授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

余計なことを教えるための教師の努力

2019-11-11 10:00:19 | 教育サークル
余計なことを教えるための教師の努力

昨日、余計なことを教えるのはやめませんか?と書いた。

でも、文科省や県から降りてきたら、僕らは教えるしかないんです。

丸投げの◯育をどう教えるのか。

心ある◯育の提唱者は、本を書いてくれます。
大変助かります。
でも、それを読んで、そのまま授業にはなりません。
◯育の提唱者は、教師ではないので、子どもたちに分かるようにするにはどの言葉を使い、どう発問指示するかは分かってないからです。
私たち教師は、その本を読み込み、授業を組み立てます。

研究校として指定され、1年〜3年で授業や単元を考えて発表することもあります。
これらの研究発表や資料は大変役立ちます。
ただ、お上からのお達しでやっている場合は、やっつけ仕事の場合があり、美化されている場合があります。
資料のうち、使えるのは指導案の部分ですが、授業の組み立ては分かっても、発問指示はないので、そこは追試、再現は、自分で再構築しなければなりません。

一番よいのは、教育サークルで検討された資料です。
やる気のある教師が自主的に行なっているので、具体的です。
また、模擬授業形式だと、発問指示のある指導プラン形式なので、自分の教室で追試することができます。

これら教育サークルが執筆した雑誌や書籍は、具体的で即使える授業プランになっています。

心ある◯育の提唱者や専門家は、学校や教育サークルと組んだり、依頼を受けて協力したりします。

様々な所から丸投げされた◯育は、このように研究校や教育サークルによって具体化、授業化されて、子どもたちに教えられるのです。

教師の世界では、当たり前の事ですが、教師のこんな苦労があって、◯育はやっと教えられるようになることを、一般の方々にも知っていただきたいです。

教育サークルって怖いの?

2018-05-24 18:56:12 | 教育サークル
昨日、千葉の老舗の教育サークル弥生会に参加してきました。
主宰は日本一の体育の教師根本 正雄先生。
僕は20年近く前から月一回のことを教育サークルに参加しています。

なんで、学校でも忙しいし、学校でも地域でも研修があるのに、放課後の夜の時間や、休みの日を使ってまで、教育サークルに行くのでしょうか?
それはもちろん楽しいからだし、自分の力がメキメキとわかるのが分かるからです。
管制研修の、義務感だけで行う研修とは違います。
教育サークルでは、皆、教師の力量を上げよう、子どもたちのために改善しようと、意欲を持って参加しています。

教育サークルでは、違う学校の人たちが、いろいろな教育実践を持ってきたり、模擬授業をしたりして、それを聞いてみるだけでも勉強になります。そして、それを他の先生方がコメントしたり代案を出したりすることでさらにより良い教育や教育技術が身に付いていきます。
教師としてのレベルが一つ上がります。

できたら、自分のレポート持っていくのが良いと思います。
自分の授業記録でも、学校での提案文書でもいいんです。初めてそれをサークルで報告する時は、緊張の極致です。でも、自分の実践について、褒めてくれると、大変な自身に繋がります。
教師レベルが更に上がります。

1番いいのは、模擬授業をすることです。
授業といっても45分間まるまるやるわけではありません。
冒頭の5分間とかを参加している先生方を自動に見立てて授業するのです。
そうすると、自分の授業の至らなさが自分で見えてきます。
先生方にこうした方が良いと指摘されたり、ときには先輩の先生が代案をだし、で代わりに授業を見せてくれる事もあります。
もちろんこれも顔から火が出るほど恥ずかしいです。
でもその恥ずかしさが糧となり自分の技量は向上し、更なるレベルアップができます。

千葉弥生会は、日本一体育の本を執筆したり監修している根本 正雄先生が始めたサークルです。
もう50年近く続いている老舗教育サークルでです。
そんなすごい教育サークルに行って日本一の体育教師に教えてもらえるのがタダです。
もちろんそこに行くまでの交通費がかりますが。
これは、参加しない手はありません。
僕は、20年近くこの教育サークルに通っています。
毎月行ける時に行けるわけではないですが、行くと仲間から刺激を見てもらい根本先生に励まされ明日からまた頑張っていこうと言う元気をもらいます。
仕事と言うより、もはや趣味に近いかなあ。
でも趣味だからこそ楽しめるしもっとやりたいと思うし自分の力を向上することができるのです。

でもまぁ、最初は、見学させてもらうだけでもいいと思います。
おそらく伝国どこのサークルでも、暖かく迎えてくれるはずです。
地元の教育サークルは、教育雑誌や、ネットで検索したり、教師用のポータルサイトを覗いてみると、結構たくさん見つかります。

20年近く前、初めて弥生会の会場の扉を開ける時、場違いじゃないか、受け入れてもらえなかったらどうしようと、足が震えました。
でも、根本先生はじめ、メンバーの先生方が暖かく迎えてくれ、自分の新しい居場所が見つかりました。



教師として悩んでいる方、レベルアップしたい方、ぜひ教育サークルへ!

