり鮮やかに超えて来るところは、やはり神秘と言うべきでしょうか。。
上下対称に、木々を映す池の水面。
杉の木の真っ直ぐに伸びる直線がまた、崇高な静けさを感じさせます。
しかし残念ながら上の写真は、良く見るとさざ波が立っているのが分かります。完璧ではありませんでした。空気も、水も、全てが静寂に包まれる瞬間のみ、鏡の国が現れるんですね。
しかも・・・
しばらくすると、池の主、鴨さんが現れました。おはようございます!(^^;)
池の主というには理由があって、この池には魚が住めないそうです。酸性が強くて魚は住めず、水の透明度の高さはその為だそうです。魅惑的でありながら、何だかちょっと寂しい気もしますね。
しかし主は酸性だろうと気にしません。スーッときれいな航跡を残しながら自由に進む、鴨3羽。今来たばかりで、カメラの三脚を立てていた向こうのお兄さんの事をちょっと考えてしまいました。
いや、それもきっと自然撮影の醍醐味。千載一遇のチャンスを掴むべくファインダーを覗くお兄さん。水面を滑らかに裂きつつ進む鴨さん達も、きっと彼には想定内でしょう。
何て勝手な事を考えながら、お先に私達は御射鹿池にさようなら。
後ろに引いて映すとこんな感じ。
県道191号線をぐんぐん行きますよ!すっかり目は覚めました(笑)
つづく。
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