明けましてお目出度う御座います。
平成二十年と言う区切りの年を迎え、新たなる夢を持たれた事でしょう。
東京は快晴に恵まれ、初日の出に今年こその文学賞受賞を祈念致しましたが・・。
日本海側は大雪で、厳しい年明けとなりましたが、日々お元気にお過ごし下さい。
明日、徒歩で十分程の葛飾区の柴又帝釈天に初参り致します。ここは一世を風靡した映画『風天の寅さん』で有名になりましたね。正式名は日蓮宗の題経寺で、仏法を護るインド神話の神の帝釈天の板が流れ着き、それを祀った事から帝釈天と言われているそうです。また、毘沙門天も祀られています。門前に在る草餅、草団子の高木屋老舗は映画の『とらや』のモデルと言われ、映画関係者に二階を開放しました。かつて、ロケ中の和尚の笠智衆さんと庭番の我次郎さんを見ました。高木屋は親戚筋に当たり、是非お寄り下さい。裏手の江戸川の河川敷では青春時代に野球を愉しみました。大正ロマン漂う『山本亭』、細川たかしのレコード大賞受賞曲の『矢切の渡し』もありますし、対岸には『野菊の墓』や『里見城址』などの名所が見られます。是非一度遊びにいらして下さい。
年末にはパキスタンの元首相のブット女史が暗殺され、つくづく日本に生まれた幸せを噛み締めています。
愉しい話題人としては、ワールドチャンピオンになったレッドソックスの岡島投手です。巨人に在籍の時はあのフォームで制球がままならず、自分から崩れてしまい、ファンとしてはハラハラドキドキの連続でした。それが、その独自なフォームを変えずに、大リーガーで大成功しました。拍手喝采です。しかし、今年は敵も研究してくるので、一層の精進を期待しております。
さて、小説の執筆状況ですが年末は中掃除や買い物に明け暮れ、捗りませんでした。仮題『女の心戦争』は三分の一を入力した所です。日中戦争前後の女性の視点での葛藤を描いております。きっちりと構成をした為か、完成した様な気持ちになり、中々集中出来ません。精確な構成も良し悪しですね。
それでは、9作目の『旅愁散文詩』をお眼に掛けましょう。
九.栃木県日光(家康と一詩人)
昭和四十八年九月
(一) 豪華絢爛 壮大無比
東照宮に祭られし 家康公
後世まで永遠に 語り継がれし
一介の詩人は 何をか思わん
(ニ) 煌く水面 流れ速し
竜頭の滝 生命あるが如し
名も知らぬ 小さき花咲く
戦場ヶ原 誰の生まれ変わりか
(三) 中禅寺湖を後にして
湯元に泊まれし我が仲間 男女十人
男体山を眺めし
仕切り隣り 女体の乱舞
湯を手ですくいて 隣りに投げ込みあい
キャッ、キャッ、キャー
童心に返りしは サラリーマン二年生