授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

簡単!夏休み課題処理法4選!

2024-09-04 18:00:00 | 学級経営
夏休み課題処理1。
読書感想文は、まず、斜め読みし、要約だけ、感想だけのは外す。
最後に、一行くらい気持ちを書いてあるものもパス。
選ぶのは、気になった文章を引用または要約し、それについて自分の意見を書いているもの。
最後に、これからの自分にどう活かすか書いてあればもっといい。

夏休み課題処理2。
工作、絵、自由研究は、教室で発表会をする。
がんばった所、工夫した所、苦労した所を言わせる。
聞きながらその場で、カードに発表した内容を赤ペンで書く。
発表が終わった子は、その場でカードを作品に貼る。
一時間で朱入れが終わる。

夏休み課題処理3。
教科のプリントを印刷する場合、答えも印刷し配る。
学年通信や個人面談、しおりなどで保護者に丸つけを依頼。
子どもの学習の様子を知ってもらいたいなどの趣意説明もしておく。
夏休み開け、集めたら、やってないページがないかめくりながら、ハンコを押し、表紙にコメントし、返す。

夏休み課題処理4。
夏休み前のプリントはすべてホチキスで留めてしおりの冊子にする。
めあて、予定表、反省、過ごし方、宿題一覧、国語、図工、理科などの募集要項、出品票、保健室からの歯磨きカレンダーなど。
子どもにも保護者にも、しおりを読めばすべてわかると伝えておく。
集める時も一冊で済む。

授業のスキル基本のキその三、説明1分指示5秒。

2020-02-12 00:34:00 | 学級経営
ある授業研で、授業者が指示の説明を20分してました。

子どもたちは、だらけた雰囲気。中には机に突っ伏している子もいます。

そして、授業者は、「はじめ」と言いました。
僕の頭には?がつきました。
何を指示したのか、全くわからなかったのです。

突っ伏している子に「何するかわかった?」と聞いたら、「わかんね」と言って何もしませんでした。

他の子たちも、とりあえずノートを出して鉛筆持つとかしてるのですが、やっぱりなをやるかわからなかったようです。

話は長いほど混乱します。説明してるつもりでも、言葉を変え、言い方を変えていくと、大人でも、「結局何が言いたいの?」と言いたくなってしまいます。

ましてや子どもは、語彙の獲得が少なく、脳の発達も未熟です。言えば言うほど脳は理解不能で混乱します。

脳のワーキングメモリは、子どもなら、3つぐらいと思っておきましょう。それ以上言えば、前のメモリが消えていきます。話が長くなるほど、子どもたちは覚えていられないのです。

では、どうするか。

説明と指示は、子どもにわかる言葉で短くズバッと言いましょう。

説明は1分以内、指示は5秒で一つだけ言えば、子どもは混乱しません。

短い説明、短い発問、短い指示で、子どもの活動はたっぷりとる。

それがいい授業の秘訣です。

実は、上記の授業研のクラスを、僕が翌年担任しました。

今回の内容や、今まで書いた、そしてこれから書く「授業のスキル基本のキ」を行うことで、授業中、突っ伏す子はいなくなりましたよ。


授業のスキル基本のキその二。話すときは物なし、おへそ向け、口チャック。

2020-01-27 16:20:00 | 学級経営
授業開始時、子どもたちは、何も指導しなければ、騒乱状態です。子どもは、動きたい、喋りたい、手イタズラしたいのです。

よく、静かになるまで待つ、と言う先生がいます。それでは、普通静かになりません。賢い子が気付いて「静かにして!」と言うことがあります。それで静かになる場合もあります。しかし、逆に反発して、余計うるさくなることの方が多いです。

待つ、と言うのは、指導の放棄です。子どもたちは、授業は静かに受けると知らずに小学校に入学して来ます。一年生の最初に、授業の受け方を教えないといけないのです。

いや、一年生の先生は、指導したと言うかもしれません。いま、静かに受けていればオーケーです。

しかし、多くの場合、騒乱状態になります。なぜなら、話の聞き方が習慣化するまで、何度も何度でも指導していないからです。

前置きが長くなりました。
話を聞く状態にするには、次の3つの要素があります。
1.手に物を持たない
2.話し手を向く
3.喋らない

一つ一つ解説します。

1.手に物を持たない
手に物を持っていると、必ず手イタズラをしてしまいます。手に注意がいき、教師の話が頭に入って来ません。
「手に持っている物を置きます」と言って視線をとばし確認します。