教育サークル狸ばやし11月例会

2009-11-13 05:37:12 | 教育サークル
昨日は、19:00から
教育サークル狸ばやし例会でした。
5名の参加者がありました。

0.授業名人の講座映像視聴
市研のため、18:00過ぎには2名が到着していました。
そこで、例会前に、「子どもの荒れ治療法」を視聴しました。
担任や、担任外の先生方の「怒鳴り声」が、どんどん子どもにしみこみ
子どもが荒れていくこと、
朝の会の一場面でも、弛緩した子を短く注意していくことが、
クラスの荒れを防ぐことなどを学びました。

1.とおげ・声コプター・ペットボトルつぶし・ミニチュアボトル作り
ミニ科学実験ネタでしたが、思ったよりもうまくいきませんでした。
声コプターは、動くけど回らない。
ペットボトルはつぶれるけど、ベコッ!といった感じではない。
ミニチュアボトルは、失敗。ドライヤーが携帯用で力が弱かったからだろうか?

2.N先生・愛知教育技術学会報告
授業名人のクラスでも荒れる、その対応、
特別支援の学校での帰りの会の持ち方、
この2点が大変勉強になりました。

3.S先生・学級通信
100号達成、おめでとうございます。
討論の授業、シャーペン・携帯電話を使っていいかは、
あまりいい教材ではないか、ということが話し合われました。
よい所みつけは、問題のある子が喜んだ内容がよかったです。
来月もやるとのこと、いいなあと思いました。

4.とおげ・学級通信
私は60号達成。
教科書教材の粘土の授業の組み立てを報告しました。
授業を組み立てる時、今までの授業の蓄積が
生きているのだなあと感じました。

5.T先生・体育学習指導案
計画訪問での指導案と言うことでした。
ソフトバレーボールの授業の単元計画、
本時の指導計画がしっかり立てられているなあと感じました。
活動だけでなく、どう子どもの変容を図るか、教師の腕の見せ所ですね。

6.N先生・月の授業
教科書を全部読んで、板書してから、ヘッドアースモデルに行く授業でした。
1時に1事で、
太陽・地球・月の位置関係で1コマ、
月の満ち欠けで1コマ、
にした方がよいと感じました。
教科書をさらっと読み、
位置関係はK先生の皆既日食の授業の追試で、
10億分の1のモデルを扱うといいと思いました。
満ち欠けは、教科書の図を、ヘッドアースモデルで再現してやればいいと思いました。

久々に5名の参加で盛り上がりました。
ありがとうございました。

11/5千葉大学生サークル

2008-11-08 10:56:44 | 教育サークル
水曜日、千葉大の教育サークルに参加した。
長期研修で千葉大に行かれている先生から依頼を受けたのだ。

そこで、理科の授業の組み立てを
模擬授業形式で、教えた。

小学校の理科の実験の授業の基本は、
おおざっぱに言えば、
1.学習問題をたてる
2.予想(仮説)をたてる。
3.実験(検証)する。
4.結果からまとめをする。
である。
(自由試行など、ほかにも組み立てはあるが。)

ひとりひとりに、予想を言わせた。
小学生と一緒で、「なんとなく」「カンで」などの意見もあった。
最初はそれでいいと思う。何も言わないよりは。
そこから、少しずつ意見をもてるように育てていけばいい。

模擬授業の中では、
じらしのテクニックや、
変化のある繰り返し、
ノート指導なども盛り込んだ。

参加した学生からは、「おもしろい!」「楽しかった!」
と感想をいただいた。

私の持ち時間は、
20分ほどの短い時間であったが、
自分自身も、勉強になった。

次回も参加して、理科講座第2弾をやりたい。

狸ばやし8月例会

2008-08-14 00:11:51 | 教育サークル
教育サークル狸ばやしの8月例会を実施。

1.授業技量検定練習T先生
今度、T先生が授業技量検定を受ける。
その模擬授業の練習をする。
授業技量検定では、下記の項目ついて審査される。
・授業の始まり(15秒)のつかみ
・子どもへの目線
・あたたかな表情、対応
・明確な発問、指示
・心地よいリズム
T先生は、どれもまあまあであった。
参加者から、代案が出され、
その場で、パワーポイントのコンテンツや、発問指示を修正した。
こういったことができるのも、教育サークルの良さである。

