(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方
5年理科 もののとけ方指導プラン
第7時 ミョウバンの結晶づくり
臼井俊男
1.前時の振り返り
前時の目標を板書しておく。
「前回は、どんなめあてでしたか。」
『出てきたホウ酸を取り除いたら、残った液には、もうホウ酸は含まれていないのだろうか。』
2.結果
「班ごとに結果を発表してもらいます。前回発表していない人がします。」
熱する、冷やすを別々に聞くことで、多くの児童に発表させる。
・熱したら、水分が蒸発して、ホウ酸が出てきた。
・氷で冷やしたら、そこの方にホウ酸が出てきた。
3.まとめ
子どもと対話しながら、まとめを書く。
『残った液にも、ホウ酸が溶けていた。水溶液を蒸発させたり、冷やしたりすると、溶けている物を取り出せる。』
かけた子から、合格印を押す。合格した子は、教科書を読んでおくか、見開き2頁まとめをさせる。
4.演示実験
全員がまとめを書けたら、教卓に集める。
「物を溶かして、溶けている物を取り出す方法を使って、おもしろい物が作れます。」
ミョウバンのビンを提示。カリウムミョウバン。焼きミョウバンではできない。
中身を出し、虫眼鏡・顕微鏡
「ものの粒を、結晶といいます。砂糖も塩も結晶です。」
で観察。ミョウバンは、きれいである。
説明をしながら、ミョウバンを熱し、溶かす。
溶かした物を、ガラスのシャーレにとりわけ、各班で観察させる。
5.顕微鏡で結晶を観察させる
ミョウバン水溶液から結晶が出るには、時間がかかる。その間に、結晶を観察させる。
セロテープでに塩や食塩、ホウ酸やミョウバンをぱらぱら降り、それをスライドガラスに貼って観察させる。
6.教科書の資料を読む
『海水と食塩』『岩塩』について読み聞かせる。
岩塩の実物を見せる。
「岩塩以外にも、海水や、地層の中には、様々な結晶ができています。
地球46年の歴史の結果です。ゆっくりゆっくり、様々な結晶が作られて
いきました。それがいま、みんなの目の前にあるのです。」
などと説明する。
7.結晶の観察
教師が作ったミョウバン結晶も見せる。
(単元が始まる頃から,作成しておく。)
実験キットなどにある結晶も見せる。
紫水晶や他の原石も見せる。
8.時間があれば、ノート見開き2頁まとめをする。
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