授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

支援の必要な子たちに、ダメはNG、ではどうすれば良いか?

2023-09-29 20:54:00 | Weblog

支援の必要な子たちがわがままを言ったり、ルールを守らなかったりしたときに、正論で「それをやってはいけない」とか、頭ごなしに叱ったりするのは、その子たちを余計興奮させるだけです。


また、教師や親にありがちなのは、どうしてそんなことをしたの、などと聞くことです。


支援の必要な子たちは、大抵どうしてと言われるとどう答えていいかわからりません。

本能的に、その時やりたかったことをやっているだけで、うまく言語化できる子がは、年齢が下がれば下がるほどほとんどいません。

そこでその子たちが言うのは、反射的に文句を言ったり、その場で思いつきで言い訳をしたりする位です。


そこで教師や親は、2度目のNGワードを言ってしまいます。


「でもそれはだめでしょ」とか「だからってやっちゃいけないでしょ」などです。

「でも」とか「だからといって」という言葉は支援の必要な子達には通用しません。

彼らは正論やルールを守って動いているのではなく、やりたいこと感情で動いているからです。


大体このような2つのNGワードを重ねたとき、支援の必要な子はほぼ100%、素直に聞く事はありません。火に油を注ぐだけです。


ではどうしたらいいのか。興奮していたら、まず、それが少しおさまり、他所でも話を聞く姿勢が見えてくるまでは放っておくのが得策です。


ただし、暴れたり他の子に危害を加えようとするなら、落ち着ける場所まで連れて行くことが最初の手順になります。


そして、興奮がおさまり、少し話が聞けるそうになったときに、「何がいけなかった?」と聞くのです。これは教師や親からの押し付けにならなりません。叱ることにもならないので、子供は素直に「だって何何なんだもん」とか「こうしたかったんだよ」とか「こうすればよかった」などと、大抵は気づくことができます。


そして次に、OKワードとして、「じゃあこれからどうすればいい?」と聞きます。そうすると、落ち着いていれば「謝りに行く」とか「片付ける」とか、本当はやらなければいけなかったこと言い出すのです。


と偉そうに書いている僕も、自分はついついこのようなNGワードを連発し、子供を怒らせてしまうことが何度もあり、いまだにあります。教師も冷静にならなければいけないですね。


ある時、別の先生が支援の必要な子、NGワード連発して興奮している時がありました。それを脇で客観的に見ていると、やはり「でも」「だからといって」などのNGワードを何度も何度も繰り返していました。


その先NGワードの先生と興奮した子供の話し合いが1段落したときに、私は脇から「じゃあどうすればよかったの」と口を挟んでみました。すると、その子は興奮しながらも、「こうすればよかった」と話しだし、その話をしながら徐々に落ち着いていきましたその子の話が一通り終わったときに「じゃあこれからどうする」と聞くと「謝る」「仲直りをしたい」と言うような言葉が出てきたのです


いつもいつも、この方法でうまくが行くと言うわけではないですが、落ち着いて、話を聞きやすそうなタイミングをとらえて行ってみると、結構有効なワードだと思います。


お試しあれ。


追伸

反抗挑戦性が出ている子供には効きません。全てに反抗しますので。


給食前や帰りの支度の時間は休み時間じゃない

2023-09-27 21:05:00 | Weblog

よく給食前の時間、給食当番以外の後は遊んでしまっている。廊下ではしゃいでいたり、トイレの中で大騒ぎをしていたりする。


そうするとどうなるのか?当然給食の支度が遅くなり、食べる時間も遅くなり、ごちそうさまの時間までに食べ終わらない子が出てくる。


それから帰りの支度の時間も同様に、廊下で遊んだり、トイレで遊んだり、同じような光景が繰り返される。


こちらも当然、帰りの会の開始が遅くなり、下校時間(さよならをする時間)が遅くなる。


どちらの場合も、教師が叱り出したら、さらに悲惨なことになる。叱る時間が追加され、さらに給食の時間や帰る時間が遅くなるのだ。


1番迷惑を被るのは、真面目に給食の支度をして待っていたり、帰りの支度をして待っていたりする子たちである。


どうして真面目にやっている子たちが待たされたり、叱られたりしなければいけないのか?

