1 笑顔で子どもの前に立つ
日本で1番の社会科教師と言われた有田和正先生は、50才を過ぎても、毎朝鏡の前で笑顔の練習をしてから学校にいったという。
日大医学部の林先生の基本方針の1番目が、笑顔。
暗い顔で子どもの前に立つのはダメ。
笑顔は、教師の表芸。どんなときにも笑顔で。 練習すれば、だれでもできる。
2 ほめてほめてほめる
愛知のドクター杉山登志郎先生(「発達障害の子どもたち」著者)は、ほめまくるほど発達障害の子にいいという。
もし叱ったとしても、叱ることの10倍はお目ないといけない。
でも、嘘っぽく叱るのはダメ。
昨日と比べ、1歩でも進歩していたら、ほめる。
「すごいなあ、進歩してるよ。」
誉めて子どもを育てる。
3 連絡することを忘れない
向山先生は、娘の担任から、前日に木工ボンドを持ってくるよう言われたという。
夜9時に町をかけまわって買いいったという。 担任が連絡が遅れれば、どこの家もそうなる。 事前に、何回も、手を変え品を変えて連絡しておく。
連絡は、朝最初にする。
プリント等は、もらってきたらその時に配る。 黒板の橋に忘れないように書いておく。
4 約束を守る
子どもとの約束を2回破ったら、向山先生でも学級崩壊するという。
特に高学年は、たった1度でも影で「あの先生、信用できない」と噂する。
教師は、ちょっとしたことだと忘れてしまうが、子どもはどんな些細なことでも覚えている。
楽しみにしている子がいる。
約束をするなら、「もしかしたら、ダメになるかも。でも、今週中に時間を取るから。」と先回りして言っておく。
約束とはそれほど大事。
5.発問・作業指示を短く
ノートに書きなさい。手を挙げなさい。
などの発問、作業指示は明確に短くする。
たとえ、1000回発問しても変わらない、ぶれない発問をする。
向山先生が、クイズおもしろゼミナールの編集委員をしていたとき、NHKのプロデューサーから、「どうして教師は、同じことを聞くと、毎回違うことを言うのか。」と聞かれたという。
教師は同じことを言っているいるつもりだが、違うのだ。
1000回言っても一言一句変わらないようにしないといけない。
また、長い言い方は、子どもは何を言っているかわからない。
「教科書を出して24ページを開いて、5番をやりなさい。」
こういっても、「先生!どこやるの!」という子がいる。
やさしくもう一回言っても、同じことを聞いてくる。
これは、ワーキングメモリーが1つに集中すると言うこと。
ADHDの子は、教師の長い発問指示は、何を言っているのかわからないのである。
教師は言葉を10分の1まで削らないといけない。
6 子ども全員と目線を合わす
黒板に向かいながら話す人がいる。
後ろ向きに言わない。
発言するときは、子どもを向いて言わないといけない。
目線は、子どもの方へ。
全員に目線が行くようにする。
ひとりに0.5秒目がとまるように。
子どもは「自分を見てくれている、自分に話しかけてる」と思う。
この視線のチカラで子どもを制することができる。
7 どならない
子どもがかわいそう。どなるときは、
①命に関わること
②全体の動きに関わること
以外は行わない。
運動会などで、拡声器でどなっている先生がいるが、近所迷惑だし子どもも嫌な気持ちになり、余計動かない。
どならなくても、子どもを動かすことができる。
8 教えてほめる授業
授業には2つある。
①教えないで叱る授業
②教えてほめる授業
教えないで叱る授業の典型が、算数の問題解決学習。
授業で活躍するのは塾で習った子だけ。
教科書を見ちゃダメ。
1時間で1問しかやらない。
これで、考える力がつくのだろうか。教師は、「こんなのもわからないのか!」と叱る。
教えないのだから、わかるわけがない。
教えて誉める授業の典型が、向山型に代表される、教科書を教える授業。教科書を使うから、みんなわかる。
みんなが100点を取れる。
だから、ほめまくることができる。
誉められるから、その教科が好きになり、好きになるから得意になる。
9 シンプルに授業の組み立てる
授業をシンプルに組み立てるから、授業が安定する。
校庭で「ここに座りなさい」といって、大きな円を描く。
運動会で、円がなくなるとできない。時間割を変えると、混乱する児童がいる。
どうしても変える場合は、ごく簡単に。
それも前の日に連絡する。
基本は時間割通りに行う。
10 知的な授業
「塚も動け 我が泣く声は~」国語セミナーで、向山先生は「1文字変えてごらん」と発問した。
それだけで、様々な句となり、そのイメージの違いが議論された。
すごく熱中した授業となった。
知的な、心豊かな子どもに育てるには、知的な授業でないとダメ。
「いってみて
やってみて
やらせてみて
ほめてやらねば、人は動かじ」
山本五十六
2009TOSSサマーセミナー・向山洋一先生の総括講演より
