「霊の讃歌」より、霊魂と天の花婿との間に交わされる歌
1 「
何処にお隠れになったのですか?
愛する方よ、私を取り残して、嘆くに任せて・・・
私を傷つけておいて、鹿の様に、
あなたは逃げてしまわれました。
叫びながら私はあなたを追って出て行きました。
でも、あなたは、もう、いらっしゃらなかった。
」
・1~8を読んで、(「何処にお隠れになたのですか?」の聯の解説の前半)
「”何処にお隠れになったのですか”と、愛を込めてわたしは神を探し求めよう。しかし、それは、地の果てに、ではなく実に自分の中に於いて、である。聖パウロが言っているように、「あなたがたは、神の神殿である。」。この言葉を肝に銘じよう。神なしに、わたしが存在し得ないことを知るのは、わたしにとって、何という満足、何という喜びであろうか。雅歌にある。「どうぞ教えてください。あなたは何処で食し、昼の間、何処でお休みになるのかを。」御父に請い求める。聖アウグスティヌス「主よ、私は自分の外にあなたを見出さなかった。あなたは、内部にお出でになったのに、私は誤って、外部にあなたを探し求めたからだ。」」
・主よ、あなたを常に求めます。常にあなたを探し求めます。あなたは、わたしのうちにいらっしゃって、外には居ません。でも、ヨブの様に、わたしのもとに来られても分りません。遠ざかっても、気が付きません。だからといって、探し求めるのを諦めたりはしません。良い耳を持ち、良い眼を持ち、良い心を持って、あなたを探し求めます。祈りつつ求めます。だから、少しでも良いので助け導いてください、アーメン。
引用文献:「霊の讃歌」(十字架の聖ヨハネ著;東京女子カルメル会訳;ドン・ボスコ社刊)
1 「
何処にお隠れになったのですか?
愛する方よ、私を取り残して、嘆くに任せて・・・
私を傷つけておいて、鹿の様に、
あなたは逃げてしまわれました。
叫びながら私はあなたを追って出て行きました。
でも、あなたは、もう、いらっしゃらなかった。
」
・1~8を読んで、(「何処にお隠れになたのですか?」の聯の解説の前半)
「”何処にお隠れになったのですか”と、愛を込めてわたしは神を探し求めよう。しかし、それは、地の果てに、ではなく実に自分の中に於いて、である。聖パウロが言っているように、「あなたがたは、神の神殿である。」。この言葉を肝に銘じよう。神なしに、わたしが存在し得ないことを知るのは、わたしにとって、何という満足、何という喜びであろうか。雅歌にある。「どうぞ教えてください。あなたは何処で食し、昼の間、何処でお休みになるのかを。」御父に請い求める。聖アウグスティヌス「主よ、私は自分の外にあなたを見出さなかった。あなたは、内部にお出でになったのに、私は誤って、外部にあなたを探し求めたからだ。」」
・主よ、あなたを常に求めます。常にあなたを探し求めます。あなたは、わたしのうちにいらっしゃって、外には居ません。でも、ヨブの様に、わたしのもとに来られても分りません。遠ざかっても、気が付きません。だからといって、探し求めるのを諦めたりはしません。良い耳を持ち、良い眼を持ち、良い心を持って、あなたを探し求めます。祈りつつ求めます。だから、少しでも良いので助け導いてください、アーメン。
引用文献:「霊の讃歌」(十字架の聖ヨハネ著;東京女子カルメル会訳;ドン・ボスコ社刊)