授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

5年理科 もののとけ方指導プラン 第7時 ミョウバンの結晶づくり 

2008-01-29 22:01:53 | 理科

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 もののとけ方指導プラン
第7時 ミョウバンの結晶づくり
臼井俊男

1.前時の振り返り
 前時の目標を板書しておく。
 「前回は、どんなめあてでしたか。」
  『出てきたホウ酸を取り除いたら、残った液には、もうホウ酸は含まれていないのだろうか。』

2.結果
 「班ごとに結果を発表してもらいます。前回発表していない人がします。」
 熱する、冷やすを別々に聞くことで、多くの児童に発表させる。
 ・熱したら、水分が蒸発して、ホウ酸が出てきた。
 ・氷で冷やしたら、そこの方にホウ酸が出てきた。

3.まとめ
 子どもと対話しながら、まとめを書く。
 『残った液にも、ホウ酸が溶けていた。水溶液を蒸発させたり、冷やしたりすると、溶けている物を取り出せる。』
 かけた子から、合格印を押す。合格した子は、教科書を読んでおくか、見開き2頁まとめをさせる。

4.演示実験
 全員がまとめを書けたら、教卓に集める。
 「物を溶かして、溶けている物を取り出す方法を使って、おもしろい物が作れます。」
  ミョウバンのビンを提示。カリウムミョウバン。焼きミョウバンではできない。
 中身を出し、虫眼鏡・顕微鏡 
「ものの粒を、結晶といいます。砂糖も塩も結晶です。」
で観察。ミョウバンは、きれいである。
 説明をしながら、ミョウバンを熱し、溶かす。
 溶かした物を、ガラスのシャーレにとりわけ、各班で観察させる。

5.顕微鏡で結晶を観察させる
 ミョウバン水溶液から結晶が出るには、時間がかかる。その間に、結晶を観察させる。
 セロテープでに塩や食塩、ホウ酸やミョウバンをぱらぱら降り、それをスライドガラスに貼って観察させる。

6.教科書の資料を読む
   『海水と食塩』『岩塩』について読み聞かせる。
  岩塩の実物を見せる。
  「岩塩以外にも、海水や、地層の中には、様々な結晶ができています。
 
地球46年の歴史の結果です。ゆっくりゆっくり、様々な結晶が作られて
 いきました。それがいま、みんなの目の前にあるのです。」
  などと説明する。

7.結晶の観察
 教師が作ったミョウバン結晶も見せる。
 (単元が始まる頃から,作成しておく。)
 実験キットなどにある結晶も見せる。
 紫水晶や他の原石も見せる。

8.時間があれば、ノート見開き2頁まとめをする。 

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5年理科 もののとけ方指導プラン 第6時 溶かした物の取り出し方

2008-01-28 22:18:02 | 理科
(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 もののとけ方指導プラン 
第6時 溶かした物の取り出し方 
臼井俊男

1.導入
 黒板に日付、ページ数、タイトル、めあてをあらかじめ書いておく。
 早く来た子から書かせる。
 チャイムと同時に発問する。
 「前回は、どんな実験をしたかな。」
 ・食塩やホウ酸を溶かした。
 「どうやって溶かした?」
 ・水を増やしたり、あたためたりした。
 「暖めて溶けきったホウ酸は、いま、どうなってっる?」
 ・また出てきた。・冷やされて出てきた。

2.学習問題
 「この上の方の透明な液体は、水でしょうか?ホウ酸の水溶液でしょうか?」
 自由にいわせる。落ち着いたら、学習問題を書く。
 『出てきたホウ酸を取り除いたら、残った液には、もうホウ酸は含まれていないのだろうか。』
 板書を写す。

3.予想
 「含まれている(ホウ酸水溶液)、含まれていない(水)どちらかをノートに書きます。理由も書きます。」
 だいたいの子が書けたところで、挙手確認。黒板に人数を書く。
 少ない人数の方から、理由を発表させる。理由を言えた子を、ほめる。
 あるクラスは,含まれていない10名,含まれている20名ほど。
 最後のクラスは,30名全員が含まれている。

4.実験方法
 「どのような実験をすれば、確かめられますか。」
 ・上澄みを熱して、水を蒸発させる。
 ・上澄みを冷やして、ホウ酸が出てくるか調べる。
 子どもと対話しながら、実験方法を引き出していく。
 「実験方法と準備物をノートに書きます。」

