授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

授業のスキル基本のキ其の十。1人で作業する時間を確保する。

2020-05-26 17:37:00 | 授業のスキル

前回、授業のスキル基本のキ、すぐに答えを言わずに焦らすでも、考える時間を取ると書きました。


重複しますが、大事なので述べます。


発問後すぐ挙手は反射的にしてる子です。他のほとんどの子は、考える時間を必要とします。


挙手させず、自分の考えをノートに書かせるなど、作業する時間を取らせる事で、全員が考えます。


時間は発問内容により1分〜5分。


その時教師は基本しゃべりません。

子どもの思考を邪魔しないためです。


喋ってしまうと、子どもの思考が途切れます。

ワーキングメモリーが少ない子はなおさらです。


また、作業指示を出す場合も、しっかり時間を取りましょう。

漢字練習、計算練習、観察、実験、リコーダー練習、図工や体育など、作業指示を出す場面はたくさんあります。


もちろん、短く、明確な作業指示を出して、できれば板書します。


そして、作業がどのぐらいで終わるか予想して計算し、5分とか10分とか時間を示して行わせます。


終わりの時間を示すから、子どもたちはそれに向けて考えながら作業します。


中には、時間を示さないで、すぐに終わらせる先生もいます。

早くできる子はいいですが、大半はできずに叱られます。


また、ダラダラと長くやらせる先生もいます。

こういう先生は、だいたい子ども全体をみてません。

自分の仕事をしてるか、個別指導で1人の子に時間をかけます。


また、時間を示しても、ほとんどの子が終わらなかったり、時間が余ってしまう場合もあります。


これら3つの例は教師としての時間管理ができていません。

子どもたちが、どのくらいの思考時間、作業時間が必要か、意識して時間感覚を身につけないといけませんね。


授業のスキル基本のキ其の九。すぐに答えを言わずに焦らす

2020-05-25 18:16:00 | 授業のスキル

コロナ禍で児童預かりをしています。授業はやってはいけないので、自習監督のように過ごしてます。


で、課題が終わった子には、脳トレと称して、難問プリントをやらせてます。


その際、ノーヒントでやらせます。

出来て持ってきた子には、正解か間違いかだけいいます。


ヒントや、ここまで合ってるとはいいません。


子ども達は悔しがって、何度も挑戦します。


難問プリント1枚だけで、子ども達は大盛り上がりです。


毎回、難問プリントをやりたがります。


この盛り上がりのポイントは、ヒントを言わない事。


何度か、他の先生が来て、ヒントを言ってしまう事がありました。

ヒントを言われた子は、すぐに正解して喜んだのですが、すぐに飽きて遊び始めました。


考える時間の方が、本当は知的で楽しいのです。


すぐに正解を言わないことは、普段の授業でも基本のキです。


子ども挙手し、ひとりが発言した後、すぐ正解を告げると、他の子が発言できなくなります。


なるほど、へえ、面白い考えだね、などと応えて、他の子を指名します。


挙手させたら、沢山の子に発言させます。


補助発問なら、数名でいいでしょう。そこで時間をかけるわけにはいきませんが、少しは焦らしましょう。


その時間の主発問なら、基本全員言わせます。


その後、答えを言わずに話し合わせます。


考える時間は発問の内容により15分、討論は510分ほどで充分。


答えを教師が言わないから盛り上がるんです。

発問内容や学習課題の内容にもよりますが、

話し合いで正解が出るもよし、でなければ教師が教えてもよし、または、お家で考えて来させてもよし。


これだけでも授業が知的になり、盛り上がります。


ただし、算数の問題解決学習のように、自力解決15分、比較検討20分とかは取りません。

こんなに時間をかけてしまうと、逆にやる気がなくなります。

一問だけで終わってしまう授業は、子どもに力をつけません。 


発問したら、すぐに答えを言わずに、何人か指名する。それだけでも取り入れてみてください。


付記