2.話し手を向く
別の方向を見てるのは、そちらに注意が向いています。教師の方に注意を向かせるために、「おへそを先生に向けます」そして全員確認します。

3.喋らない
子どもが話していると、当然ですが、その話に注意を向けてしまう子がいます。また、教師の話を聞かなくてよいという誤学習をしてしまいます。
「口にチャックをします」と身振り付きで言います。

僕は4月の学級開きから言い始めます。
「お話をします。手に持ってる物を置きます。おへそを先生に向けます。口にチャックをします。」
そして全員に視線をとばし確認してから話します。

初めのうちは、出来ない子がいます。視線をとばせば、誰かわかるので、
「◯さん、おへそを先生にむけます。」などと指示します。叱ると、反発する子がいるので、笑顔でいいます。

1か月くらい続けると、「お話をします。」だけで全員が聞く姿勢になります。

2か月くらい続けると、教師が話し始めるだけで姿勢がよくなります。

2学期開始時に聞き方が悪くなったら、また初めからやればいいのです。

話の聞かせ方の基本はこれでいいですが、バリエーションはたくさんあります。それはまた別の機会に。

教師のスキル基本のキ〜その1 、視線を全員にとばすスキル〜

2020-01-23 17:54:00 | 学級経営
授業中、教えているのに、遊んでいる子、ボーッとしている子、いませんか。僕は昔、そんな子たちを叱っていました。毎時間、教室などこかでふざけていて、叱るばかりを繰り返してました。それでも、ノートを集めたら、書いていない子がいっぱいいて、また叱るを繰り返してました。

教育サークルに行くようになり、何故そうなるか、指摘されました。僕は、授業中、真ん中あたりしか見ていないことでした。左右の子たちがサボっていても、視界に入らなかったのです。

教室の子全員に目が行き届くようになると、サボり始めやふざけ始めた時が分かるようになりました。皆と違う動きが目に入ってくるのです。

では、どのようにスキルを身につけるか。

まずは、左後ろの隅の子から、右後ろ隅の子まで視線を横に動かします。そこから左前の隅の子まで斜めに視線を動かします。そして右前の隅の子まで横に視線を動かします。教師から見て、Zの形になるようにです。3〜5秒くらいです。

次に、Z型に視線を動かしながら、1度に前後左右4人ぐらいずつ目に入るように意識します。時間は5秒くらい。これだけでも大体の児童の様子は認知できます。

視線移動は、話しながらできるように意識します。

慣れたら、0.5秒くらいずつ、子ども目を合わせていきます。教師を見ていない子がわかります。

視線の移動は、逆Z型や、N型、逆N型、O型などのバリエーションがあります。

全員に視線をとばせるようになると、子ども達も緊張感をもちます。ふざけ始め、集中していない子を見つけられます。逆に発言したい子も分かります。

意識して毎時間やれば、習慣化します。僕は、授業開始時にZ型視線とばしをやることにしたら、1か月ほどで、意識しなくてもできるようになりました。

逆に気付きすぎて困るほどでした。

全員に視線を向けると、よく言われますが、どうすればよいかまでは、教えてもらえません。
ぜひ、本稿を参考にして、視線とばしスキルを身につけて下さい。

担任を外れないと見えない事

2020-01-15 23:59:00 | 学級経営
初めて担任を外れ、理科の専科をやった時、わかったことがあります。職員室の先生方が、学校がうまく回るよう、担任の先生方がスムーズにできるよう、影でたくさんのサポートをしてくれていることです。

始業式前に、教務主任に連れられ、体育館に行き、始業式の準備をあれこれと細かなところまで教えてもらいました。

また、空き時間にグランドの整備や、学校周りのゴミ拾い。構内の様々な修理修繕なども行いました。

これらは、自分が担任をやっているときには全く気づいていないことでした。

理科専科をしながら、気づいた事は他にはもあります。

それは、担任は時間を守らないと言うことです。

専科の授業は1時間(45分)の中で終わらせないといけません。担任のように授業の延長はできません。

ところが、子どもたちは平気で専科の授業に遅れてきます。聞くと、子どものせいではなく、担任のせいがほとんどでした。

移動教室の整列のやり直し、お説教。前の授業が時間オーバーした分、休み時間を増やし
、次の専科のスタートが遅れる。

挙げ句は、連絡なく20分遅れ、さらには授業に来ない。あとで担任に聞くと、話し合いしてた、学年会が入った。酷いのは、専科の授業を忘れて別の授業していた、と言われたこともあります。

