自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

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高木徳一の小説7作目、詩2作目

2007-09-18 20:57:34 | 小説

 こんばんわ。

 今日の東京は涼しい一日で執筆も捗りました。現在、ラジオで巨人対阪神戦を聞き、1対2で巨人苦戦。今年は3位以内に入れば、クライマックスシリーズがあるので、安心して巨人の試合を傾聴しています。

 さて、高木徳一の現代小説7作目で癌シリーズの2作目『挑戦の座標軸』は400字詰め原稿用紙で242頁中の100頁までワードに打ち込みました。後、半分です。

 それでは、『旅愁散文詩』の2作目を下記に示しますので、ご鑑賞下さい。

北海道

大雪山系(達成の歓喜)、昭和45年8月

(一)勇駒別のロープウエー  ガス湧きいでし  姿見の池

   旭、白雲、忠別越えて   広がるパノラマ  山の峰

   名も知らぬ小さき花    咲き乱れる    五色ケ原

   沼原にテント張り      恐竜に       襲われし夢

   化雲で出会いし山リス   眼下に見ゆる   雲海

   山肌の万年雪を映し出す  ヒサゴ沼

   トムラウシ越えし時     まだ温もりの    熊の糞二つ

   友と目配せ警戒心

(二)道行き止まりし硫黄沼    笹かき分けし   美瑛川

   ロープ伝わり対岸へ     首のカメラが   水遊び

   日はとっぷりと         暮れにけり

   林道を見つけし        この歓喜

   食料尽き果て         梅干し二、三ケ

   国民宿舎満員で        重い足取り   白金へ

   ビール一飲み          喉の歓び

   疲れ、不安が          素っ飛んだ

   温泉に駆け込むや       背に聞こゆる女の声

   振り返るや            顔と顔