授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

授業のスキル、知っている事と使える事は、別です。

2020-02-14 22:39:00 | 仕事術

知っている事と使える事は、別です。


知識を得るには、本を読んだり、人に聞いたりして、その場で得ることができますが、それでいつも使えるようになると言うのとは、話は別です。


車の運転の仕方の教則本を読んだからといって、車が運転できるようにはなりません。


何日も何日も実習を積み重ねて、初めて免許がもらえるのです。


授業の仕方は、先に大学で免許をもらってしまいますが、知識では知っていても、それを毎日のように使って、意識して使っていくから、自分の身につき、やがて意識せずにできるようになるのです。


「授業のスキル基本のキ」に書かれている事は、先生なら誰でも知っている教育技術かもしれません。


でも、自分が今までの経験した学校の先生方を見ていると、「授業のスキル基本のキ」ができていない先生方がたくさんいます。


若い先生ばかりではなく、ベテランの先生もできていません。


「授業のスキル基本のキ」の悪い例に挙げているような授業をしている先生が多いのです。


ほとんどが、悪い先生ではないんです。でも、授業のスキルが低いんです。


僕のブログ、「授業のスキル基本のキ」は、そんな事知ってるよ、と思う方ほど、できてるか自分を振り返ってみて下さい。


「授業のスキル基本のキ」を、なるほどそうか、と読むだけではなく、普段の授業の中で意識的に使ってみてください。


使えば使うほど、あなたの授業は上手くなっていくはずです。


授業のスキル基本のキその三、説明1分指示5秒。

2020-02-12 00:34:00 | 学級経営
ある授業研で、授業者が指示の説明を20分してました。

子どもたちは、だらけた雰囲気。中には机に突っ伏している子もいます。

そして、授業者は、「はじめ」と言いました。
僕の頭には?がつきました。
何を指示したのか、全くわからなかったのです。

突っ伏している子に「何するかわかった?」と聞いたら、「わかんね」と言って何もしませんでした。

他の子たちも、とりあえずノートを出して鉛筆持つとかしてるのですが、やっぱりなをやるかわからなかったようです。

話は長いほど混乱します。説明してるつもりでも、言葉を変え、言い方を変えていくと、大人でも、「結局何が言いたいの?」と言いたくなってしまいます。

ましてや子どもは、語彙の獲得が少なく、脳の発達も未熟です。言えば言うほど脳は理解不能で混乱します。

脳のワーキングメモリは、子どもなら、3つぐらいと思っておきましょう。それ以上言えば、前のメモリが消えていきます。話が長くなるほど、子どもたちは覚えていられないのです。

では、どうするか。

説明と指示は、子どもにわかる言葉で短くズバッと言いましょう。

説明は1分以内、指示は5秒で一つだけ言えば、子どもは混乱しません。

短い説明、短い発問、短い指示で、子どもの活動はたっぷりとる。

それがいい授業の秘訣です。

実は、上記の授業研のクラスを、僕が翌年担任しました。

今回の内容や、今まで書いた、そしてこれから書く「授業のスキル基本のキ」を行うことで、授業中、突っ伏す子はいなくなりましたよ。