2.学力テストB問題対応の授業・とおげ
複合図形の面積を2分する線の引き方を授業する。
サマーセミナーでの福岡の先生の修正追試である。
参加者から、おおーという声が出た。

3.校内授業研指導案検討・とおげ
校内授業研で行う、式と計算の指導案・授業検討を行う。
問題解決学習のような指導案であるが、
その実は、全く違う内容になる。
様々な考えが、全員から出され、
その解き方の「型」を応用して、練習問題を解く構成。

4.絵手紙のかき方・とおげ
これも、描き方の例示をし、その通りにやれば、誰でも描ける。
20分ほどで、3~4種の絵手紙が描けた。
参加者の誰もが、「学校で行いたい」と言っていた。

5.授業技量検定練習・T先生
最後に、もう一度T先生が練習をした。
コンテンツがよくなり、発問指示が明確になってきた。
抑揚や、声の張り、引き込む話し方などの代案を示した。

サークル後は、毎回恒例、ラーメンツアー。
おいしいラーメンを食べながら、教育談義。
校内研ではできない、ざっくばらんな仕事の話は楽しかった。

臨時サーくるミニ狸

2008-08-08 07:17:39 | 教育サークル
昨日、臨時の教育サークルミニ狸を開きました。
参加者は、5名。
私が土曜日の自由研究講座の検討。
S先生が土曜日のポスター作成講座の検討。
T先生、N先生、TT先生は土曜日と来週の授業技量検定の検討。
充実した教育サークルでした。
授業を見せ合うこと、子ども役をやることで、
自分の授業のいい面、悪い面がわかります。
自己中の授業になっていることも。
教育に批判が集まる中、こうやって自分の教育を変えていいなければいけないと思います。
本当は、校内研修が、模擬授業のある教育サークルのような形になればいいのにね。
終わった後のラーメンツアーも、おいしかったです。

TOSS狸ばやし7月例会

2008-07-26 23:14:42 | 教育サークル
7月23日に、教育サークル狸ばやし例会を行いました。
報告をします。

T先生の算数は、かなり思考が鍛えられました。
6年分数の割り算でした。
既習事項を先生問題にするのか、奇習なのでとばすかが問題になりました。
また、面積図をどう扱うかについて検討をし合いました。

私は体育の講座のメモ起こしで講師の発問指示をまとめたものを提示しました。
すごい水泳指導が、この発問指示からわかります。
どこに重きを置いて指導するかを検討しあいました。
「キーワード」の抽出は、勉強になりました。

S先生から、子ども向けの夏休み講座計画の提案がありました。
昨年に引き続いて、今年も行います。
文化庁から、伝統文化の委託を受けています。
私には、読書感想文講座・自由研究講座の依頼がありました。
準備をしっかりしていきたいと思います。

例会後は、いつものラーメン屋で懇親会を開きました。
すばらしい学び会う仲間です。

千葉弥生会1月例会

2008-01-15 23:11:02 | 教育サークル
昨日,千葉弥生会が行われました。
参加者は7名でした。

1,「もののとけかた」
 砂糖の水溶液を,実際に飲むことで水溶液の意味をとらえる内容。
 お茶パックに砂糖を入れ,シュリーレン現象を見せたあと,
 ストローでコップの上と下の水を飲み比べる。
 シュリーレン現象はよく見えましたが,味の違いは今ひとつでした。
 元実践が食塩のところ,砂糖でやったのがいけなかったかも知れません。
 授業記録では,代表からノートチェックのシステムが良かったとの
 コメントをいただきました。

2,「五色百人一首ビデオ」「算数模擬授業」
 向山先生のCDを聞いて,追試をしたところ,
 子どもたちがしっかり動いたとのことでした。
 代表から100首を暗唱させることのよさを教えて頂きました。
 百人一首の意義も教えて頂きました。
 算数の代案検討は,様々な意見が出て,大きな学びになりました。
 基本形の言い方の検討は,新たな学びでした。
 代表から,それぞれの教師の,それぞれの子どもたちにあった方法があり,それがいいとのコメントをいただきました。

