IWツーリング倶楽部

ツーリングクラブは解散しましたので、過去の旅履歴のブログになります^-^

倉真(くらみ)赤石温泉

2009年11月11日 | 静岡の温泉








大井川沿いに国道473号線を南下して走り、昼過ぎから国道一号線は混雑すると思い県道81号線に入ってみました。
この県道が車がすれ違いできない極狭の県道だったので、バイクでよかったと思いながら走りましたね。
しばらく行くと、旅館数軒のある倉真(くらみ)温泉へ出るんです。
マイナーな温泉地なので立ち寄り湯は出来ないだろうと思い、素通りしてからふと県道沿いの案内板を見ると
「倉真赤石温泉」の案内板が眼にとまりました。
もしかしたら秘湯でも有るのでは?と半信半疑案内板に従がって行くと、だんだんと人里離れた林道らしきところへ行くではありませんか。
道を間違えたのかと、それとも廃業になった宿の案内板だったのかと思いながら行ってみると、山奥に数台車の停まっている駐車場が見えてきました。
近くには渋柿を剥いていたご主人らしき人が居て聞いてみると、温泉へ入れるとのこと。早速バイクを降りて温泉へ。
建物は怪しげですが、後で聞いた話によると土木造園業の経営者であったご主人お手製の温泉だそうです。
もともとは隠居生活のため別荘地としてこの山周辺を購入されたそうですが、たまたま敷地内から江戸時代の観音像が発見されてそれを祀ったのだとか。
その後ある日の夜に観音様が夢に出てきて温泉を掘ってみよとのお告げがあったそうで掘ってみると、硫黄の冷鉱泉を掘り当てたそうですよ。
山深いところなので、カモシカや猪も出没するそうです。

中へ入ると玄関で1050円を払いました。
ちょっと高いと思ったのですが、誰も入っていなくて貸切状態で、透明の肌がツルツルする湯にゆっくり浸かることができたので満足でしたヨ。
脱衣場には棚しか無いので、貴重品は持っていかないほうがよいですね。
湯上りには広間で休憩することができましたが、外へ出て涼むことに。
そこにはご主人がいらっしゃったので、いろいろお話を聞かせていただきました。
将来はリウマチや糖尿病などの人の為に湯治宿を造りたいともおっしゃっていました。

18度 単純硫黄冷鉱泉の加温掛け流し

湯船は風情がありませんが、人知れずゆっくり入れるならよいところなのかも。
10時から20時まで年中無休だそうで、人の少ないときにまた訪れたいですネ。


最新の画像もっと見る