難問は、もう少しで解けそうだけど、解けないから考えます。算数の問題解決学習は、式と答えは分かっているのに、考え方を書けと言うやり方です。全く違います。


授業のスキル基本のキ其の八。発問したらすぐ挙手させない。

2020-05-24 15:34:00 | Weblog

僕の子どもの頃の授業はこうでした。


教科書を読んで、先生が発問して、すぐに子供たちは手を挙げます。

先生は1番最初に手を上げた子を指名して、「正解です」と言い、解説をしました。

または、「違います。他にいますか?」などと言う形で授業が進んでいました。


僕は恥ずかしさと、パッと言葉が浮かばないので、ほとんど手を挙げることはできませんでした。


たまに挙げて、指されても、立ち上がってうまく言えず、だらだら長く喋るか、もしくは黙って座ってしまいました。


授業は、すぐに手を挙げる子中心に進められました。


僕は、高学年になるにつれ、挙手を諦め、机に突っ伏し、外を見るようになりました。


子供の頃は、そういった授業が当たり前だと思っていました。

 

だから、教師になって、挙手できない子、うまく言えない子の気持ちはよくわかり、なんとかしたいと思っていました。


ある時、授業の上手い先輩から、

発問して、指名したら、すぐに正解や間違いを言ってはダメだよ、と教わりました。


また別の時、別の先輩から、

発問したら、ノートに自分の考えを書かせる時間を取るといい、と教わりました。


こういう授業の基本は、大学では教えてくれませんでした。


改めて書きます。

発問してすぐに挙手は愚策です。


すぐ手をあげる子は、知ってるか反射的にあげる子。

指すと他の子たちが考えなくなります。


考える時間やノートに答えを書く時間とります。

簡単な発問は1分ほど。

難しい問題は隣や班で話し合わせて数分。


それから、挙手の時間を取ります。

他の授業のスキルに書きますが、出来るだけ沢山の子を指名します。


考える時間を取り、ノートにかくので、発表内容が整理され、ぐたぐた長く説明するのが少なくなります。


例え発表しなくても、思考の時間をとったことで、全員の子が授業に参加したことになります。


発問したら、すぐに発表させたいのを堪えて、考える時間を取りましょうね。


授業のスキル基本のキ其の七。授業の時間をいくつかの要素に分ける。

2020-05-21 17:02:27 | 授業のスキル
とある中学校の授業風景。国語。
古文についてただひたすら教師がしゃべっていました。
その間、約30分間、子供たちは聞いていたり、机に突っ伏していたり、ノートにいたずら書きをしてました。残り20分になって、「では今日のことをノートに書きなさい」とその先生は言って、ひたすら板書を始めました。
子供たちは、その黒板をひたすらノートに写したり、やらない子は机に潰したまま全くやらなかったり。そして50分の授業が終わりました。

30分話を聞き、20分板書をノートに写すだけ。

こんな授業、楽しいですか?
集中できると思いますか?
僕はなんてつまらない授業だろうと思いましたし、子供たちがよく耐えているなと思いました。

実はこの子たちは、僕が小学校の時に教えた子たちです。
手塩にかけて育てたその子たちに対して、こんなつまらない授業をする先生に怒りも覚えたし、こんな授業を受けなければいけない子供たちがとてもかわいそうでした。

小学校の授業でも、45分教師が喋り続けたら子どもたちは飽きます。
集中力は、ある子でも15分くらい。
ない子で5分もてばいい方。

だから、子どもたちを飽きさせないように、45分をいくつかのに要素(エレメント)に分けましょう。

国語なら、45分を説明、音読、話し合い、ノートに書く、漢字学習などに分けましょう。それぞれ5〜10分ずつ行えば、子どもは飽きません。

算数なら、フラッシュカードや百玉そろばん、教科書の例題、教科書の練習問題、計算スキルなど。

理科の実験なら、学習問題を立てる、予想する、実験道具の準備、実験、結果を書く、結果を話し合う。まとめをするなど。

社会の授業なら、地図記号や県などのフラッシュカード、地図帳で地名探し、教科書を読む、社会や資料から気づいたことわかったこと思ったことを箇条書きする、それを板書させたり発表させたりする。共通点や違いを話し合う、まとめをするなど。