 準備物:ホウ酸水溶液・ビーカー大・小・アルコールランプ・金網・蒸発皿
     スポイト・三脚・マッチ・燃えがら入れ・ぬれ雑巾・漏斗・漏斗台・濾紙
     ガラス棒・氷

5.濾過・実験の仕方
 「きれいに上澄みだけをとるには、濾過をします。濾過の仕方を教科書で確認します。」
 教科書57頁の濾過の仕方を読む。
 実験方法と注意も読む。
 教師の回りに集め、演示でやり方を説明する。
 同時に、実験方法も演示で説明する。

6.実験
 班ごとに実験物を集め、教科書通りに実験を行う。
 黒板に、各班の結果を書ける欄を用意しておき、おわった班から書かせる。

※ここまでしか終わらず。

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5年理科 もののとけ方 第5時 溶け残りを解かす 

2008-01-22 21:48:25 | 理科
(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

  5年理科 もののとけ方指導記録 
     第5時 溶け残りを解かす 
          臼井俊男
 
1.準備
前もって,日付,ページ数,めあてを板書しておく。
専科に遅れてくるクラスが多いのだ。
ストーブにヤカンをのせる。電気ポットでも湯を沸かしておく。
今日は,たくさん使う予定。
三々五々,子どもたちが理科室に来る。

2.めあて
チャイムが鳴ると同時に指示。
「めあてを写しておきなさい。」
まだ遅れてくる子達がいる。時間調整を行う。
全員がそろったところで,発問。
「前回・前々回は,何をしましたか。」
・食塩やホウ酸を溶かした。溶け残った。
「前時で溶け残った食塩や、ホウ酸をとかすにはどうしたらよいだろうか。」
教科書のめあて読み、ノートに書く。
「どうしたらいいと思う。」予想をノートに書かせ、発表する。
・水の量を多くする。
・あたためる。
・お湯を入れる。
・明るいところに置く。
・炭酸を入れる。
炭酸を入れる意見は,2クラスで出た。なぜ入れるのと聞き直すと,うまく答えられない。通信教育や塾で教えているのだろうか?
明るいところは,日光の熱で溶かすとのこと。
「この中に,おかしい方法があります。」
・お湯を入れる。暖めるのと,水を入れるのと両方だから。

3.実験
「ホウ酸は、後日実験で使うので、あたためめます。食塩に水をたします。」
方法①『食塩が溶け残った容器に、水50mlを加えて様子を調べる。』
方法②『ホウ酸が溶け残った容器をお湯に入れ、様子を調べる。』
方法は,教科書を読み,写真を見て理解させる。

準備物・溶け残り容器・ビーカー2個・お湯・ガラス棒(割り箸)・メスシリンダー・スポイト

半数以上の子がかけたところで,教卓に集め,実験方法を簡単に演示。
席に戻し,準備物までかけた班から準備をし、実験をする。

3年目の先生が,ガラス棒のゴムがついていない方でかき混ぜさせていた。教える。

食塩は,すぐに溶ける。

ホウ酸は,500mlビーカーに沸騰したお湯を200ml入れ,
そこにホウ酸水溶液のプラ容器を入れる。
ところが,これが溶けない。
熱伝導率が低いのだ。
水溶液を200mlのビーカーに移してやらせると,すぐに溶ける。

それでも,湯はすぐに冷め,各班2回ほど湯を入れ替えた。
湯は5リットル以上必要だ。

4.結果
終了10分前,十嫌悪手を止めさせる。
「結果を絵や文で書きます。」
半数以上が書き終わったら,次の指示。
「班ごとに結果を発表します。」
・食塩は水50mlを加えたら、全部溶けました。
・ホウ酸は、お湯で暖めたら全部溶けました。
班によっては,ホウ酸は溶け残った班もあった。
「このままあたためたらどうなると思いますか。」
・全部溶ける。

5.まとめ
「溶け残った物を溶かすには、更に水を加えたり、あたためればよい。」
子どもと対話しながら、まとめを引き出す。
板書し、ノートに書かせる。

6.発展
教科書の54頁を読む。
グラフ・表を1問1答で読み取らせる。

7.片づけ
間を開けて,一時に一事で指示を出す。
「自分が持ってきたものを片づけます。」
「食塩水は,流していいです。」
「ホウ酸水溶液は,次回も使うので,持ってきます。」
「ビーカー類は,ビーカーたわしで洗います。」
「机の上をぬれぞうきんで拭きます。」
「ノートを書き終わったら,班ごとに持ってきます。」
ハンコをもらった班から,終わり。

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5年理科 てことつり合い 第3時 幅の違う棒で同じおもりをつり合わせる

