自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

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高木徳一の執筆状況と2作目の『病気ソング(頚椎症)』(太宰治賞作品紹介)(巨人戦)

2010-05-18 16:52:04 | 健康・病気

 今日は。

 ここ2、3日、東京は夏日で日差しが強いです。朝7時から1時間弱の柴又帝釈天までの散歩で目と脳をリフレッシュしていますよ。小学生が集まり、集団登校をみて、我が幼き日を思い出します。それぞれの子がそれぞれどんな人生を歩んでゆくのだろうと・・。業績を上げる人、経済的に成功する人、犯罪に走る人、挫折する人、凡々とすごす人、病気になる人、挫折や病気を克服する人、他人を手助けする人・・・。さて、我が人生は・・。

1.政治・経済

  普天間移設問題は難問ですね。前にも書きましたが、八方が万々歳は無理ですから、決った場所への対策はしっかりやれば良いでしょう。事業仕分けでの無駄排除は聖地なく、やって欲しいですね。

  昨年度の決算がほぼ出揃い、内需関連は曇り空ですが、銀行、電機、自動車などは晴れ間も見え、回復傾向ですね。米国のGMも黒字だそうで。ただ、ギリシャ、スペイン、ポルトガルなどの財政破綻問題は尾を引いています。各国政府の経済対策を期待します。

2.社会

  死体遺棄事件が新聞の見出しを賑わしていますね。しかし、アフガン、パキスタン、イラク、イラン、インドなどでのテロやタイの政党間の対立で死者が1回に5から50人ほどが亡くなっています。それらに比較すれば、日本は治安が大変良いです。ですが、検挙率を高めれば犯罪抑止になりましょう。テレビドラマは犯罪、刑事物が多いですが、判断力のない子供が見れば模倣する危険がありますね。でも、高等教育を受けた者でさえ、サリン事件を起こした幹部でしたね。地域社会の交流をよくする仕組みを作り、不審な人、物、建物を見付けたら、お互いに連携して警察に届けるなど対処して、事件、犯罪を未然に防ぐしかありませんね。

3.スポーツ(巨人戦)

 巨人は16日現在、27勝13敗で2位中日に4差。チームの打率、本塁打、得点、防御率がトップで、失点も最小ですね。このままの調子が持続すれば申し分なし。交流戦に入っても、西武に1勝1敗、ロッテに2勝、今日(18日)から日本ハム戦で期待しましょう。ショート坂本選手は絶好調ですが、長野外野手は打撃が下降気味で2番から8番に下げられています。頑張って欲しいですね。小笠原選手、ラミレス選手、阿部選手は打点を稼いでくれます。投手陣では東野投手が絶好調で、内海投手が次いで、中継ぎの久保投手も踏ん張っています。他の選手もそれぞれ持ち味を出して下さい。

 大相撲は9日目で白鵬、バルトに優勝争いが絞られた感があり、日本人はどうしたんだろうね・・。でも、強いものが勝つのがスポーツの世界と考えれば血圧は上がらないけれど・・。

ゴルフでは石川遼選手がややスランプ気味で、観客数も大幅減との事、女子は相変わらず頑張っていますね。

4.打点人生と打率人生

 打点と打率は野球用語の一つですが、これが生き様と対応しますよ。ご存知の如く、打点は順次増えていきますが、減る事はありません。ホームラン数も同じですね。一方、打率は増えたり減ったりします(勿論、休めば現状維持)。これを人生の諸々の事例で考えますと、増加するものは年齢、学年、出席日数、勤務日数、勝敗数、珠算・書道・柔道・剣道などの段位、発見・発明件数、積み立て貯金など。増減するものとしては、体重、身長、成績、業績、賞与、株、投資信託、配当、為替、気温など。因みに減るものは、消費する水・ガス・電気・食品・物品など。打点人生は、言い換えれば加点主義で安心、余裕が生まれるが、緊張感、スリルがない。打率人生は、言い換えれば加点プラス減点主義で、緊張感、スリルがあるが、安心、余裕がない。どちらの人生を選択するか、また2つの人生を上手く配分するのかは個人の自由です。

5.突発性難聴

  発症から1ヵ月が経過しました。頭のもやもやは取れてきましたが、静かになった夜にはまだ耳鳴りが続いています。プラス思考すれば、ミーンと言う音を感知する聴覚は失われていないと考えました。血流改善剤は服用中です。発症してから毎日夢を見ます。以前は、1ヶ月に1,2回位でした。たまに、2日連続で見ることもありましたが。これと耳鳴り現象が関係しているのかは分かりません。最近の医学では、睡眠中、脳波はゆっくりした波ですが、活動していて昼間の見聞を整理して記憶細胞に蓄えている由。実験として7時間睡眠をとるグループと4時間睡眠グループに分け、記憶テストを行うと、7時間睡眠グループの方がより記憶がよかったそうです。ですから、熟睡は大事ですよ。