音楽なんて、一曲だけを1時間かけて教えるなんて、飽きますよ。何曲も歌ったり、歌詞を音読したり、情景を話し合ったり、リズム打ちしたり、リコーダー吹いたり。

体育だって、図工だって、5分から15分の要素を組み合わせることができます。

45分や50分の授業時間を、いくつもの要素に分けて教えるだけで、子どもたちは、飽きずに集中しますよ。

授業のスキル基本のキ、その6。大事なことは三度いう。

2020-05-18 17:04:00 | Weblog

スキル其の四で、指示は1つずつと述べました。


スキル其の五で、言うだけでなく板書すると述べました。


しかし、まだ不十分な子がいます。教室の中には、特別支援が必要な子が、13割程度います。その中の、ワーキングメモリーが少なく、聴覚優位の子は、指示が1つで、板書してもできません。


また、スキル2のように、手に物なし、おへそを向け、口チャックでも、上の空の子もいます。おっとり型のADHDの傾向がある子は、注意が欠陥する時があり、自分の世界に浸っていることがあります。


こういった子たちは、指示が一度では聞き逃します。


ではどうするか?


子どもの特性がわかってない先生は、叱ります。

しかし、特性なので、叱っても直りません。また、同じ事を繰り返し、先生は叱ります。

これが続くと、その子の自己肯定感が下がります。


ではどうするか?


大事なことは、3回言えばいいんです。


例えば、

教科書25ページを開けます。25ページだよ。25ページ。などと言うと、その子に伝わります。


1回目は、気づかない。

2回目で、指示されてると認識する。

3回目で、指示の内容を理解する。


だんだん口調を強めちゃダメですよ。叱るのと同じです。優しく3回言えばいいんです。


こういった、授業のスキルの合わせ技で、授業がどんどん上手くなり、子どもがどんどん分かるようになりますよ。

さらに、勉強ができるようになると、教師わを信頼し、感謝してくれますよ。


僕は何度も子どもに感謝されました。教師冥利に尽きます。


コロナ禍の休校があけたら、教科書通りの授業で遅れを取り戻そう

2020-05-17 20:48:00 | 仕事術

学力は塾でつけれ、学校は内申書のために頑張る、などと言われています。確かに、街中には宿がたくさんあり、多くの子供が塾に通っています。なぜ塾に通うのでしょうか。それは、保護者や子供が、学校では学力がつかない、塾で学力がつくと思っているからです。


ではなぜ、学校では学力がつかないのか。例えば、多くの学校で行われ、教育委員会での指導主事がやれと言う、算数の問題解決学習。これは1時間にたった1問だけ、自力解決や練り上げ等でやっていく授業です。1時間に1問しかやらないのですから当然学力がつくわけはありません。


他にも、子どもたちに生きる力や考える力をつけるためと謳った新しい学習方法がたくさんあります。しかしこれらは、思考力や応用力をつけるには有効かもしれませんが、基礎学力をつける点においては甚だ疑問です。


コロナウィルスが流行る前の学校では、授業時数がたっぷりあったため、このような様々な指導法が有効だったかもしれません。しかしコロナ禍での休校が3ヶ月も続き、学校が6月から始まるだとしたら、こんな悠長な授業はやっているわけにはいきません。塾のように期間が決まった中での学力を保障しなければいけないのです。


では塾では、どのように学力をつけているか。だいたいは講義形式と問題演習の時間をとっていると思います。講義を聞いて内容をインプットし、問題を大量に解くことでアウトプットしそして覚えていくのです。


これが学力を身に付ける最適な学習方法だから保護者も子供も塾を選ぶのです。


私たち教師がコロナ禍の休校を経てやらなければならない事は、3カ月間の休校時の学習内容をいかに早く教え、1年間の学習内容をきっちり3月で終わらせるようにするかと言うことです。


そのために必要な事は、学習指導要領に示されている基礎的基本的な内容をいかに時短で教えていくかと言うことです。


学習指導要領に示されている内容は、当然教科書にまとめられています。つまり教科書の内容を教えていけば、1年間の内容を教えることができるのです。とても当たり前のことです。


