授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

テストの仕方システム一例

2018-05-29 20:52:40 | 学級経営
これはほんの一例です。

テスト前
・読書の本を机に用意。
・本があり、姿勢の良い人から配る。
・テスト配られたらはじめてよい。

テスト中
・他の人のテストを見ない、喋らない、席から離れない。
・全部やる、何かしら書く。
・読めない字はやり直し。
・テスト中は訴えは聞かない。全員終わったら聞く。

テストが終わったら
・並んでチェックを受ける。
・チェックでは、ざっと全部やってあるかを見るだけ、正誤は見ない。
・並ぶ時も喋らない。
・やってない問題はやり直しをさせる。
・名前と出席番号のチェック。
・開始45分たったら途中でも出す。

チェック合格したら
・開始から30分までは読書。
・立ち歩かないよう、本の交換なし。
・30分過ぎて何もなかった人からグランドで遊んでよい、読書でもよい?
・訴えがあったら、両方とも遊ばず話を聞く。
・45分になったらそのまま、休み時間にしてよい。

これらを板書して説明する。







それ、担任が丸つけするの?

2018-05-28 20:21:14 | 仕事術
自主学習を宿題にすると、家庭で購入したドリルや通信教材をやってきて、担任に丸つけさせる保護者や子どもがいます。

また、それを丸つけする教師もいます。

いろいろな考えがあるだろうけど、僕は丸つけません。

子どもには、
「お家の人が買ったドリルは、お家の人に丸つけしてもらってね。」


保護者から言われたら、
「学校で用意したドリル類は、学校で責任を持ってやらせます。お家で買われたドリル類は、お家で責任を持ってやらせて下さい。丸つけも同じです。」
などと言います。

それでも言われたら、
「クラスには35人の児童がいます。全員に力をつけられるよう、ドリルを選んでいます。このドリルは学校で選んだドリルではありませんので、ご勘弁下さい。○○くんだけ別のドリルに丸つけしたら、特別扱いになります。申し訳ありませんが、できません。」
と言って断ります。

これは、合理的配慮とは違います。

ご家庭からの要求は年々増えています。
全てを受け入れる訳にはいきません。

少なくとも、丸つけだけは、お断りしたいものです。

でも、校内で、丸つけしちゃう先生がいると、なし崩しにやる羽目になるんですよね。

保護者の方がこれを読んでたら、担任に頼んじゃダメですよ。
担任の悩みと負担を作らないで下さいね。


自学ノート、ちゃんとやらせてる?

2018-05-27 07:36:36 | 学級経営
自学ノートが流行ってます。子ども自身が、自分で課題を見つけ、1ページ宿題としてやってきます。学校全体で取り組んでることも多いです。

ちゃんとやる子もいれば、お絵かきで終わったり、「今日は何もなかった」と大きな字で書いて平気で提出する子もいます。たった一行でも、その内もっと書く様になると言って、丸つける先生がいます。昔の僕です。

でも、だんだん書くようになる子は、ほとんどいません。子どもからすれば、この程度で宿題は○なんだと誤学習して、いい加減な内容が続くだけです。

自学ノートは否定しませんが、いい加減な内容は否定します。それは自学、つまり自主学習では無いからです。

いい加減な子には、休み時間にやらせたいところですが、無理強いする時点で自学ではなくなります。

自主学習は、学び方を身につけてないと出来ません。かしこい子たちは自然と自力で出来ますが、下位の子たちは、そもそも何をやっていいか分かりません。

自学のメニュー例を書いたプリントを1ページ目に貼らせます。

毎日、上手な子のノートを紹介します。
出来れば、学級通信などに載せて、保護者にも知らせます。

普段の授業でも、見開き2ページノートまとめなど、自学につながる内容を教えます。

上記のような手立てをとっても出来ない子は、自学プリントを配布してノートに貼らせます。自学ではなくなりますが、やらないよりマシです。

または、自学ノートをやめてしまう。一斉指導する学級では、全員が出来ないことをさせるのはナンセンスだと思います。

自学ノートをやらせるなら、自学が出来るまでの技能をしっかり教室で身につけさせる。それができないなら、やらせない。

なんでもそうだけど、教えてないことを、自分で考えてやれと言うは無理です。
大人でもそうでしょ。

いい加減にやっていいと言う、誤学習だけはさせないようにしましょう。










後からいうことが正しい

2018-05-25 20:41:37 | 学級経営
よく、子どもから、この前はこうだった、○○先生はああいったといわれませんか?