2008-01-19 21:44:52 | 理科

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 てことつり合い 授業記録
 第3時 幅の違う棒で同じおもりをつり合わせる
臼井俊男

1.めあてを黒板に書いておく。
 (板書) 10/9 幅の違う棒で,同じおもりをつり合わせられるだろうか。
 「来た子から,めあてを写します。」
 半数以上が書けたことを確認し,教卓に集める。前時の実験道具を見せながら,復習,確認をする。
 「前回は,幅の同じ棒で同じおもりをつり合わせました。どこにつるすとつり合いまし
 
たか。」
 ・両端 ・両端から同じ長さ ・支点から同じ長さ

2.両端におもりをつるす。
 「今日は幅の違う棒で,同じおもりをつり合わせます。まずは,つり合わせます。
 
その後,両端につるします。」
 演示で場所を示す。つるさない。

 「予想を立てます。板書を写して,予想を○か×で書きます。」
 (板書)①両端におもりをつるす。(図)予想○ ×
 机間指導を一回りして,書かない子,線引きを使わない子に声をかける。

 「つり合う,○の人?つり合わない,×の人?」
 挙手確認。○24人 ×6人。人数の少ない方から,理由を言わせる。
 ×真ん中から長さが違うから。
 ×面積が違うから。
 ×板の重さが違うから。
 下2つの理由は,以前おもりなしでやったことを忘れている。子どもの思いこみはなかなか変わらない。
 ○両端だから。
 ○同じ幅の時もつり合ったから。
 ○同じ重さだから。

 「では,実験をしてみましょう。2人組で行います。班でかご1つと鉄製スタンド2つを
 持って行きます。」
 かごには,班で使う板や道具が入っている。

 5分ほど,実験をさせる。速いグループ,遅いグループがある。速いグループには,結果と気付きを書かせる。

 「班ごとに結果を発表します。1班~8班」
 どの班も,つり合った。
 「ノートに,結果,つり合う,と書きます。」
 板書もする。

3.両端から同じ長さにおもりをつるす。
 同様に説明→予想→理由→実験→結果発表の順に行う。
 予想は○5名×25名。逆転現象だ。
 理由は×両端がダメだったから。両端は端から0㎝なので。○の理由は出ない。
 実験で,結果が出た班は,ノートに記入させ,他の長さでも確かめさせる。
 結果はどの班も,どの長さもつり合わない。結果を書かせる。

4.支点から同じ長さにおもりをつるす。
 上記の2実験同様の流れで行う。
 予想○11名×19名。
 理由○端からの長さでないから。支点からおもりまでの面積が同じだから。
    支点からおもりまでの重さが同じだから。
   ×端からも支点からも同じ長さだから。(他の子から違うと言われる。)
    端から同じ長さでつり合わないから。
 実験をすると,予想外につり合って,驚く子多数。
結果はつり合う。ノートに記入。

5.まとめる。
 「どうまとめますか。」何人かの児童の発言をまとめる。
 (板書)幅の違う棒では,支点から同じ長さでつり合う。
 児童から,幅の同じ棒でも,支点からだけを考えればいいという意見が出る。
 「そう!幅の同じ棒も実は支点からの長さがポイントだったんだね。」

6.発展問題
 これは,時間もなかったため,教師の説明と演示飲みで行う。
 「幅の違う棒で,支点から同じ長さで,おもりのひもの長さを長いのと短いのにしま
 す。つり合うでしょうか。」
 挙手させる。人数は確認しなかった。
 演示実験。つり合う。

 ノートに感想を書かせ,提出して終わり。

参考文献:ドラマを生む向山型理科の展開小学五年(小林幸雄氏の論文) 明治図書

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5年経験者研修・実践報告会

2008-01-19 00:37:04 | 講座・セミナー
5年経験者研修の最終回。
各自の実践報告会が行われた。

「教材教具の開発」がテーマであったので、
理科の自作教材と、パワーポイントのコンテンツ、
プロジェクター、
授業研究時の指導案を持ち込んだ。
私の指導案が、一番厚かった・・・

理科の実践の先生が、自由試行を取り入れていて、おおー。

算数の問題解決。3年のわり算でブロックを使わせた人。
ブロックの使い方で1時間使ったとのこと。
「ブロックの扱えない子にはどう対応したか」
と質問すると,「1時間練習させたので,いない。」とのこと。
「半具体物は,ブロックだけではないと思います。
 ドット図をノートに書かせたり,教科書の絵を鉛筆で囲ませたりする
 方法もありますね。
 私が指導したときは,指先の微細運動ができない子がいるので,
 ブロックよりも図を書かせた方が有効でした。」
と代案を出した。
この人は,聞く耳持たないんだなあ,と思う。