担任の中には、逆切れして、専科に怒る人もいます。担任が上、専科が下と思っているのでしょう。

しかし、そのカットした分の授業は、あとで貰えると担任は言うのですが、ほとんどもらったことはありません。

もちろん、担任には、こういう事は話すのですが、あまり改善されません。

これらは、実際に担任を外れないと、府に落ちない、実感が湧かないのだと思います。

もし、担任だけしか経験がなかったら、注意してみてください。あなたの見ていないところで、職員室の先生方がサポートしている事を。あなたの指導が、専科の授業に迷惑をかけている事を。


三学期に一体感・連帯感・達成感あるクラスを作る3ステップ

2020-01-06 01:17:26 | 学級経営
あなたのクラスは、一部の子だけが活躍しているクラスになっていませんか。例えばドッチボール、問題解決学習、授業の発表などなど。
三学期は、ぜひ全員活躍し、一体感・連帯感・達成感あるクラスを目指してみましょう。
そのための3ステップをお伝えします。

1.全員を巻き込めるイベントを利用する

三学期は、卒業式、6年生を送る会、縄跳び大会など、学校行事が利用できます。
学級レクや百人一首、チャレランなどのクラスでイベントを作ってもいいです。
そういうイベントで、一体感、連帯感、達成感が持てるよう、仕掛けて行くのです。

2.全員が活躍できる仕組みを作る

全員が活躍できるには、全員が必ず役割を持つようにします。劇の配役や卒業式の呼びかけは全員にする、指揮者や感想発表を交代で全員にさせる、などです。
学校の方針で、役割が一部の子になる場合は、三学期の行事全てで、交代で役割分担をするのです。それでも足りなければ、クラスでイベントを作ってしまえばいいのです。

3.必ず教えて褒める指導にする。

イベントでは、子どもに任せて何もしない教師がいます。それでは一部の子が活躍し、苦手な子がスポイルされてしまいます。
例えば、長縄なら、指導法が確立しています。ネットで検索すればたくさん見つかります。
初めは苦手な子もできるレベルから始め、だんだん高くして行きます。たくさん褒めることも出来ます。こうすると、苦手意識が薄まり、一体感・連帯感が生まれます。
劇や呼びかけでは、個別評定をします。台本通りに言わせながら、教師は台本に点数や直す点を書き込み、全員が終わったら、それを伝えるのです。直すところもありますが、褒めるところもたくさん見つかります。
個別評定をすると、子どもたち一人一人がもっといい評定をもらおうと、向上心を持ちます。何回かやることで、全員を褒めることができます。また、全員でもっとよくしようと一体感・連帯感を持ちます。
こういった教えて褒める指導をしていけば、イベントは成功し、達成感を味わわせることができます。

三学期、ぜひ一体感・連帯感・達成感あるクラス作りをしてください。

廊下に立たせる先生が犯罪者?

2019-12-23 16:38:23 | 学級経営
令和の世の中になっても、廊下に立たせる先生がいるようです。
それって、やった先生が罪に問われる場合がありますよ。

まず、子どもの教育権の剥奪になります。子どもには、授業を受ける権利があります。を義務教育では、子どもの教育権を侵害する事は禁じられています。廊下で立ってたら、授業を受けられませんよね。では、教室内で立たせるのはいいかと言うと、それも違います。

次に、体罰となる場合があります。
学校教育法に、「殴る・蹴るなどの懲戒、正座・直立等特定の姿勢を長時間に渡って取らせるような肉体的苦痛を与えるような懲戒を禁ずる」という内容があります。立たせる先生って、5分で終わることはまずありません。30分や1時間、平気で立たせます。教師は平気ですが、子どもは苦痛です。苦痛の時間は、1分が10分にも感じます。これは体罰と言われても仕方ありません。

廊下に立たせると、令和の世の中では、法令違反で訴えられたら、先生は体罰をした犯罪者になりますよ。

もちろん、子どもが悪いことをしたから立たせるのでしょう。しかし、注意の仕方、反省の仕方も色々あります。廊下にまじめに立っている子は、それほど問題のない子です。口で注意するだけで充分です。

