仮名指導について質問が来ているのでお答えします。
ひらがな指導プログラム
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カタカナ指導プログラム
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質問:鉛筆が持てないけど、どう指導する?
回答:まず、「OK」の指が作れるか確認してください。できない場合は以下のような練習をしましょう。
・洗濯バサミをつまむ動作で練習する。洗濯バサミを手足にし、牛乳パックなどの厚紙にくっつけて人形を作る。
・粘土をつまむ動作で練習する。油粘土が硬すぎるのであれば小麦粉からでOK。ハリネズミの針をチネって作ると、大量につまむ動作の練習ができる。
「OK」の指が作れるようになったら、次のステップです。鉛筆をOKでつまんで、ぱたんと手の甲側に倒せばこれだけでOKです。中指~小指は手を添えて閉じさせましょう。
※ちょっと踏み込んだ回答:この手の感覚運動学習では1日当たりの時間を数日に散らして分散効果を狙いたいところですが、経験上1日の中である程度の時間練習しないと身に付かない子が出てきます。そこで手数の力です。釣りゲーム、焼き鳥屋さんごっこ、人形遊びで雨が降った設定にして傘を差してあげる、太めのコマ、鉄道模型でNゲージサイズの人形と気を並べる、何でもいいのでpincer graspを30分以上稼いでみます。その中で選好査定を実施して高選好課題を見つけたら、家庭でも週7日やってもらいましょう。その上で塗り絵と迷路とお絵描き、簡単な折り紙を追加しましょう。塗り絵のクーピーは指の部分を削ってへこませておきましょう!
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では、次回はこれに続く指導法を解説します。
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