別の方が,
「ブロックだと落としたりして思考がとぎれるので,私は百玉そろばんを買って使っています。」
との意見を出す。
百玉そろばんが出てきて,びっくり!
使っている人がいるんだなあ。

まるでサークルの実践報告と検討のような感じで盛り上がった。

第5回サイエンスアカデミー

2008-01-19 00:34:26 | 講座・セミナー
今日の第5回は,「指示薬・生物系試薬の基礎基本と事故防止」。

講師から,ポイント3つが詳しく話される。
普通に小学校教師をやっていたら,わからないような
かゆいところに手が届くようなことまで教えて頂く。
レジメがメモでいっぱいになる。

後半は,実技。
BTB溶液・フェノールフタレイン作り。
これらも作らない。業者で買うだろう。
でも,あえて作ることで,知識・技能・注意事項が身に付く。
ムラサキキャベツの指示薬作り。
教科書では水で煮出すとある。
しかし,もっと簡単で,きれいな作り方を学ぶ。
塩化コバルトなど,知らなかった内容。
細胞の観察は,感動であった。

NHKにも出た講師K先生直々の実験実技講座。
いやあ,すばらしい学びであった。

5年理科 てことつり合い第2時 同じおもりを左右につるす(自由試行)

2008-01-18 23:44:32 | 理科

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 てことつり合い 授業記録
第2時 同じおもりを左右につるす(自由試行)
臼井俊男


準備しておくもの。10グラムのおもり(糸でつるせるようにしたものを各班に2個)セロテープ、手作りの支柱。

1.めあてを書く
 日付とめあてを板書しておく。
 めあて(同じ重さのおもりを左右のどこに吊すとつり合うのでしょうか。)
「日付とめあてをノートに書きます。2分で書いて下さい。はじめ。」
 机間巡視しながら、ノートを出さない子、書かない子に声をかけていく。

2.演示                                                         
 半分以上が書き終わったところで、手を止めさせ、教卓に集める。
 演示しながら、説明する。
「今日は、2人組で1実験行います。
 鉄製スタンドに先生手作りの支柱を止めます。
 目玉クリップに板をはさみます。
 支柱の棒に目玉クリップを入れ、板をつり合わせます。
 ここがポイントです。まずつり合わせたところから始めるのです。」
実際に演示し、棒がつり合っていることを、しっかりつかませる。
「10グラムの同じおもりを、1こずつ左右のどこに吊すとつり合うでしょうか。
 2人組であれこれやって見ましょう。
 実験したことは、必ず簡単な図と言葉で書いておきます。」
 簡単な図も板書するそして準備の指示。
「板とテープ、ひもはかごに入っています。机1つに1つとします。
 おもり、支柱、目玉クリップは教卓です。
 鉄製スタンドは後ろの棚にあります。
 2人で手分けをして準備します。」

3.自由試行
 準備ができた組から始める。自由試行で、子どもたちはいきいきと取り組む。
 つり合っているか不安な女子は、「これでいいですか?」と聞いてくる。見た目でつり合っていれば、よしとする。
 実験ばかりでノートに書かない子がいた。「1回つり合ったら、ノートに記録しておくんだよ。」と助言。
 棒の左右の長さを変えておもりをつるす組もある。全員に、これでよいか問う。多くの子から、だめとの声があがる。理由を聞くと、「おもりなしでつり合ってないから」と出る。
 輪ゴムを借りに来る子、支柱の楊枝を折る子、様々である。自由試行なので要求に答える。
 やがて、前時に使った長い棒を借りに来る子も出てくる。ひとり1本の条件で貸し出す。

4.結果を板書させる
 実験開始10分。次の指示。
「結果を黒板に書きます。簡単な図と言葉で書きます。」
 黒板を八等分する。
 書いている間に机間指導しながら、まだ書いていない子に書くよう促す。
 言葉の書けない子には、「左右のどこにつるしたの。」と質問する。

4.発表させる
 書いた児童全員に発表させる。
 左右のどこにつるしたか、あやふやな発表者には、質問する。
「同じくらいといったけど、どこから同じくらいですか。」
などと聞くと、「支点から。」「端から」などと答える。
 左右のどこかを書いてある部分に赤線を引かせる。
 このとき、「左右の同じ重さの所」と答えた子がいた。素晴らしい意見である。てんびんの本質に迫る意見である。
「すごい!よく考えたね。でも、重さをはかったの?長さは目に見えるけど、重さは目に見えないよね。仮説としておいて、今度確かめようね。」
といって、保留しておく。