教科書の内容を子供にわかるように教え、教科書にある練習問題を全て解かせていけば、教える内容クリアすることができるのです。


この状況下で私たちが私たち教師がやるべき事は、教科書を使ってひたすらインプットとアウトプットをさせていくことです。


私が今まで実践してきた教え方であれば教科書の1時間の内容は大体30分で教えることができ、残りの時間をドリル学習などを取り入れることができます。


今までも、ブログやTwitterなどで、教科書通りの指導法をお伝えしてきました。ぜひバックナンバーを参考にしながら、休校明けの授業を時短で進める参考にしていただければと思います。


授業のスキル基本のキ其の五、言うだけでなく板書する。

2020-05-16 12:36:00 | 授業のスキル

其の四で、指示は1つだけと言いました。

「でも、一つだけの指示でもできない子がいる」

「でも、いくつもの指示をしないといけない場合もある」

そんな反論もあるでしょう。


「でも、一つだけの指示でもできない子がいる」

そうです、いるんです。

その子は、聴く力(聴覚)が弱く、見る力(視覚)が優れているのかもしれません。


人は、聴覚優位の人と視覚優位の人がいます。


聴覚優位は耳から聞いて覚えますが、視覚優位は目で見ないと覚えません。


ほとんどの人は、どちらかが優位ですが、その差が激しい子もいます。


先生の指示を全く聞かない子は、聴覚が弱く、視覚が優れているのかもしれません。


だから、視覚にも訴えられるように、大事な指示は、言った後に板書しておきます。


聞き忘れた子も黒板を見れば分かります。



「でも、いくつもの指示をしないといけない場合もある」

その通りです。


その場合は、指示しながら、板書しておくのです。


箇条書きで、番号をつけて、黒板に書いておけば、ワーキングメモリーが少ない子も、黒板を見ればやる事とその順序が分かります。


稀に、黒板を使わずに話だけで授業を進める教師がいます。そのクラスでは、ワーキングメモリーの少ない子や、視覚優位の子たちが落ちこぼれていきます。


言うだけでなく、板書することで、それらの子たちを救うことができるのです。


授業のスキル基本のキ、その四、指示は1つずつ

2020-05-15 19:35:53 | 授業のスキル

「教科書を出して34ページを開いて3番をやりなさい。ちゃんと下敷きもつかいます。鉛筆は削っていますか。」

教師がこう言ったら、クラスの子は全員その通りにする。
そんな理想の教室…はありません。

何人かの子は、その通りできます。
多くの子は、教科書出してペラペラページをさがします。
下敷きを出すことに集中する子もいます。
鉛筆を削り出す子もいます。
そして、何もしない、もしくは机に突っ伏す子もいます。

「先生!どこやるの!」と、ヤンチャな子が叫びます。

「さっき言いました!」先生が怒鳴り返します。

こんな光景見たことありませんか?
実は、教師になりたての僕の授業です。

一度で聞ける子に育てたいと、一度しかいいませんでした。

で、話を聞いてないと、説教しました。

その結果、子どもたちのやる気はどんどんなくなりました。学級崩壊の始まりです。

「教科書を出して34ページを開いて3番をやりなさい。ちゃんと下敷きもつかいます。鉛筆は削っていますか。」

これの何がいけなかったのでしょうか。

実は、脳科学の研究で、わかります。

ワーキングメモリー、聞いたことありますか?
作業記憶と訳されます。脳で今やる事のために、一時的にする記憶のことです。

ワーキングメモリーは一時的な記憶のため、すぐに忘れてしまいます。さらに、個人差はありますが、一度にいくつも覚えていられません。普通の子どもなら3つ、支援の必要な子は1つしかワーキングメモリーがない場合もあります。

新しい記憶が入ったら古い記憶を忘れます。
だから、いくつも記憶させなければいけない指示は、前の指示を忘れてしまうのです。

先ほどの指示、
「教科書を出して34ページを開いて3番をやりなさい。ちゃんと下敷きもつかいます。鉛筆は削っていますか。」
これはいくつ指示があり、いくつワーキングメモリーを使うでしょうか?