例えば運動会の練習などで色々な先生がいろいろな指示を出しています。
新しい指示をしようとすると、やんちゃな子たちから「先生それは違う!これこれこうやるって言われた。」などと言うわれることがよくあります。
そういう時は、「後から言うことが正しいです。先生方で考えて、前のやり方を変えました。後から言う方にみんなが合わせてください。」などと言っています。

不服を言うようなら、趣意説明します。
「これはゲームと同じです。昨日保存したゲームを今日やろうとしたら、一昨日の状態に戻ってたらみんな嫌でしょう。先生方が言っていることも、どんどん上書き保存されていくんです。だからいつも、後から言ったほうが最新の保存です。だからこの前はこう言われたと言うのは言わないようにしましょう。」

運動会の時とかならば、上書き保存は仕方ないですが、普段の授業や学校生活では、なるべく指示を追加したり指示を変えたりする様な事は、子供が混乱するので、しない方が良いと思いますよ。


教育サークルって怖いの?

2018-05-24 18:56:12 | 教育サークル
昨日、千葉の老舗の教育サークル弥生会に参加してきました。
主宰は日本一の体育の教師根本 正雄先生。
僕は20年近く前から月一回のことを教育サークルに参加しています。

なんで、学校でも忙しいし、学校でも地域でも研修があるのに、放課後の夜の時間や、休みの日を使ってまで、教育サークルに行くのでしょうか?
それはもちろん楽しいからだし、自分の力がメキメキとわかるのが分かるからです。
管制研修の、義務感だけで行う研修とは違います。
教育サークルでは、皆、教師の力量を上げよう、子どもたちのために改善しようと、意欲を持って参加しています。

教育サークルでは、違う学校の人たちが、いろいろな教育実践を持ってきたり、模擬授業をしたりして、それを聞いてみるだけでも勉強になります。そして、それを他の先生方がコメントしたり代案を出したりすることでさらにより良い教育や教育技術が身に付いていきます。
教師としてのレベルが一つ上がります。

できたら、自分のレポート持っていくのが良いと思います。
自分の授業記録でも、学校での提案文書でもいいんです。初めてそれをサークルで報告する時は、緊張の極致です。でも、自分の実践について、褒めてくれると、大変な自身に繋がります。
教師レベルが更に上がります。

1番いいのは、模擬授業をすることです。
授業といっても45分間まるまるやるわけではありません。
冒頭の5分間とかを参加している先生方を自動に見立てて授業するのです。
そうすると、自分の授業の至らなさが自分で見えてきます。
先生方にこうした方が良いと指摘されたり、ときには先輩の先生が代案をだし、で代わりに授業を見せてくれる事もあります。
もちろんこれも顔から火が出るほど恥ずかしいです。
でもその恥ずかしさが糧となり自分の技量は向上し、更なるレベルアップができます。

千葉弥生会は、日本一体育の本を執筆したり監修している根本 正雄先生が始めたサークルです。
もう50年近く続いている老舗教育サークルでです。
そんなすごい教育サークルに行って日本一の体育教師に教えてもらえるのがタダです。
もちろんそこに行くまでの交通費がかりますが。
これは、参加しない手はありません。
僕は、20年近くこの教育サークルに通っています。
毎月行ける時に行けるわけではないですが、行くと仲間から刺激を見てもらい根本先生に励まされ明日からまた頑張っていこうと言う元気をもらいます。
仕事と言うより、もはや趣味に近いかなあ。
でも趣味だからこそ楽しめるしもっとやりたいと思うし自分の力を向上することができるのです。

でもまぁ、最初は、見学させてもらうだけでもいいと思います。
おそらく伝国どこのサークルでも、暖かく迎えてくれるはずです。
地元の教育サークルは、教育雑誌や、ネットで検索したり、教師用のポータルサイトを覗いてみると、結構たくさん見つかります。

20年近く前、初めて弥生会の会場の扉を開ける時、場違いじゃないか、受け入れてもらえなかったらどうしようと、足が震えました。
でも、根本先生はじめ、メンバーの先生方が暖かく迎えてくれ、自分の新しい居場所が見つかりました。



教師として悩んでいる方、レベルアップしたい方、ぜひ教育サークルへ!

教室で起こる事は教師の責任?

