授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

子どもが読書好きになる3つの方法

2018-08-04 10:46:12 | 国語
前回、読書嫌いになる3つの方法を書きました。1.いい姿勢、2.必ず最後まで、3.本を制限でした。まずは、その反対の方法をしましょう。

それ以外で、僕が担任の時、子どもが読書好きになった3つの方法をお伝えします。

1.読み聞かせ

子どもの頃、担任の先生が毎日のように朝の会で、読み聞かせをしてくれました。
1日5分、朗読してくれるだけですか、とても楽しみでした。
本好きになるきっかけの1つでした。

教師になってから、読み聞かせをした年としない年がありました。
思い返せば、読み聞かせをした年の方が、子どもたちは本が好きだったように思います。

低学年の頃は、毎日一冊ずつ絵本を読み聞かせました。
1年200日として、200冊くらいはしたと思います。
たくさんの絵本に触れた子達は読書好きになりました。
朝、図書室から適当な本を持ってきて読むだけ。とても効果があります。

中学年、高学年では、少し長い本を毎日5分ずつ読み進めました。
教科書に出てくるお話のシリーズや同じ著者、自分が子どもの頃読んで面白かった本が多かったです。
人気があったのは、佐藤さとるさんの「僕は魔法学校三年生」や、「エルマーとりゅう」のシリーズ。

教師が楽しそうに読み聞かせをすると、子どもも読書は楽しいんだ、と思います。

2.学級文庫

教室の横や後ろに箱や棚を用意して、そこにたくさんの本を入れておき、自由に読ませました。

選書は、教師の好きな本。
子どもの頃読んでいた本をそのまま全部入れました。

大人になってからも図鑑やマンガなど、自分が読んで面白かった本をたくさん入れてました。

多い時でカラーボックス5つ分、200冊以上ありました。

たくさんの中から選べるのは、子どもたちも嬉しかったみたいです。

3.国語以外での活用

図鑑は理科や生活科、総合などで大活躍します。図書室に行かなくても、学級文庫で事足りるくらいありましたから。

隙間時間の読書もたくさん行いました。
テストや算数の練習問題が終わったら読書。
常に一冊は机に入れて置かせました。
また、自由に学級文庫に取りに行ってよいことにしてました。

これを繰り返すことで、読書は勉強でなく、遊びの一種と子どもたちは思っていたようです。

お試しあれ。


子どもが読書が嫌いにならないための方法3

2018-08-01 17:24:40 | 国語
小さい頃は、絵本読んで、と親にせがむ子どもが、中学になる頃には本を読まなくなる。

これは、統計等でも明らかになってます。

では、なぜ読書嫌いになるのでしょうか。
いくつか、NGの例を出します。

1.読書の時間は座っていい姿勢で読む。

あなたは、本を読むとき、座っていい姿勢で読みますか?
家ではソファやベッドに寝転がって読みませんか?
電車の中で、背筋を伸ばして読んでる人いますか?
教室でも、自由な姿勢て自由に読ませましょうよ。

2.本を決めたら最後まで読ませる。

よく子どもは本を取っ替え引っ換えします。自分の席に座らず、本棚の前でずっと選んでる子もいます。
それでいいじゃないですか。

あなたは、本を選ぶとき、取っ替え引っ換えするでしょ。
読み始めたら、必ず最後まで諦めず読みますか?

最後まで無理に読ませるから、読書嫌いになるんですよ。
自由に選べないから嫌いになるんですよ。
取っ替え引っ換えでもいいじゃないですか。

3.読む本に制限をかける。

よく、マンガはダメ、図鑑はダメという先生がいます。

僕は子どもの頃、マンガが好きで、マンガで活字に親しんだと思います。
活字に親しんだから、普通の本も読めるようになりました。

絵本→マンガ→普通の本、という慣れかたをする子どももいるのです。

図鑑に至っては、ダメ出しの理由がわかりません。
僕は小学校入学時に親が買ってくれた図鑑で勉強が好きになりました。

これは読んでいい本、これは禁止と言われたら、読書嫌いになって当然です。

教師には悪書でも、子どもにとっては人生を変える本かもしれません。

自由に本を選ばせましょう。