日本で1番の社会科教師と言われた有田和正先生は、50才を過ぎても、毎朝鏡の前で笑顔の練習をしてから学校にいったという。
日大医学部の林先生の基本方針の1番目が、笑顔。
暗い顔で子どもの前に立つのはダメ。
笑顔は、教師の表芸。どんなときにも笑顔で。 練習すれば、だれでもできる。
2 ほめてほめてほめる
愛知のドクター杉山登志郎先生(「発達障害の子どもたち」著者)は、ほめまくるほど発達障害の子にいいという。
もし叱ったとしても、叱ることの10倍はお目ないといけない。
でも、嘘っぽく叱るのはダメ。
昨日と比べ、1歩でも進歩していたら、ほめる。
「すごいなあ、進歩してるよ。」
誉めて子どもを育てる。
3 連絡することを忘れない
向山先生は、娘の担任から、前日に木工ボンドを持ってくるよう言われたという。
夜9時に町をかけまわって買いいったという。 担任が連絡が遅れれば、どこの家もそうなる。 事前に、何回も、手を変え品を変えて連絡しておく。
連絡は、朝最初にする。
プリント等は、もらってきたらその時に配る。 黒板の橋に忘れないように書いておく。
4 約束を守る
子どもとの約束を2回破ったら、向山先生でも学級崩壊するという。
特に高学年は、たった1度でも影で「あの先生、信用できない」と噂する。
教師は、ちょっとしたことだと忘れてしまうが、子どもはどんな些細なことでも覚えている。
楽しみにしている子がいる。
約束をするなら、「もしかしたら、ダメになるかも。でも、今週中に時間を取るから。」と先回りして言っておく。
約束とはそれほど大事。
5.発問・作業指示を短く
ノートに書きなさい。手を挙げなさい。
などの発問、作業指示は明確に短くする。
たとえ、1000回発問しても変わらない、ぶれない発問をする。
向山先生が、クイズおもしろゼミナールの編集委員をしていたとき、NHKのプロデューサーから、「どうして教師は、同じことを聞くと、毎回違うことを言うのか。」と聞かれたという。
教師は同じことを言っているいるつもりだが、違うのだ。
1000回言っても一言一句変わらないようにしないといけない。
また、長い言い方は、子どもは何を言っているかわからない。
「教科書を出して24ページを開いて、5番をやりなさい。」
こういっても、「先生!どこやるの!」という子がいる。
やさしくもう一回言っても、同じことを聞いてくる。
これは、ワーキングメモリーが1つに集中すると言うこと。
ADHDの子は、教師の長い発問指示は、何を言っているのかわからないのである。
教師は言葉を10分の1まで削らないといけない。
6 子ども全員と目線を合わす
黒板に向かいながら話す人がいる。
後ろ向きに言わない。
発言するときは、子どもを向いて言わないといけない。
目線は、子どもの方へ。
全員に目線が行くようにする。
ひとりに0.5秒目がとまるように。
子どもは「自分を見てくれている、自分に話しかけてる」と思う。
この視線のチカラで子どもを制することができる。
7 どならない
子どもがかわいそう。どなるときは、
①命に関わること
②全体の動きに関わること
以外は行わない。
運動会などで、拡声器でどなっている先生がいるが、近所迷惑だし子どもも嫌な気持ちになり、余計動かない。
どならなくても、子どもを動かすことができる。
8 教えてほめる授業
授業には2つある。
①教えないで叱る授業
②教えてほめる授業
教えないで叱る授業の典型が、算数の問題解決学習。
授業で活躍するのは塾で習った子だけ。
教科書を見ちゃダメ。
1時間で1問しかやらない。
これで、考える力がつくのだろうか。教師は、「こんなのもわからないのか!」と叱る。
教えないのだから、わかるわけがない。
教えて誉める授業の典型が、向山型に代表される、教科書を教える授業。教科書を使うから、みんなわかる。
みんなが100点を取れる。
だから、ほめまくることができる。
誉められるから、その教科が好きになり、好きになるから得意になる。
9 シンプルに授業の組み立てる
授業をシンプルに組み立てるから、授業が安定する。
校庭で「ここに座りなさい」といって、大きな円を描く。
運動会で、円がなくなるとできない。時間割を変えると、混乱する児童がいる。
どうしても変える場合は、ごく簡単に。
それも前の日に連絡する。
基本は時間割通りに行う。
10 知的な授業
「塚も動け 我が泣く声は~」国語セミナーで、向山先生は「1文字変えてごらん」と発問した。
それだけで、様々な句となり、そのイメージの違いが議論された。
すごく熱中した授業となった。
知的な、心豊かな子どもに育てるには、知的な授業でないとダメ。
「いってみて
やってみて
やらせてみて
ほめてやらねば、人は動かじ」
山本五十六
2009TOSSサマーセミナー・向山洋一先生の総括講演より