3,「百人一首で知的なクラス作り」
 語り口,百人一首の指導は,すばらしいものでした。
 1年生にとっては,ひらがなを覚える教材としてもいいとのことを教わりました。
 
4,「ライフスキル」
 日本人の気概を学ぶには,すばらしい人物でした。
 代表からライフスキルとは,子どもが自立するためのスキルで,
 その内容を授業に取り入れるよう,コメントをいただきました。

5,「校内研修・授業記録」
 外部講師として社会科で高名なA先生がいらしたときの
 授業記録の報告でした。
 記録から,A先生の新たな提案を読み取る演習を行いました。
 A先生の教材研究のすごさ,子どもを引きこむ授業の様子をかいま見ました。
 また,それを報告する代表の授業記録・授業分析もすばらしいものでした。
 代表の,今後の学校経営の計画をお聞きでき,夢が広がりました。

6,「小さな取り組み6」
 繰り上がりのある引き算では,100玉そろばんとノート,
 言い方が関わり合っていて,すばらしい授業だと感じました。
 気になる子への対応は,1年生ながら保護者との関係が
 とても良好で,さすがだなあと感じました。
 代表から「仲間ソーセージ」「愛情テレパシー」などの
 イメージ語がよいとお褒めの言葉をいただきました。

7,「国語・詩の音読」
 今回,はじめて参加した先生の模擬授業でした。
 落ち着いて,はっきりとした言葉で,良かったです。
 代表から,自信のなさを克服するため,100回以上練習するようコメントをいただきました。

最後に,4月の全国一斉セミナー千葉会場のチラシの検討をしました。

1人30分くらいの検討時間を取ることができ,
充実した内容でした。

次回は,2月17日(日・大安)です。

狸ばやし1月例会

2008-01-09 22:57:40 | 教育サークル
本日,狸ばやし例会がありました。
参加者は4名でした。

①NS先生「漢字の広場・漢字の使い方と読み方」
 ・導入の「生」のつく言葉は良かったです。
 ・例題を「書かせる」のか「使わせる・読ませる」のかで組み立てが変わりますね。
 ・ここでは,たくさんの使い方・読み方を扱うべきだと考えました。

②私「理科もののとけ方第1時」
 ・模擬授業をしました。ものを持ち込みました。
 ・教科書では,溶かすものは2種ですが,
  8種用意して,プチ自由試行を行いました。
 ・字がへたくそでした。

③MS先生「五色百人一首~朝の会ビデオ」
 ・五色百人一首はスムーズにできていました。
 ・問題のある子が,熱中していたところがすばらしいです。
 ・朝の会の問題のある子と全体への指導は良かったです。
 ・指導は,もっと短い方が有効かなあと思いました。

④CD視聴「向山先生・五色百人一首青札最初の指導」
 ・MS先生,TT先生がはじめてということで,
  食い入るように聞いていました。
 ・スピード,間に入れる指示など,あらためて意図を感じました。
 ・1・2・3・4回目とそれぞれ違うめあてで行っていることがわかりました。

⑤TT先生「音読パターン」
 ・よく勉強されていて,普通の教室であれば,十分通用すると思いました。
 ・MS先生の代案。ABを入れない。ほめる。姿勢を直す,教科書を立たせる。
 ・私の代案。趣意説明をすること。語尾に重ねて読むこと。スピードを上げていくこと。
 ・他にも,音読の組み立ての順,会話文と地の文などを話しました。

恒例のラーメンツアーもおいしかったです。

次回は,第4水曜日です。

理科月例研5月

2007-05-21 00:17:24 | 教育サークル
5月17日

夜は,理科の月例研で,別の指導主事の講話を聞く。

理科学習は継続していくことが大事。

子どもの問いを大切にする。

出会いを仕組む。

学習問題は子どもの問いに支えられているか。

予想を立てさせることが大事なのでなく,
予想を立てることで,見通しを持たせることが大事。

自分なりの考えを出させることが,学習のスタート。

観察は,視点を明確にする。

結果・考察の違いを明確にし,書き方を教える。

これからの理科学習は,学んだことが,日常生活で活用できるか,ということ。

習得型と探求型の教育をバランスよく。プラス活用型の教育を取り入れる。

体験がなければ,問いがない。

子どもの思考に立った指導を。

観点を絞るもの大事。観点を言わず,事象と出会わせるのも大事。
子どもの実態や,授業の組み立てを考えて,観点を示すか判断。

これからは「教えて考えさせる授業」