2018-05-21 20:00:35 | 学級経営
昔、ある学校で学年集会をやるときに、学年主任が先に行ってしまった。僕は、学年主任のクラスの子供たちが教室に残っていたので、声をかけ、1番最後から行った。ところが、会場の入り口を、僕らが入る前に学年主任が閉めてしまい、中から鍵をかけてしまった。中からは「遅刻した人は中には入れません。〇〇先生(僕)も遅刻しました。」という学年主任の声が聞こえてきた。

それまで、学年の動くときは学年主任が先頭を行けば、ほかの先生は最後尾に付くように教わってきた。それがチームとしての学年の先生方の動きだと、ずっとやってきた。なので、この鍵を閉めてしまった学年主任には愕然としたし、正直ついていけないとも思った。

もっと若い頃、クラスで起こることの全ては担任に責任があると先輩達から教わってきた。何かがあったら、そうならないために、教え育てるのだと。

例えば、忘れ物をして叱る、赤白帽子を忘れたら体育をさせないのは、素人でもできる。
子供だから忘れ物もするし、親も家庭の事情で用意できないこともあるだろう。それを持って来させるために、教師はどんな手立てをとっただろうか。ただ「持ってきなさい」と言うだけでは当然持ってこない。

僕は、集金等であれば、1週間前、3日前、前日、当日などに、連絡帳に書いたり電話したり、メールをしたりして忘れないように手立てを取った。日常の学校で使うものについてはその子のための予備を買って教室に置いてあった。赤白帽子、筆箱セット、下敷き、体操服、雑巾など。

そして必ず忘れました貸してくださいと言えば、叱らずに貸してやるようにしていた。そのままずっと忘れる子もいたが、そのうちにだんだんと教師から借りるのは恥ずかしがり、自分で持ってくるようになった子もいた。

1番最初の例で言えば、やはり学年主任の行動は間違っていたと思う。学年主任のクラスの子が楽学年集会に遅れるのは、学年主任自身の指導の仕方が悪いからである。別のクラスの担任だった僕がその子たちを連れて会場に行ったのであれば、心ある教師ならお礼を言うべきである。

教室で起こること全て自分の責任と思い、それをなくすために、また起こさないために、どのような手立てを取るか、それが教師の仕事である。

遅れた人は会場から締め出す、忘れ物をしたら体育を受けさせない、それらは素人だってできること、教育的指導ではない。給料もらっているのであれば、そうならないために、万策尽きるまで対策を講じるのが教師の仕事である。


写真の日暈(ハロ)は記事と関係ございません。

1人で音読するための5ステップ

2018-05-20 17:52:04 | 国語
子どもの頃、国語の音読は、2種類しかやらされなかった。

ひとつは、「先生のあとについて読みましょう!」
先生が一文を読んで、子ども全員が同じ文を真似すること。
後追い読みなどという。

もう一つは、子どもが1人一文ずつ交代で読むこと。
一文交代読みなでどという。
ぼうっとしてて、よく自分の番が来て、どこ読むか忘れて、叱られたなあ。

でも、この二つ、かなりレベルが違います。

皆の前で、1人で読むのはかなりのプレッシャー。
今の時代、いきなり一人で読めない子もいるし、無理強いしたとクレームが来ることも。

音読も段階を踏んで、少しずつレベルアップしましょう。

レベル0
教師が全て読む。
子どもたちは聞いているだけ。
聞くことも勉強なので、これも大事。
聞き方は、以前のブログにかいたかな?

レベル1
先程の後追い読み。
教師が師範する読み方を子ども全員が真似して読む。
これなら、自信がない子も周りみんな読んでるから、安心して一緒に読める。

レベル2
半分交代読み。
男女別、または教室の左右別で一文交代で読む。
レベル1より人数が半分になり、少しプレッシャーをかける。

レベル3
列読み、班交代読み。
人数が6〜4人に減ってプレッシャー増。

レベル4
二人交代読み。
隣の席の子と2人組になり、2人で一文読んだら後ろの2人が読む。
これができれば、だいぶ音読に慣れて来たはず。

レベル5
1人交代読み。
最高レベル!
でも、レベル1から、毎日ひとつずつレベルアップしていけば、5日あれば1人交代読みできるようになります。

学年始めの物語教材でやっておけば、教材が変わっても1人交代読は大丈夫。

なかなか声が出ない子がいれば、できるレベルに落としてゆっくり時間をかけてレベルを上げていけばいいんです。

もちろん、絶対叱っちゃダメ。声が小さくても読めればOK。
どこ読むかわからない子には笑顔で教えてあげればいい。

音読はもっと深くバリエーションもあるけど、今日はここまで。


写真は記事と関係ございません。

誤学習させる叱り方

2018-05-17 18:13:29 | 学級経営
ある駐車場で見た光景。
三角コーンを蹴って倒していく子ども。
「やめなさい!ちゃんと元に戻しなさい!」
そう怒鳴る母親。
知らんぷりして言ってしまう子ども。
「ほんと、しょうがないんだから!」
と、ぶつぶつ言いながら、三角コーン直さず行ってしまう母親。