5.わかったことを書いておく
 ここは、まとめではない。次時にたしかめがあるからだ。
「8人の意見をまとめると、3つになりますね。Aくんの意見は何でしたか。」
同様に3名に聞く。この授業では、以下の3つにまとめられた。
・両端。
・両端から同じ長さ。
・支点から同じ長さ。
「どれが正しいか、次時で確かめていきます。」
 感想を書かせる。書けた子から、道具をもとあった場所に片づけさせる。
 道具がなくなり、ノートを出した子から終わり。

参考文献:ドラマを生む向山型理科の展開小学五年(小林幸雄氏の論文) 明治図書

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5年理科 もののとけ方 第4時 ホウ酸が水に溶ける量

2008-01-17 01:08:44 | 理科
(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 もののとけ方指導プラン 
第4時 ホウ酸が水に溶ける量
臼井俊男

1.復習~めあて~実験方法
 「復習です。食塩は水にかぎりなく溶けましたか。」いいえ。
 教科書P52を読む。ホウ酸とは何なのか、教科書に書いてあることを読む。
 めあて「食塩以外の物も、水に溶ける量には限りがあるだろうか。」
 方法「水50mlにホウ酸5gを加えて全部溶けるかどうか調べる。」
 板書し、ノートに書かせる。

2.予想
 「予想。限りがある。限りがない。どちらかをノートに書きます。」
 前時の食塩で、限りがあったので、ほとんどの子が「限りがある」と予想するであろう。
 「限りがあるという人は、何gで溶け残ると思いますか。5g、10g、15g、20 g、25gそれ以上?ノートに書きます。」
 自分の予想はノートに書かせる。人数を板書しておく。

3.実験
 「実験方法、記録の仕方は、前回の食塩と同じです。黒板を写した班から、ノートチェックを受けて準備をして 実験を開始します。」
 準備物は、メスシリンダー・スポイト・水・ホウ酸・電子てんびん・薬包紙・薬さじ。
 ノートチェックは、いままでしてきたとおり。書いてあるモノしか貸さない。
 メスシリンダーやスポイトは、水をはかりとったらすぐ片づけさせる。
 我が校は、電子てんびんが4台しかないので、教卓に並べる。
 ホウ酸は、教卓で5gはかりとり、持って行かせる。
 電子てんびんが、班の数あれば、配ってもいい。
 上皿てんびんでもできるが、はかるのに時間がかかる。
 常温であれば、ホウ酸は、5gでも溶け残る。気温10℃で1.8gしか溶けない。

4.結果~まとめ
 どうやっても溶け残るので、15分を残し、実験をやめさせる。
 班ごとに結果を発表させる。どこも5gでとけ残るはずである。
 「まとめます。水に溶ける量は、この後に続いて文章を考えます。」
 『食塩以外の物も、水に溶ける量には限りがある。』のようにまとめる。
 今回使ったホウ酸水溶液は、次回使うので、容器にビニールテープのラベルを貼り、集めておく。

5.発展
 時間が許せば、演示実験を行う。
 「水50mlに砂糖は何グラム溶けるか。」
 5gのスティックシュガーをいれ、容器を振る。
 実際には、100g溶けるので、残り時間によって、一度に何g入れるか調節する。
 

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千葉弥生会1月例会

2008-01-15 23:11:02 | 教育サークル
昨日,千葉弥生会が行われました。
参加者は7名でした。

1,「もののとけかた」
 砂糖の水溶液を,実際に飲むことで水溶液の意味をとらえる内容。
 お茶パックに砂糖を入れ,シュリーレン現象を見せたあと,
 ストローでコップの上と下の水を飲み比べる。
 シュリーレン現象はよく見えましたが,味の違いは今ひとつでした。
 元実践が食塩のところ,砂糖でやったのがいけなかったかも知れません。
 授業記録では,代表からノートチェックのシステムが良かったとの
 コメントをいただきました。

2,「五色百人一首ビデオ」「算数模擬授業」
 向山先生のCDを聞いて,追試をしたところ,
 子どもたちがしっかり動いたとのことでした。
 代表から100首を暗唱させることのよさを教えて頂きました。
 百人一首の意義も教えて頂きました。
 算数の代案検討は,様々な意見が出て,大きな学びになりました。
 基本形の言い方の検討は,新たな学びでした。
 代表から,それぞれの教師の,それぞれの子どもたちにあった方法があり,それがいいとのコメントをいただきました。

