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作成者:臼井俊男(TOSS千葉・TOSS狸ばやし)
毎日5分辞書引きのススメ
1.辞書引き競争で,辞書を使いこなす
短い時間に正確に素速く意味を調べる力がつきます。
グループ競争にすると大変盛り上がります。
普段の学習の中でも、調べ学習の基礎である国語辞典を
どんどん使う子どもが増えてきます。
問題の語句は、今習っている教材文から出題します。
はじめは5分5個程度。早く見つけた子に意味を発表させます。
慣れてくれば、5分で10個もできます。
調べた文字に赤丸を付けさせ、ふせんを貼らせることで、
「こんなに勉強したんだ」という達成感も味わえます。
(指導例)
自分の国語辞典を常に机の中に常備しておく。
赤鉛筆や付箋紙もあると便利。
これから辞書引き競争を行います。黒板に語句を先生が書きますので、
素速く調べなさい。調べたら「ありました!」と言って立ちなさい。調べる
時間は1分間です。
立った順番を告げていく。
「1位!はやい! 2位! 3位!(10位ぐらいまで)」
捜せた人は、近くの人にページを教えましょう。
これで、空白時間がなくなる。半数ぐらいが立ったら次の指示。
では、1位の○○さん、意味を読んでください。
意味は押さえればよい。意味は板書しない。ノートにも書かない。
違う辞書で別の意味があれば、発表させる。
引いた言葉には、朱線を引いて、付箋紙を貼っておきます。
こうすることによって、子ども達は調べたと実感できる。
とくに、付箋紙は有効。
1年もすると、子ども達の辞典は付箋紙でふくれあがる。
以下、これを4問実施する。
慣れてくれば、5分で10個も可能である。
「辞書引き競争、先生やろう」と言う子どもがいれば、辞書を使う力は高まっている学級である。
時間で言ってやってもいい。終わり10秒で示してもいい。
参考:熱中!短時間で行える辞書引き競争(国語辞典)野田 豊
(TOSSランドhttp://www.tos-land.net/ №1142166)
2.辞典に親しませる実践例①
自分が辞書をつくる人になったつもりで、次の言葉を説明しなさい。
①青 ②右 ③猫 ④先生 ⑤美
ノートに書かせ、発表させる。そのあと、辞書で児を引かせるのである。
辞書を引く前にいったん言葉の意味を考えさせることで、速く辞典で調べたいという
気持ちにさせることができる。
3.辞典親しませる実践例②
辞書から「あ」のつく言葉のなかで、使えそうな言葉ををノートに書きましょう。
辞典から言葉を採集することは、どの子にもできる作業だ。子ども達は無心に取り組む。
たとえば、「相手、相性、あいだ、合う、兄、姉、安楽」という言葉を採取したとする。
できるだけ「あ」のつく言葉を多く使って、文を作りましょう。
たとえば、先ほどの例で、こんな短文ができる。
「姉が兄の相手をしていた。姉と兄は相性がいい。」
いったん作り方がわかると、自然発生的に別の言葉で言葉遊びを始める。
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