 先日近所の同級生に会ったら、聴力検査で両耳が高音難聴と判ったが日常生活には不便はないとの事。個人差はあるけれど、老化による難聴も多いのでしょう。66歳ですから・・。

6.耳の話題

 1)IPS細胞が耳細胞に

 14日の朝日新聞朝刊によると、米国スタンフォード大学の大島講師らがマウスの皮膚細胞に遺伝子、たんぱく質、他の細胞を用いてIPS細胞から耳の有毛細胞の作成に成功したと報じていた。音は鼓膜に振動を与え、小骨から蝸牛に伝わり、蝸牛内の有毛細胞が反応して電流に変えて聴神経から脳へと伝達される。循環障害、ストレス、薬品、腫瘍などでこの細胞が損傷されると難聴になる。実際、作成した細胞は振動に反応し、電流を発生させていたと。人間でも研究が進んでいるとも。後、5、6年すれば損傷有毛細胞を交換でき、難聴が解消されると期待されます。果たして、耳鳴りは・・。

 2)アブミ骨を人工骨ヘ

   18日の朝日掲載による片耳が難聴になり、耳鼻科を受診した人の体験談です。鼓膜の先のアブミ骨が硬化して振動が伝わらないが聴神経が覆い被さっていて手術は無理との事。患者は諦めきれず、テレビ紹介の専門医を訪ねた結果、人工骨と交換手術を実施し、聴力が回復した由。このようにセカンドオピニオン(第二の医師の意見)を聞く事が肝要です。

7.病気ソングの2作目

     頚椎症ソング

        (七五調、50代北京駐在中の真夜中に発症)

   一. イタタイタタと   肩が泣く

      目覚め飛び起き   真夜中だ

      ここは北京の   独り寝で

      呼べば恥ずかし   救急車

      痛み堪えて   トクホンを

      その内眠りに   就いたよな

   

  二. 次の夜にも   痛み出し

      脳の病気を   疑いて

      翌朝部下と   病院へ

      直ぐに撮られた   MRI

      頚椎せばまり   神経に

      神経一部   死んでると

   

  三. 痛み止め飲み   帰国する

      涙にくれた   雲の中

      大病院で   再検査

      大丈夫だ   神経は

      麻痺がきてから   手術だと

      生きた心地の   寿司の味

      十数年   越えた今

8.執筆状況と太宰治賞の受賞作品紹介

  仮題『カメレオン人生』が残り30枚に来た所で、突発性難聴になったため、執筆は中断中です。これから少しずつ書き始めます。パソコンは土、日と休みにしました。それ故、ブログ書き込みも予定の1日、15日から2、3日遅れる事もありますが、ご了承下さい。また、書評は『カメレオン人生』を脱稿するまでお休みさせて頂きます。

 『カメレオン人生』は300枚ですので、太宰治賞に初めて投稿しようと考えています。

と言うのは、11日の朝日に第26回太宰治賞の受賞者が掲載されていたからです。そこに受賞者今村夏子さん(筆名、30歳)はホテルの室内清掃をしていたが、不況で仕事が減り、その合間の6ヶ月間で「長靴下のピッピ」や「窓ぎわのトットちゃん」などから発想を得て、初の小説『あたらしい娘』を書き、受賞したとの事。また、受賞コメントで、『ほかにもすごい方がいらっしゃるのに自分がいただいて申し訳ないような気持ち」と恐縮しつつも、「主人公と同じ中学生くらいの女の子に読んでほしい」と喜びを語った事で何と謙虚な方と思いました。自分に参考にするため、受賞作の内容と選考委員の評をネット検索から抜粋します。内容は、『周囲からは浮いているが本人は至って元気で明るいという「あみ子」が主人公。母の死産をきっかけに家族は崩壊しますが、あみ子の中学卒業を前に再生の兆しを得るという物語』だそうです。

 選考委員の荒川洋治さんの選評は、「暗示的な作り方をしている小説。他の三作は直接的な表現をしていたが、本作にはふくよかさ、彩りが感じられた。少女のリアリティーや心の変化を描き出し、心理小説として優れている」と。
 選考委員の小川洋子さんは「主人公の存在感が圧倒的だった。悲惨な自分の状況に決して酔っていないし、客観的な視点で心の深い一点を描き出した。かなりの技量を感じた。主人公に愛着を感じ、気持ちよく受賞作に推せた」と絶賛した由。
 選考委員の三浦しをんさんは「突出して良かった。非常にユーモアもある作品でした」と評したとの事。

 これらの選評を読んで、『カメレオン人生』にも主人公の心理をもっと深く書くべきと考えましたので、じっくり補作します。

                                             <了>