3,「百人一首で知的なクラス作り」
 語り口,百人一首の指導は,すばらしいものでした。
 1年生にとっては,ひらがなを覚える教材としてもいいとのことを教わりました。
 
4,「ライフスキル」
 日本人の気概を学ぶには,すばらしい人物でした。
 代表からライフスキルとは,子どもが自立するためのスキルで,
 その内容を授業に取り入れるよう,コメントをいただきました。

5,「校内研修・授業記録」
 外部講師として社会科で高名なA先生がいらしたときの
 授業記録の報告でした。
 記録から,A先生の新たな提案を読み取る演習を行いました。
 A先生の教材研究のすごさ,子どもを引きこむ授業の様子をかいま見ました。
 また,それを報告する代表の授業記録・授業分析もすばらしいものでした。
 代表の,今後の学校経営の計画をお聞きでき,夢が広がりました。

6,「小さな取り組み6」
 繰り上がりのある引き算では,100玉そろばんとノート,
 言い方が関わり合っていて,すばらしい授業だと感じました。
 気になる子への対応は,1年生ながら保護者との関係が
 とても良好で,さすがだなあと感じました。
 代表から「仲間ソーセージ」「愛情テレパシー」などの
 イメージ語がよいとお褒めの言葉をいただきました。

7,「国語・詩の音読」
 今回,はじめて参加した先生の模擬授業でした。
 落ち着いて,はっきりとした言葉で,良かったです。
 代表から,自信のなさを克服するため,100回以上練習するようコメントをいただきました。

最後に,4月の全国一斉セミナー千葉会場のチラシの検討をしました。

1人30分くらいの検討時間を取ることができ,
充実した内容でした。

次回は,2月17日(日・大安)です。

5年理科 もののとけ方 第3時 水に溶けるものの量 

2008-01-15 22:39:02 | 理科

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 もののとけ方指導プラン 
第3時 水に溶ける物の量 
  臼井俊男  

①前回の復習
 「水に溶ける物を何といいましたか。」水溶液
 「食塩を水に溶かすと、重さはなくなりましたか。」なくならない。
 下記をそろえて板書し、ノートに書かせる。
 『水の重さ+溶かした物の重さ=水溶液の重さ』
 『水50g+食塩5g=食塩水55g』板書し、ノートに書かせる。

②演示実験
 「砂糖を水に溶かすと重さはなくなりますか。」
 口頭でなくなる・なくならない・その他を聞く。
  別の実験方法・電子てんびんを使って演示実験する。
 結果はなくならない。
 『水50g+砂糖5g=砂糖水55g』板書し、ノートに書かせる。

③前時のまとめ
「水溶液の重さは、水の重さと溶かした物の重さの和になる。物が溶けて見えなくなっても、物がなくなったわけではない。水の重さ+溶かした物の重さ=水溶液の重さ」
子どもと対話しながら、まとめる。
ノートに書かせる。

④今日のめあて
 教科書50頁を読む。
 『食塩は、水にかぎりなく溶けるだろうか。』
 板書と同時にノートに書かせる。
 
⑤予想
 「50mlの水に食塩を5gずつ入れていきます。どんなに混ぜても溶け残るようにな ったら、溶ける量には限りがあるということです。予想をノートに書きます。」
 ・溶ける量には限りがある。
 ・溶ける量には限りがない。
 どちらかをノートに書かせる。

⑥メスシリンダーの使い方
 教科書を読む。
 班ごとに実際にメスシリンダーで50mlはかりとらせ、全員に確認させる。

⑦準備物・実験方法
 板書し、写させる。
 ・食塩は、班の数だけビーカーに小分けしておく。

⑧実験する。
 班で1実験をする。5gにつき、ひとりが実験する。
 5gは電子天秤ではからせる。2班に1つずつ貸し出す。
 実験結果が出たら、黒板に班ごとに板書させる。

⑨発表し、話し合う。
 各班ごとに結果を発表し、結果から何がわかるか話し合う。
 ・20gのとき、溶け残った。
 ・食塩は、溶ける量に限りがある。

⑩次時の予告
 「食塩以外の物も、水に溶ける量には限りがあるだろうか。」
 「今日溶け残った食塩水は、今度使います。ビニールテープのラベルを貼っておきます。」
 『1組3班食塩水』と書かせる。

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