どうして支度もせず、遊んでいる子たちに合わせなければいけないのか。


この解決法はシンプルである。


給食の支度の時間や、帰りの支度の時間は、休み時間ではない、と言うことを子供たちに徹底させれば良いのである。


どちらも基本は、支度をして待っている時間。もちろんトイレに行くことまでは、だめとは言えない。しかしトイレは行くだけ。トイレで遊んでしまう場合は、トイレは遊ぶ場所ではないと言うことをしっかり教えてておきたい。


1番良いのは、4月、学級のルールを確認する時に、休み時間ではない事を話しておくのが良い。

そうすれば、もし遊んでしまった子がいたときには、今休み時間ではありませんと言うとか、今何をする時間ですか、などと聞けば良いのである。


これは一朝一夕では治らない。今からでも、何度も何度も伝え、子供たち全員が、特にやんちゃな子たちが、休み時間じゃないと言うことを認識するまで続けなければいけない。


しかし、いちど子供たちの中にインプットされれば、多少廊下やトイレでふざけるかもしれないけれども、すぐに帰ってくる。


少し追加すると、この時給食の支度の時間わを10分とか、帰りの支度の時間5分とか、設定しておくとなおよい。


この時間にトイレは行ってもいいけれども、5分を過ぎたら席に座って待っている約束にすればいい。


こちらも最初は例外が必要である。どうしても時間を過ぎて、トイレに行きたいと言ってくる子が出てくる。それは行かせるが、その子を待たずに給食の支度を始めれはよい。そして、1番後ろに並ばせるのだ。大抵やんちゃな子なので、時間を守らなければ、損をするようにすればいい。



帰りの支度の時間であれば、その子を待たずに帰りの会を始めてしまう。で、その子は帰りの挨拶で帰さず、トイレに行ってやっていない分の帰りの会をひとりでやらせる。そうすれば、真面目に待っている子たちの方が早く帰れ、約束を守らない子たちが遅く帰ることになる。


給食の支度の時間、帰りの会の支度の時間は、休み時間ではない。時間内に支度をすると言うことを学ばせる教育の場なのである。


体育はやる回数を多く。説明は短く、やらせる時間を長く。

2023-09-25 18:58:00 | 体育
特別支援学級の担任をしていると、交流学級の授業を見ることが時々ある。
ある時、体育の跳び箱の授業をがあった。
授業を見ていると、子供たちに説明するときに、担任の話がとても長かった。
と言うより、教師が1つと言うことに子供があだ、こうだ言い、それに対応して、それからまた話を始めるのだ。
さらには途中で子供を叱り、最初から話をする。などで、1分で済む説明を5分ぐらいかけてしまうのだ。

これではいけない。子供たちには、先生が話終わるまでは質問は無し、話終わってから質問を聞く時間を作る、などの決まりをしっかり学年の初めに確認しておくべきだったと思う。

また、、子供たちを並ばせ立たせたたまま、教師が一番前で喋っていた。これでは教師は後ろの子まで見えず、後ろの子供も前の教師が見えず話も聞こえず、遊んでしまっていた。

そうしないためにも、子供達を座らせて、教師が全員が見える位置に移動して、説明すべきであると思う。

そしてやっと、子供達が跳び始めた。
しかし、1人飛ぶごとに、教師がまた全体に向けて解説を始めてしまうのだ。
結果、子供たちが全員跳び終わるまでに10分ぐらいかかってしまう。

1時間の授業のうち、子供1人が跳んだのは3回。これでは子供に力がつかない。

そうではなくて、いちど全体に説明したら、連続で何度も何度も跳ばせれば良い。
跳び終わった後に、一言褒めたりアドバイスをしたりするのは構わないと思うが、いちいち次の子を待たせない。

跳び箱は10分もあれば全員が5回ぐらい跳ばすことができるはず。1時間の中に10回も20回も練習するからできるようになるのであって、説明を聞いて3回しかやらないのであれば跳べるになるわけはない。

自転車の乗り方の説明はいくらしたところで自転車には乗れない。そうではなくて、何度も何度も転びながら挑戦するから、自転車乗れるようになる。

コツを掴むのは、回数をこなすから。
跳び箱もマットも幅跳びも50メートル走もみんな同じ。
説明の時間を多く取るのではなく、とにかく子供たちに何度も何度も何度も何度もやらせることだ。
そのうちに子供たちは自分で運動コツをつかみできるようになっていくのだ。