問題は、教室内で他の子の学習権を妨げるほど邪魔をする子。廊下に出したい気持ちもわかります。そんな時は、校内電話で応援の先生を呼びましょう。教室の子どもたちには自習させ、他の先生に自習監督を頼んでから、空き教室で邪魔した子の指導をしましょう。指導は学習ですから、学習権の侵害にはなりません。時間が経ったり移動したりすることで、邪魔をした子も落ち着くかもしれません。間違っても、教室の子たちを放置して邪魔をした子の指導しちゃダメですよ。教室の子たちの学習権の侵害にならないように。

絶対やらないのは絶対無理なのに

2019-04-17 19:01:37 | 学級経営
よく子どもは、喧嘩をして人を殴ったり蹴ったり、または教師のものを壊したり、人のものを盗んだり、そういったやってはいけないことをしてしまう時が必ずあります。

そういった時に、先生方がよく言ってしまうのが二度とやっちゃいけない、絶対にやっちゃいけないと言う言葉です。

しかし、これは無理な話です。あなたは子供の頃にでも、大人になってからでも、二度とやっちゃいけないと人に言ったり、二度とやらないと心に決めたりしたこと、本当にそれで止められましたか。

例えば、遅刻してしまった、寝坊してしまった、忘れ物をしてしまった、提出文書の締め切りが守れなかった、等々、大人になってからも二度とやらないと、上司に叱られたり、自分で心で誓ったりしても、つい同じ過ちを繰り返すのが人間です。

ましてや子供なんですから、二度とやらない、絶対やらないと言っても、絶対にまたやります。2度目、3度目は必ずあります。

絶対またやると分かっているのに、絶対やらないと言うことを指導したり、そういう約束をさせたりするとどうなるか。

2度目にあったときに、もっと叱られます。この前やらないって約束したでしょ、などと言われ、自尊親や自己肯定感が下がってしまいます。そしてまた、二度とやりませんと言う約束をさせられ、後日また同じことをしてしまうのです。

そうすると、子供のほうは誤学習をしていきます。
二度とやりませんて言っても、また叱られればやってもいいんだ。
二度としませんなんて言う嘘をついてもいいんだ。
だって先生が何度も言わせてるじゃん。
そういった誤学習になり、二度としませんと言う約束は、逆にまたやってもいいやと言う刷り込みになり、悪循環に陥ります。

子供同士の喧嘩の場合はもっと厄介です。誰かに二度としませんと謝らせた場合、その子がまたしたときに、子供同士で、この前二度とやらないって言ったじゃないか、〇〇君は嘘つきだ、といわれます。

そしてまたそれで謝って許されてしまうと、〇〇君は謝れば許してもらえると思ってる、そのように子供たち全体に誤学習を起こしてしまいます。

もっと言うと、またその二度としませんと言うことを起こさせてやろうと、いたずらな子が、その子にちょっかいを出し、それをやらせようとします。
だってそうすれば〇〇君は先生にこっぴどく叱られるそういった姿を見れるのですから。

きちんとそういったことがわかっている先生方から見ると、別の先生に叱られている○○くんの後ろで、それをけしかけたやんちゃな子が、ニヤニヤしながら見ているということがわかります。

特に、ADHDの子は注意欠陥なので何度でも同じ間違いをします。ASD自閉症スペクトラムの子はこだわりが強いので同じことを叱られたって約束したって、こだわり行動を何度もします。

教師は、しっかり約束させることが教育だと思って、二度とか、絶対とか言わせたいのでしょうが、特別支援の経験のある先生方から見るととてもナンセンスな指導だとわかるはずです。

ではどうするのか。二度と、絶対と言う言葉は使わずに、これはやってはいけませんと教えればいいんです。
そしてもしまたやってしまった時、はやってしまったことを認めて謝って次からしないように気をつけていけばいいだけです。

友達と喧嘩してしまった場合も同じです。してしまったことを認め、謝ったら、二度としませんではなく、次こういった喧嘩があったら、同じように話し合って解決していけばいいんだよ、と解決の方法を教えればいいのです。

脳科学に基づいた特別支援の指導法を学んでいくと、こういった普段まかり通っている教育の手立ての過ちが、いくつも見つけることができます。これからもこういった特別支援や脳科学の観点から子供への対処の仕方をお伝えしていこうと思います。

整列の時にNGな指導法

2018-10-28 14:24:30 | 学級経営
運動会、音楽会、その他発表会の類いが学校にはたくさんあります。
その際、横に整列させることがたくさんあります。

ところが、それが毎回揃わない。

隣とくっついている子、間を空けている子、色々です。
また、左右の間隔のバランスが悪いこともしょっ中です。

この時、絶対に次の回で揃わなくなる指導法があります。

「前を見て、何があるか覚えなさい。」

これをやると、次回100パーセント場所がズレます。

なぜかわかりますか?