きっとあの子は、毎日のように叱られてるんだろう。
で、その度に、やり直さないんだろう。
きっとあの母親は、毎日のように叱ってるんだろう。
で、その度に、やり直さない子どもをみて、ぶつぶつ言うんだろう。

注意するなら、きちんと正しくやり直させないと、誤学習しますよ。
注意されても、やらなくていいという誤学習を。

ちなみに、三角コーンは僕が直しました。



「やらないなら出て行け!」
「静かにしないなら休み時間抜き!」

そんな叱り方をしている先生がいます。
やらせたい、静かにさせたいのは分かります。
こう言った厳しいいい方は、その場では効果があります。
でも、長い目で見ると、逆効果です。

(先生は、出て行けと言うけど、出て行かせた事ないから、今回も大丈夫。)
(先生は言うだけだから、またやっちゃえ。)
(休み時間抜きって言っても、絶対休み時間くれるから、静かになんてしなくていい。)

こう言った誤学習を生じさせているのです。

出て行けとか、休み時間抜きとか、絶対やらない事は、叱るとき言っちゃダメ。
言うなら、本当に出て行かせるとか、休み時間抜きにすべき。
でないと、誤学習を重ねて、言うこと聞かなくなりますよ。

ちなみに、僕は若い頃、出て行けと叱って、本当に出て行った子がいます。
放課後、保護者からのクレーム電話のおまけ付きで。

くわばらくわばら。


写真は記事と関係ありません、はい。

となりの人のを見てはいけない?

2018-05-14 18:54:39 | 学級経営
授業中、子どもがとなりの人のノートなどを見ていると、多くの先生が、見てはいけないというと思います。

もちろん、テストや算数の練習問題は、ダメです。

でも、理科の観察カードや図工まで、見ちゃダメ、自力でやりなさいでいいのかなぁ。

学ぶは、真似ぶです。

出来る子は勿論自力でやらせていいけど、何かいていいか分からない子も以外と多いんですよ。

僕は5〜10分ぐらいかかせたら、一度教室内を歩かせ、友達の作品を見せ合う時間をとります。すると、かけなかった子も友達のを参考にしてかくことができます。

また、はやく終わった子の作品や、昨年度の作品のコピーを黒板に磁石ではり、自由に見せるようにしています。

こういった真似ぶを取り入れると、全員ができるようになり、レベルアップします。

作文、詩、社会や理科のノートまとめ、生活科や総合の調べ学習など、様々なことに使えます。

昨年度の学校では算数の研究授業で、全学年が見せ合う時間をとり、成果を上げました。

見てはいけない授業から、見せ合う授業へ、パラダイムシフトしませんか?


今日の夕日です。記事とは関係ありません(^_^;)

休みの日はしっかり休もう

2018-05-13 23:24:33 | 仕事術
30代、体育主任で脂が乗っている頃、仕事で10時ぐらいまで残るのは毎日だった。
で、土日は講座やセミナーに参加し、学び続けた。
兎に角仕事が楽しかったし、やった分だけ、子どもの変容があった。

毎日がハイな状態が続いたある日、子どもを叱った後、立てなくなった。
身体がふらふらして動けない。
子どもに自習指示を出し、1番大きな男子に担がれて職員室に行った。

救急車が呼ばれ、病院で1日点滴を受けることになった。

40代、3月ぐらいから咳が止まらず、それでも平日は仕事、土日は講座やセミナーに参加していた。病院に行って薬をもらいながらも、4月、5月と咳が止まらぬまま仕事を続けていた。そして6月、病院でレントゲンを撮られ、肺炎の診断で、即入院。家にも帰らずに入院。そこから約1カ月、入院したまま、成績処理し、夏休みを迎えた。

それ以来、基本的に土日のうち1日はのんびりするようにしている。

教員の過労死、ストレスによる自殺が多い。身の回りでも、何人も知ってる。僕にとって他人事ではない。僕もあるかもしれない。だから、休日は休む。

あなたにもあるかもしれない。
だから、休日は休もう。


写真は記事と関係ありません。