①教科書を出して

②34ページを開いて

③3番をやりなさい。 

④ちゃんと下敷きもつかいます。

⑤鉛筆は削っていますか。

5つの指示があるため、ワーキングメモリーは5つ必要です。

先ほど、普通の子で3つと書きました。
普通の子も、これら全てを覚えていられないのです。

ワーキングメモリーが1つのヤンチャな支援の必要な子は、分からなくなるから聞き直すのです。
または、脳がパニックになり、机に突っ伏すのです。

ではどうするか。
代案を示します。

「教科書を出します。」
指示後、視線を飛ばし、全員出したか確認します。

「34ページを開きます。開いたら、開きましたと言います。」
視線を飛ばしながら確認します。
言わせる事で、まだ開かない子に気づかせます。

「3番を指で押さえます。隣の人が押さえてたら手をあげます。」
全員手をあげたか視線を飛ばします。
隣の子に確認させる事で、わからない子も隣の子に教わります。

僕なら、下敷きや鉛筆削りはここでは言いません。机間指導しながら個別対応します。

ここまでやっても、1分もかかりません。

これは例示ですが、どの授業でも、指示を出すときは必ず1つにします。
1つ指示して視線をとばし確認し、また次の指示をするのです。

これをよんだら、明日から実践して下さい。昔の僕みたいに、学級崩壊させないように。

掃除をやらない子にどう指導するか

2020-05-14 11:22:18 | Weblog
以前、掃除をやらない子がいるがどう思どうしたら良いかと言う質問を若い先生からいただいたことがある。
詳しく話を聞くと、ほうきを持っても、いい加減に入ったり、振り回したりしているだけ。雑巾がけも、端まで吹かないし、斜めに吹いたりして隅から隅まで吹かないのだと言う。

僕は、その若い先生に、先生が担任になってから掃除の仕方を教えましたか?と聞いてみた。
すると教えてないと言う。
もう高学年だから今までやってきているし、自分で考えてやらなければいけないと言う返事が返ってきた。

そこで僕は次のように答えた。

もしかしたらその子たちは、掃除の仕方がわからないのかもしれない。
もちろん1年生の時に教わっているのだろうけれども、長い間いい加減にやってきたから掃除の仕方そのものを知らないのかもしれない。
小学校6年生になっても箒の使い方、雑巾の使い方を知らない子もいる。
いちど正しい箒の使い方、正しい雑巾がけの仕方をやらせてみると良い。
それができなければ、やはり教師が、いちど正しい箒の使い方、正しい雑巾がけの仕方を見せてやり、そして教師の見ている前で正しいやり方で掃除させ、そしてそれを褒めてやらなければ身に付かないと思う。
山本五十六の、言ってみて、やってみせ、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ、である。

もしくは、掃除は面倒だ、やらなくてもよいと誤学習しているのかもしれない。
まず、学活や道徳で、掃除はなぜするか、掃除の意義を話し合わせ、共通理解する。みんなで使ったところはみんなで綺麗にする、キレイになると気持ちいい事を教えてもいい。

そして、教師が一緒にやるのだ。教師が率先して掃除をして、手本を見せる。
その際は、子どもにやりなさいと言ったり、やらない子を叱るのはNG。

まず少しでもやれたら褒める。
それから、半分できたら褒める。
8割がた出来たら褒める。
最後は、先生がいなくてもできたら褒める。
このように、変えていく。

場所が変わると、やらないのであれば、
週替わりでなく、一月やひと学期専属として任せる。
任命し、評価する。
褒めて褒めて褒めまくり、やるのが当たり前と習慣づける。
キレイなことを感謝する。

反抗挑戦性が出ている子は、その子がやりたい場所、やりたい事をやらせ、マンツーマンで一緒にやり、褒めまくる。少しでもやれればOKとする。

このように、なぜやらないのか、原因を考え、そこからやり直し、褒めてやる気を出させ、繰り返して習慣化すれば掃除をやるようになる。
掃除以外も、この方法で対処できる。

実は、僕も昔、同じ質問を教育サークルの大先輩にした事がある。

答えは、

本来、子どもは掃除をやりたがらないもの。
厳しく叱ってもやらないよ。
一緒に掃除して、8割がたキレイになればいい。

その通りだと思う。