子どもたちは、全員が並行に前を見ていないからです。

角度が1度でもズレて見ていれば、当然、次に並んだ時に間隔が変わります。

隣の子と、同じ場所を基準として見てしまえば、当然その子たちは次回くっついてしまいます。

次の回、俺はここだった、お前向こうだろ、なんて揉め事が始まります。

隣の子に対し、90度ぴったりに前を見て、
全員が並行に前を見て、全員が同じ間隔で違う目標を見つけるなんて、普通考えたらありえないことはわかります。

ところが先生がたは、深く考えず、安易に前を見て場所を覚えなさいと言います。

で、毎回整列だけで10分以上もやり直しさせるのです。

では、どうするのか。

運動会等であれば、地面にラインカーて印をつければいいんです。

音楽会であれば、ビニールテープやシールを貼ればいいんです。

貼れない場合には、最初から前ならえ二個分や、両手を広げて、前後左右がぶつからない間隔にして、毎回手を広げさせればいいのです。

音楽会であれば、中心の子を決め、その子に向けて小さい前ならえや、前ならえをしたあと、向き直らせればいいのです。

これらの方法であれば、1分で整列できます。

毎回、大騒ぎして場所を決める必要はありません。

整列で時間をかけるより、音楽や運動に時間をかけたいものです。

2学期2日目、スイッチを入れる

2018-09-06 00:07:33 | 学級経営
前回、2学期になったら子供を褒めて学校に来たがる素地を作る、と言うような話をしました。

次にやるべき事は、できるだけ早く夏休みモードを終わらせ、学校モードに切り替えさせると言うことです。

教師の世界では昔から、子供たちが夏休みボケして学校に来ると言うことが言われています。

家でだらけで過ごしていたせいで、学校生活の時間や規律が守れない。それから、教科書やノート持って来ない、持ってきても授業で教科書やノートを出さない、音読をしない、ノート書かないなどなど、すぐに学習に取り掛からない状態になっている子もいます。

この夏休みボケを放置していたら、子供はいい加減にやってもいいと誤学習をしたまま2学期がスタートしてしまいます。

このスタートでの誤学習は、下手をすると2学期いっぱい続き、学級崩壊の始まりとなってしまうこともあります。

そこで、子供を褒めると同時に、学校モード授業モードに入るスイッチを、教師が押してやらなければいけません。

では具体的にどうするかと言う事ですが、2学期2日目から、いきなり集中してやらなければいけない授業を仕掛けることです。

こういうことがわかっている教師は、初日から計算テストや漢字テストなどを行います。テストを行うことで、いやがおうにも勉強しなければいけないと言う気持ちに子供たちを追い込むのです。

テスト以外にも、1学期と同様の普通の授業をすることも大事です。

教科書の音読の時は、きちんと教科書を両手で持たせ、教師が期間指導して全員が読んでいるかどうかを確かめます。教師が近くに回ってくることで子供たちは緊張感を持って学習に臨むことができます。

最近多いのは、なぜかノートは書かなくてもいいと勘違いしている子が方が多いことです。なので授業の中で、こまめに板書し、その都度ノートに書かせ、確認する作業を行うことが必要です。

例えば、黒板に目当てを書いたら、 「ノートに写します。写した人持ってきなさい」と指示を出し、全員が書いているかどうかを確認します。

算数の練習問も「3問目までやったらと持ってきなさい」などと指示することが有効です。教師のところに持ってくると言う行為をさせることで、いい加減にやっている子たちも、周りの子がやっているからやらなければいけない、と焦り、やらなければいけない雰囲気を作っていきます。

そして持ってきた子には「ちゃんとやってきたね、えらいね、早かったね、正解だよ」などと声をかけて褒めることで、さらに誤学習が減り、逆に達成感、満足感を与えることができ、学習のスイッチを入れることができます。

2学期が始まって数日たったと思いますが、まだ、だらけている子や、ノートを書かない子がいたとしたら、それは誤学習が始まり学級崩壊の女が芽生えているのかもしれません。

教師の方が授業をしっかりやり、確認し激励することを取り入れて、すべての子供たちのやる気スイッチを入れてあげましょう。